フォーカルジストニアと定位脳手術【何から書こうかな、まず心構え】

自分の経験を踏まえて、これからジストニアに関する手術を検討している方に、冷静に判断できるような記録を残したいと思って、これを書くことにします。

アマチュアドラマーとしての私のことは、どこか別のところに記録をしてあるので、興味がある方はそちらを探してみてね。

さて、ミュージシャン、あるいは音楽を楽しむものとして、ジストニアになってしまったとき、まずどんな治療があるか探すと思います。

1つは内科的治療、これでうまく行けばいいのですが、うまく行かない場合、脳外科の手術を検討する方もいると思います。

脳外科の手術、怖いですよね。できたらやりたくないし、でも、それで本当に治るなら勇気を出してやりたい人もいると思う。

私の経験、そして、割と近いところにいる方に聞いた話では、治ってないケースもなくはない。

主治医の先生は、若いミュージシャンであればすぐに手術を勧めると言っていますが、ひとつだけ心に留めてほしいこと、それは、脳外科の手術は不可逆であるということです。

これは絶対、覚えておいてください。

よく言えば、手術が成功すればその効果は半永久的に続く。その反面、副反応が出た場合、治らないものもある、ということです。

脳外科の先生から言われたのは

「手術によって起こる全てのことを受け入れる気がなければ、手術は受けない方がいい」

私はこの言葉で、手術の朝に、キャンセルして帰ってきました。

そういう人は50人に1人くらいいるそうです。だから先生は気にしてないよ、と。とは言っても、手術ってギリギリまで悩むものです。それでいいんだと思います。

たくさん悩んで、あなただけの結論を出しましょう。

「決めるのはあなた自身です」

私はかっこいい看護師さんからそう言われて、腹を括りました。

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