J2 第11節 ザスパ群馬vsヴァンフォーレ甲府

他にやることが色々あって、いつの間にか10節まで配信が終了していました。
なので、11節から見ていくことになってしまいました。
その間に現実では既に大槻監督が解任されたりとかしています。
なので、ちょっとそのあたりが分かっている状態で試合を見ることになるので
試合当時のような見方はちょっと出来ないかもしれません。

結果は4-1で敗戦。
ちょっと4~10節の試合の内容があんまりよくわからないため
文脈なしでの見方になってしまいますが、まぁそうなるよなとは思いました。
本当にチーム状態があんまり良くなかったんですね。

・前半
開始早々、一番気を付けなければいけない選手に決められます。
確かにウタカは凄い選手ではありますが、そもそもやることやれてないよねって思いました。
甲府が右サイドでボールを保持して、ザスパのエリア内には3枚侵入しています。
ここで、ジェスチャーを見ると、大畑がウタカのマークを支持して三平にマーク。
恐らく、受け渡されたのは城和だと思うんですが、全然マークつけてないんですよね。
目の前のスペースが気になったのかもしれませんが、そこは中塩で埋められたと思いますし。
ウタカに厳しく付いたから他の選手が浮いて決められた、のではなく
一番チェックすべきウタカに付かずに決められた、というのがやられ方と良くないですよね。
別にウタカも瞬間的な動きで外して、とか特別なことをしているわけではありませんでした。
10節まで同じことしてたかはわかりませんが、これやってたら失点減らないよなぁと。
2失点目も気を付けたいウタカが起点です。
きっかけはハイプレスで奪われてからのショートカウンターにはなるんですが
まぁまだ奪われるのは想定の範囲内とします(全然良くないけど)。
トランジションでウタカがフリーなのも最悪仕方ないとします(これも良くないけど)。
で、ウタカがボールもって前進するわけですが、DF3人の対応は良くないです。
ウタカがボールもってて、左にアダイウトンがいて、ザスパは3枚だから一応数的優位なわけです。
恐らくあの時の対応として一般的なのは、中切って外に行かせることだと思うんですが
中塩はもう一発で中入られてるし、城和も簡単に中入られています。
慌てて大畑がフォローいけばアダイウトンがフリーでゴールと。
確かにウタカは凄いFWではありますけど、やることやって吹っ飛ばされたとかじゃないわけです。
櫛引のセーブ力考えれば、外に出せば角度ないところは決めるのは難しいです。
外に追い出したけど、櫛引がニアぶち抜かれるスーパーゴール決めれたなら諦めもつきます。
この辺りが出来ないと枚数揃えた気持ち守備でしか守れないのかなと思いました。
ほぼ毎試合失点している理由もわかるなと思った2失点でした。
あともうビルドアップに関しては、去年から同じですね。問題も同じ。
引き込んでひっくり返したいけど、ひっくり返し方が再現できないままです。
再現出来ないのか、そういう仕組みが仕込まれてないのかわかりませんが。
結局、引き込むけどひっくり返せないので、気持ちよくカウンターさせているだけっていう。
途中から前進してチャンス作れる時間もありましたが、甲府がプレスのライン引いただけでした。
何かやり方を変えて攻略したわけじゃないと思うんですよね。
ただ、バイタルまで運べた時の崩しに関しては、去年より良くなっていると思います。
バリエーションもありますし、決まっててもおかしくないシーンもありました。
去年の後半戦とかは、本当に流れの中での得点が期待出来なくて
相手エリア付近での手詰まり感が凄かったんですが、今年はいいですね。
DFとGKの間のスペースを狙う選手が何人も見えたので、これはいいと思いました。
運べさえすれば、そのうちゴールは決まると思いますが、運ぶ手段が・・・
3失点目に関しては、あそこから隅に決まったらもうお手上げだとは思いますが
セットプレーの失点の多さは大きな問題だと思います。
ボールの落下点に入っていた平松がサイズあるのに触れないのも問題ですね。
去年からCKのゾーン守備あやしい感じはありましたが、もうマンマークのほうがいいんじゃないかなって。
マンマークのほうが役割がハッキリするからわかりやすいと思うんですよね。
いうてCKの競り合いにそこまで個の力の差はないと思いますし。

久しぶりの試合視聴だったんですが、正直ここまで良くないんだ・・・と。

・後半
平松→佐川のテンプレ交代で後半スタートです。
ザスパはやり方は大きく変えてなさそうですが、プレスは高くなりました。
ただ、アタッカーの3枚がいくだけでボランチはついていかないので機能せず。
10節まではどうだったかわかりませんが、このあたりも悪い意味で変わらないですね。
甲府陣内に攻め入ることはできますが、決めきれずにいるとミスから4失点目。
このミスもしちゃいけないミスだし、中塩も最後フルスプリントしてた?と。
まぁ3-0なのもあるけど、今の順位でこの点差でそういうメンタルだともう仕方ないのかなぁ。
最後4-4-2にしましたが、それによって何か生まれた感じもありませんでした。
結局相手のボランチを抑えないと高い位置で奪えないんですが、その仕組みは見えなかったかなぁ。


久しぶりに見た試合でこの結果でしたが、ある意味驚きはなかったです。
監督が解任されているのも知っているし、徳島戦しか勝ってないのも知っていますし。
こういう感じだから勝てないし解任という流れになったんだなと。
個人的な希望としては、やっぱりもうボール保持のビルドアップはやめるべきじゃないかなと。
やめるべきというか、ベースにするべきではないと思います。
戦力が揃っている町田ですら、失点を避けることを最優先にしたビルドアップをしているわけです。
ビルドアップっていうかロングボールですけど。
それを戦力の劣る群馬がリスクを背負ってビルドアップして、じゃあそのリターンが得られていますか?と。
幸い、佐川とか平松とかサイズのあるFWはいるわけですから、それを生かした攻撃のほうが相手は嫌だと思うんですよね。
中盤とかすっ飛ばして佐川対〇〇を押し付けられるわけですから。
あと中塩の3バックの左はちょっと厳しいかもしれません。
空中戦の頼りなさはあるかもしれないですが、まだ中央のほうがいいかも。
結局WBの裏のスペースでアスリート能力勝負になると厳しいです。
左利きっていうメリットは確かにあるんですけどねぇ。
今の現状を考えると、守備を固めて安定させるほうが先決じゃないかなと思いました。

しかし、これ毎試合しっかり見てた人は辛いと思います。
特に真剣に応援にしている人ほど・・・。
自分のスタンスでも結構メンタルにきているので。
ただ、感情的にネガティブ発言をばらまいても良いことはありません。
冷静に、何が問題点でどういう解決策があるか等を考えていきたいと思います。

なんとか今年も残留力を発揮して残ってほしいですね。

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