不安というある種贅沢な心理状態
不安を口にする人は多い。
具体的な不安を訴える人もいれば、将来に対するぼんやりとした不安から逃れられない人もいる。
職場においても、年齢、役職を問わない。
自分自身、不安に対する態度は昔から首尾一貫している。
自慢するつもりはつゆほどもないが、開き直りは徹底しているということになろうか。
態度は次の二つとなる。
「やってみないとわからない」
もうひとつは、
「そんなに不安が消えないのなら、消えるまで準備を尽くせ」
失敗したらどうしようは、簡単に言えば、失敗したくない、つまりカッコつけたいという感情が強すぎることだと思う。
なので、
上手くいくに越したことはないが、うまくいかなかったらといって、次頑張ろうとはいかないのだろうか。
いかないんだろうな、だから不安が広がっていくという構造的問題か。
難儀だと思う。人ごとだけど、性格的にね。
最近特にビジネスシーンでよく見受けられるのは、
不安が消えるまで徹底的に準備すれば済むじゃん案件だ。
単純に努力が足らないと思う。
不安だ不安だと、自己弁護的な予防線を張り巡らす暇があるのなら、体を動かせと言いたくなる。
不安は免罪符ではない。
不安に対して失礼であろう。
オフィスワーカーにとって、いつから不安は贅沢品であり消耗品に成り下がったのだろうか。
不安も安くみられたものである。
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