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スリランカ1日目 シーギリヤでヘリタンスカ・カンダラマに魅了される

スリランカに来ました。念願の海外一人旅。コロナウィルスが蔓延する状況の中、旅行に行くのもどうかと悩んだのだけど、考えたら止まらない性格ゆえに、来てしまいました。

みんなが不思議がるスリランカ行き

日頃から次の旅行はどこに行こうかと妄想するのが大好き。いろいろ調べていると、女性一人旅の候補にスリランカの国名を発見。また、親愛なる友人のメグさんが、昨年一人旅に行った話を聞いて、ますます私のスリランカ欲が大きくなる。

スリランカに行くと周囲に伝えると、「え?なんでスリランカ?」と8割言われる。その答えは、「なんとなく」であり、大した理由はない。一応「治安が良い」「カレーがおいしい」「アーユルヴェーダを受けたい」と言ってみるけど、後付けだし自分も特に決め手ではないので、周囲に伝えても「う、うん。。。」という更なる微妙な空気になる。

私は海外旅行が好きだし、おそらくこれからも行く機会があるので、その時直感で思いついた国に行くことにしているのです。(自称、呼ばれた国)好奇心旺盛な私は、行ったことがない国に行き、人生で50か国という、誰に強制されたわけでもない目標をたてているので、タスク消化の意味合いもある。

そこで、スリランカ1日目の旅行記を書いてみます。

コロナを乗り越え、シーギリヤロックへ

羽田から約7時間かけて、シンガポールへ。シンガポールではさぞかしコロナウィルスのチェックが厳しいと思いきや、何も検査もなくスムーズにイン。空港内は所々で、体温測定をしているけど、係員の半分は寝ている。


4時間待ちして搭乗し、また4時間かけてコロンボへ。夜中23:30に空港着し、即ドライバーさんと合流。3時間かけてシーギリヤへ移動。車では寝かせてもらったものの、4時半からピドュランガラロックへ登頂。我ながらハードスケジュールにしてしまった。シーギリヤロックが世界遺産として有名なのだが、シーギリヤと朝日を見るには目の前の岩が良いと言うことで、こちらに。

ピドュランガラロックの入口は、真っ暗で誰もいないし、野良犬が多くて怖い。これ、一人で来てたら絶対無理!ネットで調べたときは、朝日狙いの観光客がたくさんいると書いてあったけど、早すぎるのか私達しかいない。しかも山頂までの道のりはかなりハードで、携帯の灯りを頼りに岩をかき分けて登る。野良犬ちゃんたちもなぜか私たちにお供する。リアル桃太郎のような山頂までの道のり。(餌狙いだと思うけど)

5時頃登頂したけど、真っ暗。6時に日が登るらしいので、あと1時間もあるけど、ちょっと早かったのでは?!特にすることもないので、寝っ転がって星空を見る。これもなかなか良い。しばらくすると、人がどんどん増えてきて、薄ら明るくなり始めた。

あれ…でも雲が分厚い。案の定、朝陽見れず。シーギリヤロックを見ながらを拝みたかったけど、難しそう。まぁ、でも眼下に素敵な景色を見たので良しとしよう。

ドライバーさんに、「シーギリヤに登る?」と聞かれたけど、連続登山はきついので、違うところに連れってほしいとお願いしたら、ダンブッラへ案内してくれた。ここは、世界遺産にも登録されている石窟寺院。洞窟の中に数多くの仏像が納められている。スリランカは敬虔な仏教徒が多く、ドライバーさんも熱心に仏教について語ってくれるので、あまり興味もない私ですが、失礼にならないよう熱心風に聞く。ただし、私の英語力だと理解レベルは6、7割。

朝早いだけに、この時点でまだ9時。大した睡眠もとっていないので、けっこう疲れてしまった。ドライバーさんが機転をきかせて、ホテルのアーリーチェックインを交渉してくれたため、ホテルに向かうことに。それにしてもこのドライバーさん、めちゃめちゃ優しいし、気が利く!!!

ドライバーさんがめちゃ親切

ドライバー、その名もPiumalさんは、メグさんが前回行った際に、お供してくれたドライバーさん。おすすめということでお願いした。

よくインド人と混同されるスリランカ人だけど、全く異なり親切だと噂では聞いていた。もちろんいろんな人がいるのだろうけど、Piumal は仕事とは言え、とっても親切。アジア人男性あるあるの日本女性口説き風も全くなく、気持ちの良いコミュニケーション。

そもそもドライバーなので、ガイドはしてくれないものだと思ったけど、こちらの要望をその場で受けて、ガイドまでしてくれる。

ピドュランガラロックの登山は先導して、危ない道は常に手を引いてフォロー。私の疲れ具合を察し、アーリーチェックインを交渉してくれたり(もちろん追加料金なしで)、スーパーでお酒を物色していた私に、「お酒飲みたい?スリランカでお酒を買うなら酒屋に行かないとダメだよ」と、来た道を戻って酒屋に連れて行ってくれた。ビールとウィスキーっぽい謎のスリランカのお酒を進めてくれたので、それを購入。

ドライブ中もスリランカの街並みや文化について、家族について、いろいろ話をしてくれたり、車酔いで具合の悪くなった私を介抱してくれる。最後にメグさんと私にと紅茶のお土産まで!

Piumal のおかげで、スリランカ人の印象がかなり良くなった!旅行に行ってその国を好きになる理由の一つに、ローカルとの交流がある。日本に居ても同じだけど、限られた時間の中で、誰と関わるかって本当に大切。

インフィニティプールの生みの親、ジェフリーバワ建築のヘリタンスガンダラマ

シーギリヤに来た目的の一つ、ヘリタンスガンダラマホテルへ。

密林の中をドライブすること数分、湖の前に燦然と輝くホテルが見えてくる。ここは、スリランカを代表する建築家、ジェフリーバワが建てたホテル。

左右1キロにも及ぶ、横長のホテルは、ジャングルに囲まれて自然と一体化している。ロビーの目の前には、湖と一体化したインフィニティプール。私の好きな境界線が曖昧なやつ。部屋へ向かうまでの廊下を歩けば、鳥のさえずりが聞こえて、猿たちに出会う。こんなにゴージャスなグランピングがあるかというぐらい、辺りは緑に包まれている。

私は建築に詳しくないので、このホテルがどのくらいすごいのかはわからないけど、この立地にホテルを建てるという発想と、自然と融合させる空間の作り方がすごいのだと思う。

プールサイドでビールを飲みながら本を読んだりまったり。もう40歳を向かえるので、世に言う何もしない贅沢を取りに行く。15時からPiumal おすすめのアーユルヴェーダに行ったけど、正直可もなく不可もなくでした。たぶん、これはヴェーダ風だと思う。

そんなこんなで、ゆるゆるしてスリランカの夜は更けていく。前日ほぼ寝ていないので、21時には就寝。

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