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直感で即断即決できないならどんなに先へ進んでも結果は同じ

男の人は女性その人自身を好きになるわけではない。
その女性の偶像というか、雰囲気に惚れるのだ。
笑顔や声、話し方、ふとした仕草でいろんな妄想が広がる。
自分の好きな偶像を作り出している場合が多い気がする。

その点女性はシビアである。「人間としての私を受け入れて」と。
彼女たちにとって、「私」は「私」なのだ。ただ女性であるというだけで。

だからこそ、私って好きでもない人にばかり好かれるの、の状態がつくられやすい。
だって相手は女性としてのカテゴリの私しか知らない、そんなのこっちだって知ったこっちゃないわ。
さらに言えば、どうでもよい男の人にでも女性は愛想良くできる。それくらいの対話能力がある。

彼女たちにとっては最低限の礼儀が男にとっては、そそられる仕草になっちゃったり。その、チラり、としか見せない限定的なさじ加減が、妄想を膨らます引き金になるのだ。

男はもちろん女性に応えてもらえるわけもなく。女性は男を好きになれるわけもなく。
不幸でチグハグな相関図、一丁あがり。

結局、女性の恋愛に対する判断は「勘」を頼らざる得ないだろう。
これがよく言う、生理的に無理、の真相。

たまらない、この人しかない、と思わせる何か。
その何かが一体何を指すのかは誰も知らない。わかりゃ誰も苦労なんかしないし、迷わない。

しかし、女の勘は確かに存在する。
ピンとくる、直感的に、感覚的に…
多くの女性がそういった語彙で表せる「勘」を発動させたことがあるのでは?

私は、 ある。
最近、ほとほと懲りたというか身に染みたのは
調子の悪いときこそ勘が鈍り悪い恋愛に足を引っ張られそうになる、という星回り。

調子悪いときは即断即決ができない。(あー、そうなのよそれそれ!)

あ、この人いいかも、のセンサーが勘ではなく後天的なコンテンツに依存してる。
背が高い、顔がいい、性格がいい、彼は優しい(笑)、とかとか。

直感で即断即決できないのなら、どんなに先へ進んでも結果は同じ。
あーあ、たった1回分のデートでこんなにも損した気分になるなんて、ほんとに損。
こんなことなら、休日はひとりで本屋に行きたかったし、映画だって見たかった。
「私は幸せな女だ」と自分を納得させるためだけの相手なら、そんなものはいらない。うっ気持ち悪い、胃がムカムカする…っと二日酔いトイレで籠りっきりの土曜日を過ごしてる気分になる。最悪だ。
でもまぁ、そのときのように、二度と酒は飲むもんか!って決意しつつもその決意はすぐ破られて、くぅー日本酒うまい!ってなる。
そんなふうに、私はこれからも、たくさんたくさん回り道をするんだろう。

でも欲を言うなら恋愛で回り道はしたくないな。振り返ってもそれがいい経験だったってあんまりは思えない。
恋愛が尊いもののようにいうけれどそれは愛情や尊敬をいうのであって恋愛経験を宝物のように扱うのには私は違和感がある。

仕事がうまくいってる方がよっぽどリフレッシュできる。もっと丁寧にたどれば、仕事や物事が一歩一歩前に進むこと。
一日一日をやりきること。達成すること。それさえできれば私はたぶん迷わないんだろう。

またいつか、いつでもいいから、直感で即決する恋愛がしたい。











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