引きこもり洋ドラオタがコロナ陽性になった話


ごあいさつ

こんにちは初めまして。
コロナの感染者数、日に日に増えていてすごいことになっていますね。
ニュースを見ながら、まぁ、私は基本的に家にいるしなぁ…なんて思っていた引きこもりの私ですが、なんと昨年末コロナにかかりまして。
自分でもびっくりしたのですが、少しでも今後同じようにコロナにかかってしまった方のご参考になればなと思いnoteを書かせていただくことにしました。
読みにくかったらすみません、お得意の想像力でカバーしていただけますと幸いです。
以下時系列で書いていきますね。



ホテル療養に至るまで

▷1日目
年末のある日、突然バイト先の店長から電話がかかってきました。
「体調どないですか?」
………体調どないですか?、いや、いつも通りですけど……と思いつつ店長の話を聞くと、
「うちの店でコロナ陽性者が出ました。それで、そうごさんも濃厚接触者です。PCR検査を受けてくれますか?もちろん店から申し込みますが、同意が必要なので……。」
どうやら前日、前々日と私と同じシフトで働いていた同僚が体調不良でPCR検査をし、陽性が発覚したようです。
確かにあの人、鼻声だったし咳もしてたなぁ……などと思いつつ、その同僚とは勤務中数分程度しか近くにいなかった上に、私は熱もなければ咳もまったくなかったので、無料で検査してもらえるならラッキーかな……くらいに思い、特に抵抗なく検査を希望しました。

ちなみにこの時点で既ににおいがわかりにくく、今思えばコロナの症状だったことがわかるのですが、大体普段からバイトの翌日は鼻喉の調子が悪くなるので(喫煙okのお店なので)、このときも鼻がつまってるからかな〜くらいに考えていました。
前日、前々日の二日間バイトへ行った他は、前の一週間たったの一歩も外に出ず自宅に引きこもって一人洋ドラ祭りを開催していたので、まさかほんの数時間程度のバイトのうちにコロナにかかるなんて。
手洗いにも自信があったので、本当に何があるかわかりません。
▷濃厚接触日を0日目としてカウントするので、この日が1日目になります。(ずれがあったため修正しました。すみません。)
【症状:鼻づまり+、嗅覚障害+、味覚障害+】

▷2日目

PCR検査を希望した翌日。
朝に保健所から電話があり、氏名や住所等の個人情報を始め、感染源と思われる職場以外に外出はしなかったか、何時間程度働いたか、通勤には何を利用したかなどいくつか質問を受けました。
また、現在検査ができる病院を探し、調整中ですとのこと。
コロナ疑いなので病院への往復に公共交通機関が使えないこともあり、少し時間がかかったようです。
夕方頃に再び保健所から電話があり、近所の個人病院で検査が受けられることになったと言われました。
その後、ご紹介いただいた個人病院と直接電話で時間帯などを調整し、翌日の午前中に検査を受けることに。
その際検査時の諸注意などを聞きました。
【症状:嗅覚障害+、味覚障害+】

▷3日目
約束の時間に病院へ到着。
前日に指示があった通り、人気のない少し離れたところから病院へ電話をし、「着きました。」と報告。
すぐにガウンやマスク、手袋などの感染対策をした看護師さんが出てきてくださり、病院の外で検査をしてもらいました。(一応門の内側ではあったので、通りなどからは死角になるよう配慮はされていました。)
夏に高熱が出た際には鼻からPCR検査を受けたのですが、それがもう本当の本当の本当に痛くて軽くトラウマになっていたので内心生きた心地がしませんでした。
しかし今回は唾液から検査ができるとのことだったので、スワブ(綿棒のようなもの)に唾液を吸収させて検体を作り、看護師さんにお渡ししました。
検査は至ってシンプル。
ちなみに濃厚接触者なので検査自体の費用は無料でしたが、初診料として2000円程度は必要でした。
結果は翌日以降に電話報告しますとのことで、この日も直帰し洋ドラ三昧でした。
グッドオーメンズは良いぞ!!!!!
【症状:嗅覚障害+、味覚障害+】

▷4日目
夕方頃に病院から電話があり、「残念ですが陽性でした。保健所からまた今後について電話があると思います。家から出ないようにして、お大事にしてくださいね。」と言われました。
その後保健所から電話があり、熱などなく軽症のため、ホテル療養に移る旨を説明されました。
ホテルが決定するまでに2.3日かかるということ、それまでに準備しておくものや、ホテルにあるものなどを説明してくださったのでとても助かりました。
持ち物に関しては後半で述べます。
この頃から本格的に味がわからなくなり気持ちがいよいよ落ち込み始めました。
【症状:嗅覚障害++、味覚障害++】

▷5日目
保健所から電話があり、保健所の医師に診察をしてもらわなくてはならないこと、実家暮らしであるため濃厚接触者である両親も検査を行わなくてはならないことなどを説明され、その日のうちに両親と車で保健所へ。
車に乗った状態で窓を開けて、検温、酸素飽和度測定、喉の診察などをしてもらいました。
両親も車に乗ったまま唾液検査をして帰宅。
その日の夕方に保健所から電話があり、翌日から私はホテルへ移ることになりました。
そしてこの日の晩頃に嗅覚障害、味覚障害の悪化を自覚し、このまま戻らなかったらどうしようと不安になりました。
大好物のビターチョコとみかんは辛うじて味がわかったのでここぞとばかりに食べました。おいしかったです。
【症状:嗅覚障害+++、味覚障害+++】

▷6日目
昼頃保健所から両親宛に電話があり、二人ともの結果が陰性であったと知らされました。
スーパーハッピーポジティブ夫婦である父と母は「奇跡や!!」と喜んでいましたが、それでも濃厚接触者のため、私が家を出た日を0日とし、そこから14日間は自宅待機が必要となるので、年末年始に本当に申し訳ないなぁ……と娘はしょんぼりしました。

昼過ぎに保健所へ。
そこから感染者用のバスに乗り、ホテルへ移動しました。
バスの窓は開けられた状態なので寒い寒い。
1時間弱震えながら静かに乗っていました。
運転手さん側と私たちとの間には仕切りが作られており、車内のあちこちがビニール袋で保護されていました。接触感染予防ですね。
私の他には2名の方が乗車されていました。
広い車内に数名だけなので、大荷物でも問題ありませんでした。(装備:キャリー、ボストンバッグ、リュック)

そしてホテルへ到着。
一棟まるまるコロナ療養施設となっていたので、感染者とスタッフは一切接触することがないよう徹底されていました。スタッフさんとお話しするときはガラス戸越しです。
療養中のしおりとルームキーをもらい、いざ部屋へ。
1週間の療養生活が始まりました。
【症状:嗅覚障害+++、味覚障害+++】



持ち物について

さて、入所までを前半として一区切りさせていただきますが、最後に持ち物について書いておきたいと思います。

保健所から指示された持ち物
・衣類、下着類
・洗濯用洗剤(洗面所で手洗いになるので)
・タオル
・歯ブラシ、歯磨き粉
・シャンプー、リンス、ボディーソープ類
・スリッパ
・ハンガー
・携帯、充電器類
・(女性は生理用品)
・普段服用している薬
・筆記用具
・保険証

シャンプー類に関しては、「ホテルにあると思いますが、肌に合わない場合もあるので持参をお勧めします。」とご丁寧に教えてくださったので持参しました。
私はホテルのシャンプー類でも抵抗なく使えるタイプの人間なのですが、嗅覚が鈍くなっていたので普段使っているシャンプーを持参することで、どの程度香りがわかるかを確認する手段にもなり、結果お勧めしていただいた通り持っていって良かったなぁと思いました。

ホテルにあったもの
・バスタオル×1
・フェイスタオル×1
・バスマット×1
・歯ブラシ、歯磨き粉×各1
・シャンパー、リンス、ボディーソープ×各1
・ハンドソープ兼洗顔ソープ×1
・ドライヤー×1
・ハンガー×2くらい
・消臭除菌スプレー×1
・体温計×1
・湯沸かし器×1
・使い捨てマスク×1
・ペン×1
・メモ
⭐︎紙コップ
⭐︎インスタントの緑茶、コーヒー、紅茶、ミルク
⭐︎使い捨てマドラー
⭐︎ティッシュ
⭐︎トイレットペーパー
⭐︎使い捨てスリッパ
⭐︎ゴミ袋
(⭐︎は必要時追加でもらえますが、その他はシーツやタオル類含めて滞在期間交換や追加はありませんでした。)

ホテルにタオル類が各一枚ずつ用意されていたので、持参したタオルは1週間でバスタオル1枚、フェイスタオル3枚の使用で済みました。
お風呂あがりに洗面台で洗剤で洗って室内に干しておけば翌日にはからっと乾きましたし、部屋の乾燥予防にも効果的でした。
ホテル療養の場合はタオル類1セットは置いてあることが多いのかも……?

個人的に持参したもの
・Fire TV Stick(優勝!!QOL爆上がりです!!)
・延長コード(↑を繋ぐために不可欠でした!正解!)
・ipad(デカすぎるテレビ画面に疲れたときに良かった)
・イヤホンマイク(通話するときに便利でした)
・本(気分転換の気分転換用)
・ピンチハンガー(洗濯物の渇き具合が違う!)
・保湿剤(カッサカサになるので大事です)
・ケア用品(リップ、目薬、基礎化粧品など)
・ほっとアイマスク(言わずもがな最高)
・濡れマスク(ホテルは空気が乾燥しがちなので)
・使い捨てマスク(ホテルからの支給は初日に1枚のみ)
・ウェットティッシュ(掃除に使えたり何かと便利)
・パーカーのようなもの(お弁当取りに行くとき必須)
・タンブラー(水分不足しがちなのでオススメ)
・インスタントスープ類(毎食お弁当冷たいので……)
・野菜ジュース(家以上にビタミンとれました!)
・チョコラBBドリンク(肌荒れ予防に飲むと気持ち安心)
・みかん、バナナ(味わからずともみかんは美味しい)
・チョコ(チョコホリックなので)
・インスタントコーヒー、紅茶類(QOL上がります)
・化粧品(たまにすると自分のテンションが上がる)

私は幸いにも味覚や嗅覚の障害のみで熱がなかったので、身体的にはかなり穏やかに療養生活を過ごすことができました。
となるとその間やはりつらいのは"退屈"であること。
私は元々洋ドラ沼にいるので基本的にドラマを観て養分を補っていましたが、普段特にドラマや映画を観ない方にもFire TV Stick (あるいはスマホなどでも同様の視聴ができる環境)はめちゃくちゃおすすめです…!
テレビをつけると嫌でもコロナ関連のニュースが目に入り鬱々とした気持ちになってしまうし、かといってテレビを消して無音状態で1週間は本当につらい……。
アニメでもなんでも、BGM代わりや流し見程度で良いので、気を逸らす何かがあるのは本当に大切だなと強く感じました。
また、期間中友人らが通話の相手をしてくれて、自分以外の誰かと話ができることでとても元気付けられました。その節は本当にありがとう!
ホテル入所だと大体はwi-fiが使えるようなので、うまく利用すれば気分転換はしやすいかもしれませんね!
そういえば以前病院に入院したときはwi-fi環境がなくて暇過ぎて体調不良にばかり意識が向いてしまいつらかったです。
なんにせよ気分転換は本当に大事!!


ホテル療養中のことについては、次の記事にまとめたいと思います。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?