映画「セッション」

洋題「Whiplash」意味は、むち打ち
邦題「セッション」

一流のドラマーを目指し名門音楽学校に入学した青年が、鬼教師の常軌を逸したシゴキ指導によって
心身共に追い詰められていく様を、心揺さぶる熱き演奏シーンと共に描く興奮と衝撃の音楽青春ドラマ。


ざっくりレビュー読んでから見てみたけれど
結構たくさんの人が
「前半は苦しい、息苦しいシーンが多い。
 けれどラストシーンは圧巻で
 その為に耐えて見る事をお勧めする」
的な事を書いていたけれど

アタシ的には冒頭のドラムシーンから
持っていかれちゃう
かっこ良すぎ
ギュン胸掴まれちゃう

そして「この先生は良いものか?悪いものか?」

こう言う映画でありがちなのは
先生は主人公の才能に気づいていて
あえて突き放し辛く当たる事で主人公自身の成長を促すパターン

これもそう?
本当はどっち?
やりすぎちゃう?
そんな気持ちで見てたのに
気づけば終盤。

「ここで失敗すれば二度とスカウトは来ない」

先生わっる!!!!
楽譜何使うか教えやんと
みんなの前で恥かかす気ですやん!
職捨てさせられた復讐する気やん!!

でもそこからのニーマンの底力
どうせダメならやりきってやる!!
その熱意にイライラ隠せない先生
だけどその音の力
心の入った演奏は
先生の腐った心をどんどんヒートアップさせていく
まさにセッション

先生がニーマンに意地悪だった理由って
嫉妬?八つ当たり?とか思ったけど
その最後のシーン見てたら
音楽を愛してない事が嫌だったのかな?って
もっと音楽に没頭して
全てを音楽に捧げろよ!って怒りをニーマンにぶつけてたのかな?って
他のもの何も見えなくなって
先生にやり返してやる!って気持ちすら消え去って
お互いの復讐心が消えた後には
最高の音楽だけがそこにある。


洋画の邦題ってダサくなりがち
でも今回はセッションの方がしっくり来た
お互いが刺激しあって
お互いを高め合って
作り上げていく一つの世界

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