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ラズベリーパイのこと

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ラズベリーパイを買ったのでその顛末とセットアップの仕方とか使い方とか
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ラズパイの新OS Bullseyeを今更インストール

最近とんとラズパイを触っていませんでしたが、このまま産業廃棄物にするのもアレなのでNASにしようかな?と思って調べ始めたら2022年4月7に新OS Bullseyeがリリースされていることに今さら気づきました。 で、今回もキーボードやモニターを用意せずにいきなりネットワーク接続してSSHでセットアップを全部済ませてやろうという話です。 まずはRaspberry Pi Imagerをダウンロード&起動こちらからImagerをダウンロードします。 で、サクッとインストールして

ラズパイ上のArduino IDEでDigispark(ATTiny85)をアレするときに起こるトラブルの解消

注意事項(2022年5月時点)この記事を書いているのが2022年5月5日ですが、5月5日現在、Raspbianの64bit版カーネルはβ版しかないようなので、カーネルは32bitを使っているものとして記してます。(64bit版が正式リリースされて気が向いたらアプデするかも) DigisparkとはアメリカDigistump LCC社の製品でAtmelのAVRマイクロコントローラーAttiny85を搭載しているArduino開発用ボードです。 中華製コピー品が多く出回っていて

ラズパイ上のChromiumでファイルダウンロードが終わったらLINEに通知するアレを作ってみたver2 (DL監視機能付き)

[2020/12/3追記]ダウンロードが終わったらLINE通知する機能はできたのですが、使っている回線が細い&ベストエフォートなので、気がつくとダウンロードに失敗する事があるため、そんなときにも通知する機能を追加しました。(ver2) そもそもの動機ウチにはインターネット回線が2つあります。 一つがWimax、もう一つがRakuten UN-LIMIT。 Wimaxは10GB/3日の制限があるのですが、Rakutenの方は自社エリアじゃないauの回線借りしてるところでは月5

ラズパイのSDカードを長持ちさせるためのシステムログの出力設定(とクリア)とスワップの無効化

題名の通りSDカードへのアクセス頻度を減らして長持ちさせるためにやっている設定について書いてみました。 役に立ちそうなことは随時追加していこうと思います。 ログのクリア/var/log/ 配下にあるログファイルを一括してクリアしてみます。 $sudo find /var/log/ -type f -name \* -exec cp -f /dev/null {} \; findコマンドで/var/log/ 配下のファイル全てにに対して、cpコマンドを実行。 cpコマンド

Raspbianセットアップのまとめ(モニタ、キーボード不要、OSインストール、固定IPアドレス設定からリモートデスクトップ、ファイル共有まで)

再セットアップのときに楽になるようにまとめました。 最低限必要な道具普通であればこの他にキーボード、マウス、モニターを用意しますが、そんな甘えは許しません。いきなりwifiにつないでSSHで接続して設定をしてきます。 microSDのフォーマットとraspbianのインストールからラズパイ起動いきなりですが、ラズパイ公式からダウンロードできるRaspberry Pi Imagerを使うとかんたんにraspbianのインストールが出来ます。インストールするOSを選んで、SD

ラズパイ上でPythonの開発環境を整える

Tensorflowを使うにはPythonが必要→Pythonの環境を管理するには管理ツールが必要ということで今日のお品書き。 pyenvの導入githubのpyenvについてのドキュメントです。 曰く「pyenvはPythonの色々入ってるバージョンを簡単に切り替えられるっす」 ということで、Pythonバージョン管理ツールですね。 pi@raspberrypi:~ $ pyenv -v-bash: pyenv: コマンドが見つかりませんpi@raspberrypi:~

Raspbianバージョンアップ(2018/11/13版)

知らないうちにアプデRaspbianがバージョンアップしていました。 ラズパイをモニタ無しでセットアップしようと悪戦苦闘している間隙を縫ってのリリースです。ほんとにもう。 リリースノートを見ると今まであったLITEとDESKTOPの他におすすめソフト入りのディストリビューションが追加になったそうです。 googleさんの助力を得て翻訳します。 2018-11-13: *イメージの2つのバージョンが作成されました。 - "ベース"イメージにはオプションのソフトウェアパッケ

ラズパイのメインメニューをカスタマイズしてシステムツールを追加する

Main Menu EditorでカスタマイズRaspbianはデフォルトではメインメニューに表示されないツールがあり、Main Menu Editorでカスタマイズすることで使えるようになります。 [システムツール]の項目で[Htop]と[パッケージアップデータ]を有効にします。 Htopはリソースモニターのようなもので、あると安心です(あくまで個人の感想です)。 パッケージアップデータはupdateコマンドと同じものっぽいです。 29個も更新されているようなので[

小技集 - ラズパイのCPU温度、Core電圧、細かい設定や省エネや気になることとか(最終更新 : 2022年5月17日)

USBチップセットの電源をOFFして省エネ読んで字のごとくUSBコントローラー(Microchip LAN7515)の電源をOFFして省エネします。どのくらい消費電力が下がるのかを測る方法を用意していなかったのでCPU温度でどのくらい下がるかやってみました。(CPU温度は後の方にコマンド書いてます) $ vcgencmd measure_temptemp=47.2'C$ echo 0 | sudo tee /sys/devices/platform/soc/3f980000

ラズパイとMac(やWindows)とでファイル共有

はいSambaを設定していきます。読み方は「サンバ」。 SambaのインストールパッケージリストをアップデートしてSambaをインストール。 1、2分で終わります。 pi@raspberrypi:~ $ sudo apt-get updatepi@raspberrypi:~ $ sudo apt-get install samba Sambaの設定Sambaの設定ファイル/etc/samba/smb.confに次の設定を追記します。 [pi] comment =

Raspbianのセットアップ5 〜リモートデスクトップの設定

はじめにあらかた設定も終わり、いよいよリモートデスクトップ接続の設定をしていきます。 TightVNCとxrdp入れてMicrosoftのリモートデスクトップができるように...と思ったのですが、Windowsタブレットを使っていたときとは使い方も違っているので、単純に手間だけを考えてTightVNCだけ入れることにしました。 iPadで接続したくなったらxrdp入れて、その時考えればいいやということで。 TightVNCのインストールRaspbianにTightVNCを

Raspbianのセットアップ4 〜固定IPアドレス設定、言語設定、ファームウェアアプデなど

はじめに前回は、Wi-Fi接続設定とSSH設定を施し、ラズパイを起動してアプデまでやりましたが、そのままのネットワーク設定だとDHCPで割り振られたIPアドレスになるためいつ変わるかわかりません。 なので固定IPアドレスとして192.168.1.10を割り振りたいと思います。 ネットワーク関連の設定ファイル前々回の記事で整理しましたが、Raspberry PiのWi-Fiを使うにはRaspbianの以下の設定ファイルが関係します。 1, LANや無線LAN等のインタフェー

Raspbianのセットアップ3 〜bootディレクトリ?そんなんで良かったの?

confファイルをboot/に置くだけext4のドライブの中を直接書き直してやろうという野望は脆くも崩れ去りましたが、ヒントはRaspberry Pi Zero(長いので以降RPi Zero)にありました。(気分でAmazonのリンクを貼っておきます) RPi ZeroにはLANコネクタが無く有線接続できないので、モニター等をつなぐかいきなりWi-Fi接続させるしかないハズで、当然(?)モニターなしでセットアップする人がいるだろうという希望的観測の元ググってみました。 い

Raspbianのセットアップ2 〜ext4ファイルシステム解決と思ったらバッドエンドだった

このやり方はダメです[2018/11/15] 結論から書くとext4領域のファイル編集は、パーミッションの変更ができないという問題に行き当たってしまい無理と判断しました。 ただこの記事は「これやっても上手くいかないよ」という失敗例として残しておきます。 ---------------------------------------------------------------------------- 前回、microSDにimgファイルを書き込んでSSHの設定して、さぁ