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心理系大学編入 合格体験記なるもの①

のざです。
最初は一番需要ありそうな合格体験記を書こうと思います。

タイトルの通り、自分は心理学系の大学の編入試験を受験し、合格しました。今回はその振り返りをします。
書くことは以下の通りです。

そもそも編入って何?
どうして編入しようと思った?
編入の良いとこ、悪いとこ
編入するためにやったこと:生活
編入するためにやったこと:勉強

今回は上の2つについて書いていきます。


そもそも編入って何?

・おおまかに編入学を知る

編入ってあんまり聞き覚えないですよね。体験した人も少ないでしょう。簡単な説明から始めます。

編入学とは、学校に1年生から入学するのではなく、2年生や3年生など途中の学年から入学することをいいます。

身近な言葉では、転校と似ています。公立の小中学校では、引っ越しなどの事情で、学校を移ることがあります。転校では、試験を受けることなく学校を移動できますが、編入では、学校を移るため試験を受ける必要があります。

また、編入学試験を受験するのには受験資格を得る必要があります。短大や専門学校を卒業する、4年制大学で2年次まで修了する、〇単位以上取得する…などです。

そのうえで、TOEICを受験したり、学校独自の試験を受けたりします。


・心理系大学の編入について知る

そもそも編入試験を行っている大学って少ないです。
その中でも、文系って編入の受け入れ先が少ないのです。

そのため、合格者が非常に少ない。また、編入試験を行っている大学に、自分がやりたい領域を専門にしている先生がいる可能性も低いのです。

文系の中でもさらに心理の分野、というともうそれはそれは少ない選択肢です。最近導入された公認心理師の資格取得に対応しているか否かも大学によって異なりますので、受験する際はしっかり調べる必要があります。

行われる試験は、英語、専門(心理学)、面接の3つであることが多いです。


どうして編入しようと思った?

編入する人って色んな経歴の人が多いです。

専門学校から来た人、4年制大学から来た人、一度就職したけどもう一度大学に入った人、子育てが落ち着いて勉強しに来た人……本当に様々です。
今までやってきた学問領域もそれぞれです。

そんな中で自分は、私立の4年制大学に通う一般大学生でした。前の大学でも心理学を専攻してましたが、2年生で受験し、編入しました。

「いや、今までも心理やってたならそのまま大学で過ごせばいいじゃん」と思いましたか?
それな。わかります。

でも、受験しようと思ったのです。その理由は主に3つです。

学歴コンプ
大学の環境
先生方の専門領域

細かく説明します。

・学歴コンプ

自分で言うのもなんですが、小さいころから比較的お勉強のできる人間でした。塾には通わず、某〇研ゼミくんを使って地元で2~3番目に偏差値の高い高校に進学しました。

その高校では、進路ガイダンスと名を打っても東大京大、早慶、GMARCHの話ばっかりでした。就職する人はほぼゼロ。受験が当たり前で、しかも国公立大学、もしくは名の知れた私立大に進むことがほとんど。学校側もその道しか示していませんでした。恐ろしいですね。

そんな環境で過ごしてたら、いい大学に行くことが当たり前という脳みそになってもおかしくないでしょう。実際そうでした。

ですが、自分の高校の成績は地を這うように低かったので流れるように浪人。一応勉強しましたが、第1、第2志望の大学には不合格をいただきます。同級生たちがほぼ在籍しないランクの大学に進学しました。

自分の思う「当たり前」に属せない自分とは……
以上の経緯で、見事学歴コンプを発症しました。

大学で過ごしても、なんとなく消えない自己否定の感覚。高校時代の友人たちと関わると、劣等感がありました。みんな一緒にいて楽しいし優しいし大好きなのに、どうしてこんな気持ちになるのか…とさらに落ち込む日々でした。

そんな中で、編入を考えるようになりました。

・大学の環境

こんなこと思ってても、人間、今いる環境に適応しようと頑張るものです。
きちんと授業を受け、やりたいことをやって、友人を作るべくサークルに入って…といろんなことを頑張りました。

しかし、なんか不満でした。

学生の受講態度が悪い。授業中スマホいじる、リアクションペーパーを友人に頼む、友人のレポートをコピペして提出する、さぼった授業数が多くて単位を落とす。一番やばかったのはサラダ食べながら講義受けてる人がいたことです。
内職は自分もやってたので言えませんが、「それが普通」とされている環境には疑問がありました。

何もしてないのにできる。中学までの筆者が再来しました。このままでは世を舐め腐りそうでした。友人にもできる子扱いをされました。嬉しいけどなんか違う。
自分では「普通にできる」と感じることを「難しい」と思う人が多かったので、友人と感情の共有ができませんでした。ちょっと孤独でした。

学生って、自分と似た感覚を持つ人と過ごせる環境を選べるのが良いところの一つだと思います。
だから自分の手で、環境を変えたくなりました。

・先生方の学問領域

心理学と一口に言っても、様々な領域があります。
認知、発達、教育、社会、産業……などなど。

その中で自分は、小学校やそれ以下の年齢層の子どもの教育について興味がありました。もともと教員になりたいと思ってた時代も長くあったので。

しかし、以前在籍していた大学ではそういった領域を専門とする先生が少なかったのです。また、その大学では小学校の教育について学習できたけれど、保育の領域については学習できませんでした。

自分の知りたいことを探求するため、学習環境を変えたいと思いました。
ちょうどやりたかったことができる大学を見つけたのが最終的な決定打でした。


今回は以上です。

フォローになるかわかりませんが、以前の大学の友人は本当に優しい人ばかりで、今でも良くしてもらっています。編入のことも受かるまで秘密にしてましたが(ごめん)、おめでとうって言ってくれる人ばかりで救われました。
素敵な人たちなのですが、合う・合わないはどうしてもあるんだよなあ…ということが言いたかっただけです。でもみんなのことは大好きです。

サラダ食べてる人は知り合いじゃないけどさすがにやばいと思いました。

おしまい


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