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#38 三保活で振り返る2023エスパルス②

※ここに書かれている事は、海月の妄想が多く含まれています。
 ご注意ください。

三保活振り返りの第二回は、トレーニングの様子を全般的に触れていこうと思います。

( ゚Д゚)!!!
前回、第二回のテーマは監督だと言ったな?
あれは嘘だ。

嘘だ

トレーニングについて

スケジュール

トレーニングに関して一番キツイなと感じたのは、スケジュールです。

トレーニングスケジュールを組むにあたり、

・試合の翌日は基本OFF
・試合の2日前からはハードな練習は控える
 (コンディション調整の為)
・対戦相手対策(セットプレー含む)に2日は必要

上記、3項目の約束事があります。
これをもとにトレーニングスケジュールを並べると、

日曜日:試合
月曜日:OFF
火曜日:OFF
水曜日:OFF明けフィジカルトレーニング
木曜日:自由トレーニング
金曜日:対戦相手対策(フォーメーションチェック)
土曜日:対戦相手対策(セットプレー)
日曜日:試合

だいたいこんな感じ。
つまり秋葉監督が、チーム全体へ約束事(戦術)を落とし込む事ができる自由トレーニングは、1週間で1日だけです。
OFFを1日にしても、2日しかありません。

さらに言えば、シーズン序盤には水曜開催の試合が多くありました。
水曜開催がある週など

日曜日:試合
月曜日:対戦相手対策
火曜日:対戦相手対策
水曜日:試合
木曜日:OFF
金曜日:対戦相手対策
土曜日:対戦相手対策
日曜日:試合

こんな並びです。
こんなスケジュールですと、目の前の対戦相手対策をしているだけで精一杯です。
三保へ見に行くだけの海月ですらしんどいです。

監督の途中交代でチーム作りと言われても、本当に時間が取れなくて無理でしょって思いました。
結局まとまって時間が取れるのは、シーズン前のキャンプだけであり、逆にキャンプの大切さが良くわかりました。

ちなみに、こういう話をすると大抵、
「対戦相手対策の時にも仕込む時間あるでしょ?」
と言われますが、正直ありませんっ!

対戦相手対策の日には、ある程度スタメン組が固まっています。
控え組は、仮想対戦相手役をやるので、「エスパルスがやる事を仕込む事が出来るのは、スタメン組だけ。」となるのです。

そんなわけで、チーム全体に等しくトレーニングが可能なのは、自由トレーニング日のみとなってしまうのです。

ちなみに、この自由トレーニング日数ですが、秋葉監督就任後からざっくり数えて、シーズン中に19日間でした。4月~11月中旬まで指揮して、3週間も満たない日数しか、自由に使えないのです。

しかも、秋葉監督は前任のリカルドサッカーを全てぶち壊し、まっさらな所からのスタートを選びました。

ゼロからのスタートで、たいしてチーム作りの為の練習出来る日数もなく、最短で勝てるチームを作らなければならなかった。と考えると、秋葉監督は凄いな。と思うのです。

秋葉監督は戦術がないのか?

よくTwitterでは、秋葉監督は戦術がないと言われていますが、個人的にはやや否定派です。

その理由として前述した通り、
・最短で勝てるチーム作りをしなければならなかった点
・そもそも仕込む時間がなかった点
から、戦術の引き出しが多いのか少ないのか、判断出来る状況にないと思います。

実際、練習でも、3-1-4-2や3-4-3、4-3-3など、様々なシステムを試していました。しかし、そのシステムの練度を高める時間がないので、結局、試合には練度が高い4-4-2(戦術乾)で挑む。という選択をしているように見えました。

なので、秋葉監督を今年の試合内容だけで評価する事は、時期早々だというのが、私の考えです。

まだ髪がある頃

選手起用について

①でもチラッと書きましたが、試合のメンバーは基本的に練習で良いプレーをした選手から選ばれていました

しかも各選手は、得意なポジションでアピール出来る時間が設けられていました。(シーズン最終盤を除いて)選手達は平等な競争をしていたと思っています。

なので、試合に使われる選手、ベンチ入りした選手は、間違いなく練習でそのポジションを勝ち取った選手達です
もし、怪我もなくベンチ入り出来ない推しがいたとしても、出ている選手を落とすのではなく、成長して実力でポジションを勝ち取るよう応援してあげてください。
これを読んでくれた方々だけでも、これだけは覚えていって欲しいです。

練習公開について

さて、少し話は変わりますが、練習公開についてです。
たくさん公開してくれた事については、個人的には非常にありがたかったですし、これからも見せてくれ!!と心から願っていますが、正直な所、非公開を増やした方がいいと思います。

全てのトレーニングが公開されているという事は、対戦相手に情報が筒抜けになるという事です。
ぶっちゃけ対戦相手の監督が見に来ていた事もあるくらいです。

公開しているのですから、対戦相手が見に来る事は悪い事ではないのですが、エスパルスはそれによって失った勝ち点があると思います。

特にセットプレーは、絶対見せてはダメです。
本来、得点のチャンスになるセットプレーで得点出来ず、逆に絶対守りたい場面で失点しやすくなるなんて、完全にハンデ戦です。

例えば、ルヴァン浦和戦の前々日練習では、攻撃側のセットプレー練習が行われていました。
その日のセットプレー練習では井林選手が2得点し、セットプレーが得点源になりそうな雰囲気があったのです。

そして、迎えた浦和戦。
たまたま浦和ベンチ裏の席に座っていたのですが、エスパルスのセットプレーになる度に、浦和ベンチから「井林の位置確認しろ!」と指示が飛んでいたのです。

(; ・`д・´)これは完全に見られてますね!!

結局、ホーム浦和戦は1-1の引き分けで終わっています。
もし、非公開だったなら、井林のゴールで勝っていたかもしれません。

(´・ω・`)見れなくなる事は悲しいですが、それよりも勝って欲しいので、来年も、今くらいの非公開を続けて欲しいです。(少しは見たい)

ゲットゴール井林

②あとがき

ここからは完全に個人的な妄想なのですが、今の秋葉エスパルスが出来るまでにいくつかの段階があったように思います。

①あらゆる可能性から一番勝ちやすいチームを探す段階

②戦術乾を基本として、乾抜きのチーム作りも模索する段階

③乾抜きではうまく機能しないので、乾を90分使うチーム作りの段階

今、秋葉エスパルスは③の段階で、(まだ若干の微調整が必要ですが)ほぼ完成形に近い所まで来ていると思います。

それでも、J1へ届かなかったわけですが、
今年加入した秋葉監督が
あらゆる可能性を模索しつつ
勝率の一番高そうな戦術乾に絞って
シーズン中の期間で、完成形に近いチームを作った。

こう考えると、秋葉監督は十分な手腕を発揮してくれたと思っています。

(現体制や選手が全て継続する場合)
秋葉監督が選択しなければならないのは、
・現状の③のチーム作りを成熟させていく案
・②に戻って、違う道を探す案
この2択です。

どちらにしても、かなり難しい道のりになると思います。
でも、そこに清水のサッカーの未来があるのではないかとも思うのです。

さて次回(最終回)は、海月の妄想ベースでエスパルスの未来の話をしようと思っています。

(; ・`д・´)俺たちの冒険はこれからだ!

次回作にご期待ください

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