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#39 三保活で振り返る2023エスパルス③
※ここに書かれている事は、海月の妄想が多く含まれています。
ご注意ください。
まずは、秋葉監督契約更新!
秋葉監督の更新で、どこかの有料noteが燃えてましたが、
海月の三保活noteは、通信料のみの実質無料でお届けします。
その分、妄想モリモリです。
( ゚Д゚)信じないでね!!
エスパルスの未来について
新人選手の育成について
育成ガーという記事を見たので、まずは新人選手達の育成についてお話していこうと思います。
そもそも大前提として、大卒だろうと高卒だろうと関係なく最初はプロのスピードについていけません。アクション、思考力、判断力、その他、全ての要素でプロの方が圧倒的に早いです。
新人選手達は、まずプロの早さに慣れていく必要があります。
例えば、既に試合でも活躍した高木践君も、当初はパススピードや寄せが遅く、竹内先輩にめちゃくちゃ怒られてました。
(竹内の喝も久しぶりに見ました)
怪我もあり、しばらく練習でも見れませんでしたが、シーズン終盤での練習参加では、だいぶ慣れてきたように見えます。
早さに慣れてきたら、今度は苦手を減らす工程に入ります。
例えば、聖七などは逆足のシュートが苦手でした。
一時期はポスト乾を期待されていた聖七でも、逆足シュートの苦手克服がされるまでは、なかなかベンチ入りも出来なかったです。
また二刀流の森重君は、あの高身長にも関わらず、ヘディングが苦手。
加入当初はFWとして練習していたのですが、祐治や皇帝にマークされると空中戦でボールにすら触らせてもらえないという状況でした。
それがだんだん、頭にボールを当てられるようになり、秋にはボールを枠に飛ばせるようになっていきました。
もう少しで一皮むけるかな?ってくらいで怪我をしてしまった事が残念ですが、成長が見れて非常に楽しいです。
今年の新人選手達は、ここで苦戦している人が多い気がします。
唯一聖七が、苦手を克服し試合メンバーに一番近づいたと思いますが、出場機会を重視して相模原へ移籍してしまいました。
そのため、今年の新人達の出場は非常に限定的になってしまいました。
(監物や落合は怪我等でほとんど別メニューでした)
ちなみに、一番成長したのは、阿部君だと思います。
身体もどんどん大きくなるし、初めの頃はポロポロ落としていたキャッチングもだいぶ安定しました。
言葉にすると大したことないように思いますが、本当に成長速度が早くて、見に行く度に出来る事が増えていった鈴木唯人くらいの成長速度だったと思っています。
択生さんが契約満了となり、来季のGK編成がまだ分かりませんが、どこでもいいので、通年で試合に出て欲しいと思っています。
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個別トレーニング
上記でお話したような個人スキルについては、全体練習後に用意されている個人練習時間に磨いていく事になります。
練習メニューなどは、コーチなどに聞きながら自分で考えるのですが、どうしても練習相手が必要です。そんな時に若手の練習相手になってあげていたのは、先輩選手達でした。
権田さんが阿部君にハイボール処理の仕方を教えたり
択生さんが透吾にキャッチングを教えたり
透吾が森重のヘディング練習の為のロングボールを蹴ったり
皇帝が監物とパス練習したり
ニシケンが右サイドバックの練習をしていた菊地君にパス出ししたり
挙げ始めたらキリがありません。
ゴリが乾にヘディングの秘訣を聞いた時に、乾の回答が「気持ち!」だった事を除いて、先輩選手達の指導は若手選手にいい影響があったと思います。
(※乾さんもヘディング以外はちゃんと指導してました。)
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コミュニケーション
少し話を変えまして、選手間のコミュニケーションの話です。
秋葉監督になってから選手間のコミュニケーションが非常に増えたように思います。
練習中でも、うまく行かない事があると、まずは選手同士で話し合いをさせていました。あまりに解答が出ない場合は、秋葉監督が指導していましたが、基本的に解決案は選手で作っています。
コミュニケーションが取れるようになった事が一番いい事だと思いますが、個人的に一番変わったなと思うのが、伝え方の部分です。
今までは、
「ボールを受けれる位置にいてくれ。」
と、伝えていた所が、
最近では、
「あと2歩後ろに下がってくれれば、パス出せるから、2歩下がって。」
と、伝えています。
これで情報の齟齬は減るし、選手間の相互理解もますます深まるでしょう。
こういう部分から改善していく事はとても大切で、個人的には本当に大きな変化だと思っています。
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理不尽ユニット
では、少し未来の話に戻っていきましょう。
水戸戦も東京V戦も、あと1点取れていれば、今年の結末は大きく変わっていました。
「超攻撃的」と言いながら、得点力に泣いた事は正直いただけません。
来年は更に攻撃力を増さなければならないのですが、そう簡単ではない事も事実です。
もちろん地道に攻撃を整備していくしかないのですが、特効薬的な解決法も存在します。
それは、FW2人の関係性だけで相手の守備陣を破壊する事です。
そう、かつてのドウグラス&航也のような理不尽ユニットの構築です。
そんなものそう簡単に出来ないでしょと思いますが、2023エスパルスにも理不尽ユニットになる可能性があるコンビがいました。
1組目が、(もう2人ともいませんが)レレ&成岡のユニットです。
リカルド時代ですが、キャンプ前はこのコンビが猛威をふるっていました。
個人的には乾がいなくても大丈夫とまで思ったコンビです。
ですが、成岡君がプレシーズンのダービーで負傷、そして復帰してすぐの川崎戦でまた負傷、そして成岡君が復帰する前にレレが移籍する事になり、結局幻に終わってしまいました。
レレは完全移籍ですし、おそらくこのコンビが再結成する事は難しいでしょう。しかし、もう1組、理不尽ユニットになる可能性がある選手達がいます。
ゴリ&セフン with 西澤です。
西澤のクロスに、ゴリとセフンが飛び込んでいく空中戦特化型ユニット。
ゴリとセフンの関係性もよく、なによりこの2人の空中戦は迫力満点です。
困った時は放り込みや!
引きこもってくる相手でも空中戦で理不尽に殴れるぞ!
絶対、終盤のエスパルスの鍵になる!
なんて思っていたのですが、こちらもゴリが再度負傷してしまい、2023では見る事が出来ませんでした。
こちらは、怪我が治ればまた見れる(はず)なので、来年に期待したいと思います。
このように、実は戦術乾以外にもいくつかのオプションが存在していました。それが怪我で見れなくなった事は残念でなりません。
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戦術乾と清水
最後に戦術乾について考えてみたいと思います。
ここからは、完全に海月の妄想です。
色々な識者の方が、戦術乾の悪い点を挙げており、
「乾がいなければ機能しない。」
「J1では無理。」
などと、厳しい言葉が並んでいます。
正直、私自身も、2023エスパルスがJ1にふさわしいかと聞かれたら、100%のYESとは言えないかもしれません。
しかし、2024エスパルスも戦術乾で行くべきだと思っています。
理由は単純で、清水の大半の人が、乾のような選手が好きだからです。
圧倒的な技術で相手を翻弄し、決定的な仕事をする、サッカーを心から楽しみ、サッカーからも愛さる、ファンタジスタと呼ばれる存在。
生粋のファンタジスタ・清水商業の小野伸二を見てきた清水の人達だからこそ、ファンタジスタの価値を理解し、その美しさを欲しているように思います。
サッカーにアスリート性が高まっている現代においては、ファンタジスタは淘汰される側であり、ファンタジスタ信仰は後退だと言う人もいるでしょう。
しかし、クラブチームのサッカーは、その地域の文化に合うものでなければなりません。どんなにサッカーとしての正しさがあっても文化に合わないサッカーは長続きしません。文化に合わせる事、これは勝利と同じくらい重要視すべき要素だと思っています。
なので私は、2024年も戦術乾を継続し、現代でも通用するようブラッシュアップして欲しいと願うのです。
もちろん、問題点は山ほどあるでしょう。
ただ、それでもチャレンジして欲しい。
戦術乾が、ここ数年探していた「清水のサッカー」の基礎になるかもしれないのですから。
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あとがき
最後は妄想爆発の回まで読んで頂きありがとうございました。
おそらくこれを読んだ方の中には、戦術乾のような個に頼るサッカーではなく、誰が出ても同じように戦えるチームを作って欲しいと考える人がいると思います。
私もそう思っていました。
しかし、これだけ様々なサッカー理論が言語化され共有された現代において、最終的に必要なのは、1対1で勝つ強い個です。
「集団で強い」ではなく、「強い個で組織された集団」を作っていくべきだと思うのです。
個が強くなればなる程、個への依存のように見えるでしょう。
そもそも、同種の交代要員を準備する事も難しいので、出る選手でチームが出来る事も変わると思います。
しかし、そういった変化に対応する力を各々の選手が付けられれば、たくさんの戦術○○を作れます。
そして、それを監督がまとめ上げて組織化していく。
ある程度、ゲームプランを定めて選手を当てはめていくより、かなり難しい道筋だと思いますが、(ほとんどの選手が残れば)それが可能な下地は作れたような気がしています。
そういう意味でも、2024年は、秋葉監督の真価が問われる年になります。
秋葉監督がどんな選択をして、どんなチームになっていくのか全くわかりませんが、その経過を楽しめたらいいなと思います。
Enjoy everything S-pulse !!
![](https://assets.st-note.com/img/1701920572492-XSfMsk49EY.jpg?width=1200)
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