すばるくんへの思い
<はじめに>
こちらは元々ブログで公開していた文章です。
この度ブログからお引越しいたしました。
その当時書いたものにはなりますが、もしよかったら読んでいただければうれしいです。
<すばるくんへの思い・本文>
思いのままに今の気持ちを綴ってみようと思い、書き出してみたものの。今、改めて、気持ちを書こうと思っても、何から書けばいいのか……
そう思っているうちにタイミングを逃してしまい、今になってしまいました。
今にはなってしまったんですが、自分的ケジメみたいな気持ちで書いた文章です。
思いのままに書いたので、いつも以上の誤字脱字、乱文ご容赦ください。
さらにいつも以上の自分語りのある意味自己中な文章にもなっています。
また、『あのこと』にも触れています。
その点ご容赦いただける方のみお進みください。
まあ、いわば……ほんと自分語りです…………
先日、大好きな大好きな人が結婚しました。
思えば、出会いは2012年。
娘から勧められたアルバム特典のDVDの中の一曲。
赤いコードのマイクを握りしめて歌う彼をみて、テレビの前から一ミリも動けなくなった。
前にすばるくんがブルーハーツをみて動けなくなったっていってたけれど。
まさにそれ、そんな感じ。
カミナリに撃たれたようなショックで全身がビリビリした。鳥肌が立った。眼が全く離せない。
なに………………?
この子なんなん………………?
関ジャニ∞がアイドルだって言うのは知っていた。
娘が先にエイターだったので、ジャニ勉はずっと観ていたから。
いや、ジャニ勉の時はあんなふざけとったやん。。
彼の放つ一言が面白くて、大爆笑もした。
でも、それだけ。ほんま、ただの面白いアイドル(言い方ごめんなさい💦)と思っていたから。
頭の中が真っ白になって
曲終わり、娘に言いた自分の言葉にハッとなった。「なぁ、他にもないん?」
ほんま大変失礼な言い方をするんだけど。
昔からロックが好きで、若い頃はブルーハーツはじめ、そっち系の曲はたくさん聴いていた。でも実はアイドルって言うのが少し苦手だった。
同級生達がキャアキャア言っているのを横目にビートルズにハマりまくった時期もあった。
バカにしていた、というわけでもないけれど、ナメとった。アイドルを完全にナメとった……
今ではジャニーズの子達が陰でどれだけ努力をしているか、努力だけではままない何かに左右されることもあることや、ファンがどんな思いで好きなタレントを推しているかなどなど、わかったけれど。
その時までは完全にジャニーズは別世界のこととして違う次元のオタクを突き進んでいたから……
けれど、その日。
世界が変わった。
あのジャニ勉で、横山くん(実はその時点では横ちょがお目当てだったので😀)のそばで立ってる、ちっちゃい子。
その子が歌っている。
ものすごい目力で、
大きな口を開けて
マイクコードを巻き付けて、
なんていう歌声
なんていう存在感
なんていう迫力
なんていう……
なんていう……
アイドルやんな?
全然笑えへんやん
観客おるやんな?
観客には一瞥もくれず、彼はひたすら観客の向こう側の“何か“を睨みつけて歌っている。
…………歌っている?
彼の歌は……まるで彼の心の叫びのように聞こえた。
“渋谷すばる“という沼に落ちた瞬間だった。
それからいろんなことがあった。
いろんな番組、イベント、ライブもあった。
どんな時も、どんな曲もいつだってすばるくんが私の中で一番だった。
どんな時もかっこいい。
どんな時もかわいい。
時にはフェロモンをダダ漏れさせ、くそエロい。
ダンスは苦手で、ちょっとお下手なところも
そのくせ、すばるくんの一言で、メディアでもライブでも場の空気が一変するところも。
全部好き。
圧倒的存在感。
圧倒的センター。
大好きで、大好きで、大好きな人。
す担でいることも誇らしくもあった。
7人の中で笑っているすばるくんが大好きだった。
思い出せば、
好きになった頃のすばるくんはまだなんていうか不安定な要素を孕んでいて。
私より古参のエイターさんに聞くと、E×E魂より前はもっと不安定だった時期があったそうなんだけれど。(確かにE×E魂のすばるくんは病んでるよね・・)
そのころもまだ、テレビでもご機嫌斜めを隠さなかったり
嫌なゲストだともろに表情にだしたり、ほんとヒヤヒヤしながらテレビを観ていたものだった。
ライブでも、お手振り、ファンサなんて全くなく。
まあ、す担なんやし……しゃあないね……って思っていた。
すばるくんが元気で歌ってくれるだけでいい、それだけで尊い……
そう、ステージの上で歌う彼は、観客のもっと向こう側の“何か”を見つめて、歌い叫んでいた。
それがいつの頃からだろう。
はっきり私が意識し出したのはエイタメ?
何かが違っていた。
すばるくんの何かが、違っていた。
え?!手エ振ったよね?
それだけ衝撃的なことだった……
食わず嫌いで、アイドルが笑顔を振りまくのは当たり前だと思っていた薄っぺらい私の価値観を覆したのもすばるくんなら、それまでの“渋谷すばる“という定義を覆したのもすばるくんだった。
今思えば、既出として言われていることだけれど。
もしかしたらその2年先を見据えていたのかもしれないし、アイドルとしてやれるところまでやってみようという彼なりのチャレンジだったのかもしれない。いや、もっと他の思いがあったのかもしれないし、本当の心は彼だけにしかわからない。
でも一つだけ言えることは
この2年間は、今まで以上に、可愛く、かっこよく、キラキラと輝いていた。
しっかり“アイドル”を全うしてくれていた。
ふっとした瞬間に、
あの危なっかしくて、不安定な、瞳にギラギラしたナイフのような光を湛えているすばるくんに会いたくなったりしたけれど。
でもこの時期の明らかに丸くなった雰囲気に包まれ、穏やかな光を放ち、輝くTHE・アイドルのすばるくんに『絶対大丈夫』になったと思っていた。“安定した”んだと思っていた。
2018年4月15日、脱退発表
7月8日(関西では9日になっていたけれど)最後のテレビ出演。
世界が暗闇になった日。
今も忘れられない。
あの日のこと。
恐らく全す担が、全エイターが、“衝撃”なんて安い簡単な言葉で言えないくらいの気持ちになったと思う。
世界に色がなくなった。光がなくなってしまった。
7人の関ジャニ∞が好きだった。
グループの中で笑っているすばるくんが好きだった。
あの7人のワチャワチャした雰囲気も、歌えば突然かっこいいダンスも、7人が作り上げるハーモニーも、まるで音楽少年みたいにうれしそうに弾き鳴らすバンドも。
全部全部好きだった。
その中で。
グループの中で圧倒的センターとしてステージに立つすばるくんが好きだった。
サイトが始動するまでの、日数にすれば1年足らず、かもしれないけれど。
どれだけ暗闇だったか。
まるで光のない道を進んでいるかのような生活。
この年になって、これだけ泣くことがあるんだなと、自分ながらにドン引いたりもした。
『永遠なんてないんだ』と痛いほど思い知らされた。
ここ2年間ほどの完璧なアイドルぶりは、“安定した”のではなく、“心に決めていた”からかもしれない。
毎日毎日、死ぬほど考えても、着地点なんて見つかるはずもなく。
でも、どれだけ考えても。
どれだけ泣いても
結局はすばるくんが大好きしか残らなかった。
すばるくんがくれた時間が愛おしく、最後の2年間はあんなに苦悩していたアイドルとして私たちに向き合い、幸せで大切な宝ものを残してくれた。
本当に大切で夢のような宝もの。
もしかしたらもう戻ってこないかもしれない。
そう思わない気持ちが全くゼロではなかったけれど。
不安になった時、辛くなったとき、寂しくなった時。
あの愛おしい時を思いだしては
きっと戻ってきてくれるだろう、そう信じて待っていた。
そのうち、同じ気持ちの仲間がたくさんできて。
ちょうどこの時期にプライベートでも一番大変な時期ではあったけれど。
みんなに励まされたりしながら、待ち続けることができた。
もしも。
なんてことはないんだけれど。
もしも。
グループを脱退していなかったらどうだろうか。
このことについては何度も何度も考えた。
何度も何度も毎日毎日考えずにはおれなかった。
『自分の音楽を追究していく』『自分の人生を優先させてもらった』
会見ででた言葉に、身勝手だとかいう人もいたのは事実だ。
けれど、私にはどうしてもそれが身勝手とは思えなかった。
「すばるくんの人生はすばるくんのもの」
そう、すばるくんは今まで“渋谷すばる”の人生の一部をアイドルとして私たちオタクに夢を見させてくれていただけで、縛ることなんてできない。
彼にも人生の中でやりたい事ができたなら、それは誰にも止める権利なんてない。
それが彼にとって音楽であるというなら、
音楽に人生を賭けたいというのは、必然のような気もした。
彼が音楽に掛ける思いが人一倍強いことはわかっていた。
音楽を心から愛している人だから。
いつかこうなることはわかっていた気がした。
この思いに至るまで、何度も考えた。ずっと考えた。
本当に苦しかったけれど、それでも
すばるくんが選んだ道がいつかこれでよかったんだと思えるものになってほしい。そうなるように応援したい。そう思った。
それまでのすばるくんがくれたたくさんの幸せやきらきらした思いを心の中に大切に閉まって、何年でもすばるくんの帰りを待つつもりだった。
もちろん全く迷いがなくなった訳ではないのだけれど。
なんなら、今でも、7人が恋しくて、
ふとした瞬間に思い出しては、あの日々が愛おしく切ないのだから。
もう一度だけでもいい。7人に会えたら……と、願う時も何度だってある。
しかしながら、何度も繰り返し自分の中で逡巡しまくった思いはなんとか着地点を見出せそうにはなっていた。
Twitterで知り合った仲間がたくさん増え、同じ気持ちを共有できたのが大きかったと思う。
そしてその日は突然やってきた。
本当に、“突然”と。
2019年2月28日。
この日のことは一生忘れない。
サイトにアップされた動画には真っ黒に日焼けしてガリガリに痩せた姿が映っていた。
そして。
笑っていたことが、何より、本当に何ものにもかえがたいくらいうれしくて、泣けてしまった。
それからの活動は、まさに「命がけ」であるのを感じていた。
「自分の音楽を追求していく」という言葉通り、1stアルバム『二歳』も2ndアルバム『NEED』もすばるくんがその時伝えたいことが、音楽を通じて心に突き刺さってきた。
また、私の世界に光が戻ってきたんだ。
大好きなすばるくんの歌声も、
圧倒的な存在感もそのままだ。
何より
どんな時も。
不器用だけど、真っ直ぐに自分の道を突き進んでいく。
その生き方は全く変わっていない、すばるくんのまま。
大好きなすばるくんのままだ。
二歳のツアーも福岡を最後に、その後は、コロナ禍という世界が体験したことがない状況になり、悔しくも海外公演は中止。参加予定だったフェスも次々に中止になったりして。その後開催されたフェスは一つだけ。すばるくん自身の2ndツアーも中止になり、心が折れそうになったことがたくさんあった。
けれども、いつでもすばるくんはファンに向けて「一人じゃない。みんな一緒だよ。みんなで一緒に楽しもう。乗り越えよう」と言葉を発してくれた。
どれだけその言葉に救われたことか。
いつだってそうだった。
すばるくんの歌に言葉に存在に、励まされ、救われ、力をもらった。
す担は(あえてす担と呼ぶけれど)宗教だとよく言われていたけれど。確かにそういうところがあって。
私自身、すばるくんへの思いは完全に純度100%の宗教系だと思っていた。
すばるくんは私の光であり、私の世界を色づかせてくれた人。
絶対的存在。
最初結婚報告を聞いたとき、「おめでとう」って思いながらも、なぜかすごく泣けてきて。
純度100%の『おめでとう』でもない、かといって『無理』でもない。
なんとも言えない感情で、
寂しいのか、切ないのか、名前のない感情。
かといって『喪失感』というのでもない。
ただ「ああ~~……結婚、したんよなあ~~・・・・・・・・・・・・・・・・」みたいなモヤモヤ感がどんどん大きくなっていって。
きっと名前をつけるとするなら“ショック”が一番近いのか……
いつか結婚するんだろうとは思っていたけれど、でも今ではないと思っていたから。
でも今ではないと言うのも、結局はヲタクの勝手な想像かつ願望であって。
ヲタクというのは厄介で複雑で……
推しには幸せになってほしいと願いながら、でもやはりそういうことはショックだったりする。
推しにも人生があり、ヲタクに見せてくれているのはほんの一部だけなのに、
いつしかまたうっかりそれを忘れていたのかもしれない。
そこを理解してもなお、でもまだ残るほろ苦い気持ち……
先にも書いたように、私は純度100%の宗教だと思っていたけれど、今回のことで気付いた。
私は渋谷すばるに恋をしていたんだなと。
まるっきり乙女チックな恋をしていたんだ。
だからそういうことがショックで寂しくつらく思ってしまったんだと……
言うなれば軽い失恋みたいなものなのかもしれない。
お相手が誰とか、いつならいいとか、そういうことではなかったんだと思う。
大好きな彼が……っていうことがショックだったんだと思う。
いろいろ考え。ぐるぐる考えたけれど。
ただ、それでも。
最後にはすばるくんが好きだということしか残らなかった。
すばるくんと出会ったからこそ、感じることができた気持ち。
もし出会っていなければこんな気持ちにもなれなかっただろう。
すばるくんに出会ったあの日から、
うれしいのも、楽しいのも、ワクワクもドキドキもすべてすばるくんがくれたものだ。
そして……
苦しいのも。切ないのも。
すばるくんに出会ってから、私の世界がきらきらと輝きだした。
平凡に日々のことに追われていた日常の景色が、
輝き、色づいた。
『人生は楽しい』
ブログに載っていた言葉。
これで傷ついた人も中にはいたかもしれないけれど。
彼自身のこの時の心境というよりも「人生は何が起こるかわからない。だから楽しいんだ」という普遍的なメッセージのように思えた。
ジャニーズに全く縁がなかった私がすばるくんという推しに出会ったように。
そしてそれからの人生がとても楽しかったように。
そう、人生とは意外で楽しい。
これは、この年齢だから言えることかもしれないのだけれども。
渋谷すばるという存在に出会わなければ感じなかったこと、経験しなかった思い。
キラキラした思いも胸の奥がキュンとするのも熱くなれるのも
そして切ない涙も全部すばるくんがくれたものだ。
すばるくんが大好きだ。
彼の歌が、生き方が、大好きだ。
真っ直ぐで不器用な彼が本当に愛おしく思う。
きっとこれからも私は何度も何度も渋谷すばるに恋をする。
すばるくんの歌に、笑顔に、何度も恋をする。
まるで乙女のように。
そして思いっきり拗らせる。
それでいいと思っている。
そう思わせてくれるのはやっぱりすばるくんだけだから。
これからもすばるくんを溺愛し、すばるくんと一緒に、またはすばるくんのことで、泣いたり笑ったり、何度でもときめくんだと思う。
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