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ARCHICADでつくったモデルをVRChatのワールドとしてアップロード

こんにちは!

ぷもんです。


・今回やること

今回はARCHICADでつくった下の画像のモデルをVRChatのワールドとしてアップロードします。

1キャプチャ


まずはVRChatのワールドづくりに必要なものを揃えます。

・Unity

VRChatに対応しているUnityのバージョンを使う必要があります。
こちらのサイト↓によるとUnity 2017.4.28f1が必要です。

Unityの公式サイトからUnity 2017.4.28f1をダウンロードします。

アセット 1

クリックしてダウンロード完了までしばらく待ちます。


・VRChat SDK

続いてVRChat SDKをダウンロードします。
VRChat SDKはワールドやアバターの制作、アップロードに必要となります。

VRChatの公式サイトへ行くとログイン画面に行きます。
アカウントを持っている方は入力、持っていない方は新規登録する必要があります。

アセット 2

入ると下のような画面が出ます。
画面左のダウンロードをクリックすると中央の画面が切り替わります。
画面中央のDownload VRChat SDKをクリックしてダウンロードします。

アセット 13

あとで使うときにどこに保存してあるかわかっていないと困るのでダウンロード先を覚えておいてください。


・Trustシステム

VRChatにはTrustシステムというものがあります。
信用度の指標のようなもので
Visitor(白)→New User(青)→User(緑)→Known User(橙)→Trusted User(紫)
があります。
VRChatのメニュー画面から自分のトラストがどれくらいなのかがわかります。

画像14

アバターはNew Userからアップロード可能、ワールドはUser(緑)からパブリック化可能などの制限があるようなので低い人は上げとくほうが良いです。


いろんなワールド行ってVRChat内で過ごしたり、フレンド増やしたりなどでトラストを上げることができます。個人的な感覚では長い時間プレイするだけではなかなか上がらず、フレンドが増えたらすぐに上がった印象でした。

下のようにハッシュタグをつけてツイートするとVRChatユーザーが広めてくれてフレンド増えやすいです。(VRChatやってる人は良いひと多い!)

(New User(青)でもワールドアップロードが可能になっていました。パブリック化しないならNew User(青)でもできるのかもしれません。しらんけど)


・ARCHICADからワールドにしたいモデルを出力

ARCHICADから今回ワールドにするモデルを出力しておきます。

ワールドにしたいARCHICADのデータを開きファイル→名前を付けて保存を選択します。

アセット 14

ファイル形式がColledaファイルになっていることを確認して出力します。

アセット 15




以上で必要なものは揃いました。ここからはワールドづくりです。

・新規のUnityプロジェクト作成

先程ダウンロードしたUnity 2017.4.28f1を開くと下のような画面↓が出ます。

アセット 4

画面右上のNewをクリックすると下のような画面↓に切り替わります。
プロジェクトの名前とどこに保存するか決めてCreate projectをクリックします

アセット 5

下の画面↓が開けたらOKです。

アセット 6


・VRChat SDKをインポート

先ほどダウンロードしたVRChat SDKをこのプロジェクトで使えるようにインポートします。

Assets → Import Package → Custom Package で先ほどダウンロードしたVRChat SDKを選択します。

アセット 7

下の画面↓のように小さなウィンドウが出てくるのでImportをクリックします。

アセット 8

インポートが完了すると画面左下のassetsにPlugins、VRCSDKが追加されます。

アセット 9


・VRCWorldをHierarchyへ

VRCWorldはVRChat用のワールドとして認識するのに必要なものです。
画面下のAssets → VRCSDK → Prefabs → World → VRCWorldから
画面左上のHierarchyへドラッグします。

アセット 10


・ARCHICADのモデルをHierarchyへ

ここでワールドにしたいARCHICADのモデルを追加します。
Assetsを右クリックしてImport New Asset...をクリックして先程ARCHICADから出力したモデルを選びます。

アセット 11

画面下のAssetsに追加されたモデルを
画面左上のHierarchyへドラッグします。

アセット 12

このまま、ワールド化すると一生落ち続けたのでplanをつくります。
(ARCHICADのデータだけでは透過してしまう...?)

Hierarchy上で右クリック→3DObject→Planeをクリックします。
つくったPlaneを選択してposetionのyの値をモデルと同じにしたり
scaleを変えてモデル全体が入るようにしたり調整します。

アセット 16


・VRChatへPC版のワールドをアップロード

いよいよワールドをアップロードします。

VRCSDK→Show Control Panelをクリック。

アセット 17

新しいウインドウが出てくるのでVRChatのユーザー名とパスワードを入力します。

アセット 18

ここでトラスト設定をクリアしていないと下の画像のようにNot yet allowe...と表示されます。もっとVRChatで遊びましょう。

アセット 19

Allowed to publish worldsならOKです。

アセット 20

その後、Builderタブに移ってSetup Layers for VRChatをクリック→Do it!

アセット 21

Set Collision Matrixをクリック→Do it!

アセット 22

Build&Publishをクリックします。

アセット 23

画面真ん中のGameタブが切り替わるので
ワールド名→下の英文にチェックをいれる→Uploadをクリックします。

アセット 24

しばらくすると、Content Successfully Uploaded!が表示されアップロード成功です。

キャプチャ29

しかし、このままではPC版でしかワールドに入れません。
ぼくはOculus Questで入りたいのです。
(PCから見るならARCHICADでみているのと変わらない...。)


・VRChatへQuest版のワールドをアップロード

Quest版のワールドでUploadするためにBuild SettingをAndroidに変更します。

File→Build Settingをクリック。

アセット 25

Androidを選択してSwitch Platformをクリック。

アセット 26

画面上をみてみるとAndroidに変わりました。

アセット 27

この状態でもう一度アップロードするとQuest版のワールドでUploadできます。PC版でもやっていると両方から行けるワールドになります。

Quest版のワールドはデータの制限があったりします。
僕のデータは軽かったので行けましたが作り込んだものだと軽量化しないといけないかもしれません。


・つくったワールドはどこにある?

つくったワールドはメニューからWorldをひらき

画像30

下にスクロールしたMineの項目の中にあります。

画像31



アップロードしたワールドを歩いてみた様子がこちらです。

動画なので伝わりにくいですがVR空間で自分が設計した建物を歩けるのはすごく興奮しました。ARCHICADのデータとVR機器がある人はすぐに試してみることができます。


・テクスチャがついていない
・壁をすり抜ける
・二階へ上がれない

など課題点もあるのでもっとクオリティーの高い物を作れるように精進します。



参考にしたサイトはこちら↓

VRChatで使うUnityのバージョンについて↓

Unity 2017.4.28f1をダウンロードするUnity公式サイト↓

VRChat SDKダウンロードのためのログイン画面↓

Trustシステムについて↓

VRChat最低限でワールド作成↓



最後まで読んでいただきありがとうございました。

ぷもんでした!

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