気候ケインズ主義の限界

今、世界中で環境について、多く議論されている。電気自動車への転換、再生可能エネルギー。様々な施策がとられようとしている。なぜなら、この地球はすでに限界を超えているからである。限界とは、地球環境が正常なレベルに戻れるー回復力ーを超えてしまったということである。その中で、グリーン・ニューディール政策というものが注目を浴びている。再生可能エネルギーや電気自動車を普及させるために大型財政出勤、公共投資を行い、新たな雇用を生み、さらに投資をし、循環させ、景気をよくする。その好景気が、さらなる投資を生み、持続可能な緑の経済へ移行していくというものである。しかし、これは幻想であり、今の資本主義のシステムでは達成は難しい。なぜなら、資本主義は経済成長を中心としているからであり、経済成長が順調であればあるほど、経済活動の規模が大きくなる。それに伴って資源消費量が増大するため、二酸化炭素排出量の削減が困難になるからである。

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