閑話休題⑩「サボテンのIQと選挙の話」

期日前投票に行ってきた。三次市議会選挙も後半。毎日色んなウグイスの声が鳴り響く今日この頃。三次市民の皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

僕は思うところがあって、今回の選挙は特に誰のお手伝いもやっていない。立候補者の中に応援している人は何人かいるけど、全員に投票する訳にはいかないのが選挙の難しいところだ。

今回は、将来息子が選挙に行かない人間にならない様に、息子のために文章を残しておきたい。今の日本では18歳から選挙権があるけど、息子の成長した時にはもっと選挙権の与えられる年齢が下がっている可能性もあるから、出来るだけ分かりやすく、年齢的にオナニー中毒になっているであろう息子のため、射精後のIQでも理解出来るぐらいで書けたらいいな。

ちなみに、先日一緒に飲んだ後輩のKが教えてくれた豆知識だが、男の射精後のIQは2程度で、これはサボテンのIQと同じぐらいらしい。サボテンのIQって。どうやって計測したんだ。

選挙ってのは、分かりやすく言うと、その町に与えられた税金の使い方を決める人を選ぶものだ。三次市の昨年度の一般的な予算が約337億円。すごい額だ。なかなかいい風俗店に約135万回行ける。

でも、例えばこの337億円を、エロいこと大好きな町の代表者が一年で135万回風俗で使ってしまったら困るよね?町の人たちは水道も使えない。ネットも使えない。病院も閉鎖される。道路だって草だらけになっても誰も刈ってくれない。そんな町には住みたくない。

だから少しでも自分たちの暮らしが良くなるために貴重な税金を使って欲しいよね?その使い方を決める人を選ぶこと。それが選挙だ。

そして、選挙で選ばれた人たちは、自分に票を入れてくれた人たちのためにお金の使い道を決める。これが一番選挙に行かなければいけない理由だ。

選挙に立候補した人たちは、みんな誰かの代表として立候補している。同じ町の中でも地区が違えば、その地区ごとに必要なお金の使い方は違う。

年齢が違っても必要なお金の使い方は違う。

お年寄りの人たちは、働けなくなったり病気にかかりやすくなった自分たちのためにお金を使ってくれる人を選ぶ。

若い人たちは、これから子どもを育てたり、自分の家を建てたりする時に必要なお金を使ってくれる人を選ぶ。

みんなそれぞれ立場が違う、自分たちのためにお金を使ってくれる人を選ぶ。それが選挙だ。

ところが選挙に行かない人たちっていうのは、結構な割合でいる。「自分には関係ない。誰が代表になったって自分の生活には関わりがない。」

そう思っている人たちが一番損をする。何故なら、選挙に行った人、行かなかった人の年代別の割合は公表される。

つまり、お年寄りばっかりが投票率が高く、若い人たちが投票率が低いってことは、選挙で代表になった人にとっては、「あ、若い人たちは、税金を自分たちに使って欲しくないんだ」ってことになってしまう。

選挙に行かなかったことが、そんな風に受け取られて、自分たちのために税金が使われなくなってしまう。一番働いて税金を納めている若い人たちなのに、その使い道を自分で捨ててしまっている。

それが一番損なことに気がついていない人たちが多すぎる。これは三次市だけじゃない。広島県だけじゃない。日本全体で気がついていない。

学校では何故かこのことは教えてくれない。教えると何か都合が悪いことがあるのかもしれない。だから将来選挙に行かないかもしれない息子よ。頼むから選挙に行ってください。誰でもない。自分のために。

自分が一番信頼出来る人に投票するのが一番いいけど、君は将来都会にいて、立候補者に知り合いがいないかもしれない。入れる人は誰でもいい。地元の人でも、自分が一番顔がタイプな人でも、なんなら白紙で投票してもいい。

一番大事なのは、どの年代の人が一番多く投票したってことだから。どんな団体の代表者だって、一番投票率の高い年代の人を無視したお金の使い方をすることは出来ないから。

そんな息子のために今回の投稿を残しておきたい。

昨日初めてゆで卵の殻を剥いてくれた、君に捧げる文章だ。頼むから、選挙に行ってくれ!

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