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M-1グランプリ2020直前まとめ

 おはようございます。ぷかおです。本日は、私がいま最も熱中しているM-1 グランプリについて書こうと思います。ついにあと10日を切りましたね。



1. 今年は芸人にとって不利だった?

 今年のM-1グランプリは以前の大会とは大きく異なっていました。

・劇場が使えなくなった
 
新型コロナウイルスのせいでしばらく劇場が使えない時期がありました。観客のいない中、また出番のないでネタを磨き上げるのはひときわ苦労したはずです。

・1回戦は無観客
 
今大会の1回戦予選は無観客で行われました。5000組を超える応募数を大幅に削減しなければならず、通過するかどうかは審査員の独断に委ねられていました。たとえば、実力のあるフリーのプロ漫才コンビ「シンクロニシティ」は1回戦で一旦落とされてしまったようです(その後追加合格となりました)。じわじわくる面白さを持ち味としたコンビにとっては1回戦を超えるだけでも困難でした。

・YouTubeでネタを全見せ
 
本大会では2回戦のネタがすべて丸見えになってしまいました。1本しか準備していなかったコンビにとって、自分の手の内が先に見えてしまうことは最悪です。2回戦を通過しても、準々決勝、準決勝とあるため、同じネタをやっても白けてしまう場合が多かったようです。

 これらのことから、本大会はかなりレベルの高いものになったといえます。

 その結果、ミキ・EXIT・ラランド・四千頭身などの人気コンビ・トリオが準決勝に進出できないなど、波乱の展開となりました。テレビ出演に忙しい中、ネタを仕上げるのはかなり難しいようです。それに、今年は和牛・宮下草薙が不出場、お笑いに疎い人にとっては、準決勝の時点でぺこぱとニューヨークしか知らないなんてこともあったそうです。


2. ファイナリストについて

 ここから、今年のファイナリストについての紹介となります。全部で9組決定しています。

見取り図
 2018年から3年連続の出場となります。リリーがさらっとボケるのに対して、盛山がハイトーンボイスで勢いよくツッコミます。伏線回収ツッコミも健在でしょうか。今回のファイナリストメンバーの中で最も安定感のあるコンビといわれています。常連コンビとなった今、優勝を期待する声も多く上がっています。3度目の正直なるか。

ニューヨーク
 今年のキングオブコントで準優勝となったボケ・嶋佐とツッコミ・屋敷のコンビ。尖りつつ毒っ気のあるネタを得意とし、最近はテレビの露出も増えてきました。今年のキングオブコントでも準優勝、いい波に乗っています。昨年のM-1では歌ネタで挑戦したところ、決勝で最下位となってしまい、屈辱を味わいました。今年は大爆発を宣言していますが果たして。

オズワルド
 ツッコミの伊藤は今年大活躍の女優伊藤沙里の兄。ゆったりとした漫才スタイルが特徴的なコンビです。昨年度も決勝に出場し(ミルクボーイの直後でした)、結果は7位。ただ、昨年度よりお二方ともグレードアップしたと評判です。本人たちは「昨年は決勝に出れて満足したけれど、今年は本気で優勝を狙ってる」とのこと。

マジカルラブリー
 M-12017以来、上沼恵美子さんと因縁関係があるコンビです(その時は決勝最下位となりました)。敗者復活戦で「恵美ちゃん待っててね」と野田クリスタルが服を脱ぐやり取りが何度かありましたが、ついに決勝の舞台で再会します。野田クリスタルは今年のR-1王者となり、着実に力を蓄えてきました。

アキナ
 4年ぶりの出場。2016年の決勝では5位でした。山名の憑依されたかのような独特のボケ方が笑いを誘います。コントと漫才の二刀流でたびたび賞レースの決勝に進出しますが、優勝まではいけず。ともに切磋琢磨した和牛とアインシュタインは、今年も大活躍していました。アキナは今大会でどこまではねるか。

おいでやすこが
 
ピン芸人同士のユニットコンビで、史上初準決勝以上へ勝ち進みました。ブチギレツッコミを得意とするおいでやす小田と、歌ネタを得意とするこがけんによるコンビです。そんな中、急遽R-1に芸歴制限が設けられ、ピン芸人として賞レースを勝ち取ることが不可能に。決勝へいける嬉しさと退路を断たれた焦りでぐちゃぐちゃになったそう。しかしながら、準決勝では、ちゃっかりイチウケ。M-1に革命がおこる予感を誰もが感じています。

以上6組は、吉本所属。

東京ホテイソン
 今回芸歴は最も若いですが、過去3年間ずっと準決勝に進出した実力者です。所属はグレープカンパニー(サンドウィッチマンなど)。簡単にいえば、大きく振りかぶってフルスイングでツッコむスタイルです。備中神楽を取り入れたツッコミが特徴的ですね。今年進化を遂げてようやく決勝の舞台へこぎつけました。準決勝ではおいでやすこがに次いで最も大爆笑をかっさらいました。

錦鯉
一方で、芸歴も年齢も最年長。ツッコミの渡辺は41歳、ボケのまさのりはなんと49歳!合計すると90を超えるという...おじさんコンビです。所属はSMA NEET Project(バイきんぐなど)。過去に2回準決勝に進出した実力者。現在もバイトを続けている苦労人としても少し話題になりました。まさのりの馬鹿丸出しキャラがうまくはまれば、優勝も見えてくる?

ウエストランド
 最後は井口のツッコミで翻弄するウエストランド。過去にはいいともレギュラーなんて時期もあったコンビでしたが、最近地上波でみることはありませんでしたね。所属はタイタン(爆笑問題など)。賞レースはThe MANZAIには出てました。自虐ネタなど、彼らの強みを前面に押し出すことができれば、笑いの王冠を手に入れられるかも!

敗者復活戦枠

 さて、敗者復活戦、あなたはもちろん見ますよね?


3.敗者復活戦について

 今年は昨年のファイナリストを含め、誰が行ってもおかしくない実力者揃いです。

画像1

左上から順に右へ

キュウ
 初出場。超スローテンポですが、一つ一つに破壊力があります。

ダイタク
 準決勝常連の双子漫才師。毎回準決勝で失敗している印象。

カベポスター
 初出場。じわじわ笑いの波がくるスマートなネタを得意とします。

ロングコートダディ
 コントだけじゃなくて、実は漫才でもいいとこまで行く二刀流。

コウテイ
 初出場。「OK釈迦地蔵!」「ズィーヤ!」インパクトがえぐい。

ニッポンの社長
 シュールなネタですが、ケツのツッコミの勢いにわらってしまいます。

タイムキーパー
 初出場。芸歴2年目と思えない完成度で観客を驚かせました。

ゆにばーす
 決勝常連だったコンビ。川瀬名人が毎年のごと必死にキャンペーン中。

(下段)
滝音
 初出場。あたしの推し。キレッキレのワードセンスのあるツッコミ。

学天即
 今年ラストイヤー。誰もが認める実力なので、最後こそ決勝に。

からし蓮根
 昨年のファイナリスト。今年も安定して面白く、復活を望む声多数。

ランジャタイ
 国ちゃんワールド全開。意味がわからないのに面白いのです。

インディアンス
 昨年のファイナリスト。あと一組決勝行けたならここでした。

祇園
 初出場。今年最も進化を遂げましたが、コロナ感染で棄権か?

金属バット
 自称お笑い好きがもれなく愛する金属バット。人気はぺこぱといい勝負?

ぺこぱ
 今年大ブレイクのコンビ。忙しくても実力で売れたコンビはやはり違います。

 ラランドはワイルドカードのため、敗者復活戦には出られません。

 自分が応援したいコンビ、もしくは実際に午後2:55から見て面白かったコンビだけに投票しましょう。知らないから適当に投票するのは、お笑いに真剣な彼らにとって無礼です。

 当日は3組を選択します。


また、私が個人的に準決勝に行けただろ!と考えるネタをいくつか紹介します。



4. 私の期待度ランキング

 今現在のファイナリストの期待度について、敗者復活も含めて考えてみたいと思います。あくまでも、個人的なものですから。

①東京ホテイソン
 今年進化してネタの破壊力が上がっているので、優勝は十分狙えると思います。たけるのコンディション次第かと。ネット上では批判が多いので見返してほしいですね。

②おいでやすこが
 ユニットとしてどこまで行くかが不安な要素ですが、おいでやすのツッコミがはまれば大爆笑は間違いないでしょう。

③ニューヨーク
 昨年は惨敗でしたが、今年は腕をあげて見返せるポテンシャルがあるはず。

④オズワルド
 ツッコミの破壊力が大きく上がっています。ネタ次第では優勝も可能性あります。

⑤敗者復活
 未知数ですが、可能性としてはここ。

⑥錦鯉
 正直まさのりさんのキャラが審査員にはまるかどうかがわかりません。順番によっては大きく振れると思います。

⑦見取り図
 安定感はあるのですが、それ以上がないというか。

⑧アキナ
 面白いですが、優勝できるネタとしては弱い印象です。

⑨マジカルラブリー
 何かまたやらかしそうで、ハプニング度が最も高いので怖いです。ただ、ネタの破壊力は一段と上がっています。

⑩ウエストランド
 M-1グランプリに向いているネタかどうか微妙なところがあり、まだ信用しきれていません。決して面白くないわけではなく、嫌いでもありません。


 以上で、私のM-1グランプリレポートを終わります。ここまで読んで下さりありがとうございました。今後もお笑いについて記事を書くつもりです。

 12月20日当日、私たち視聴者も楽しみましょう。




 欲を言えば、ファンとして滝音に一票入れてほしいななんて。あ、ちなみにアクセントは「ファルコン」と一緒です。


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