【創作大賞応援文】嘘月/雨宮汐さん
短い短い、応援文。
私のこの文章は誰にも響かないかも知れませんが、『嘘月』という物語を生み出した雨宮さんの心に届いて欲しいと願っています。
海の底より暗くて深い暗闇を、どう表現したらいいか悩んでいます。
この物語は、一人の少年が『遺書』という名の手紙で私たちに悲しみと苦しみを届けてくれます。
そこには美しさと醜さが、均等に混ざり合っています。
でも決して濁ることのないそれは、透明な悲しさです。
いや、悲しさですらないかもしれません、、、、
2万文字の物語。
暗く静かなで、若く柔らかく純粋な物語。
今私の中には、酸味の強いコーヒーを飲んだ後のような、妙にすっきりとした読後感が残っています。
この物語を紡ぎだせる、雨宮さんの心の中を覗いてみたいと思いました。
そこにはきっと物語と似た、影と柔らかな純粋さがあるのではないかと。
『嘘月』というタイトルに乗せたその想いを、少しだけですが感じることができた気がします。
私は、『嘘月』そして雨宮汐さん、その先にいる一人の少年を、心より応援したします。
私の『創作大賞応援文』はこの文章にて12本目です。
毎回言いますが、これは『創作大賞感想文』とは違います。『おうえんぶん』です。
作品を読解できていないかもしれない。
勘違いしているかもしれない。
私が応援した文章を読んでも著者は喜ばないかもしれない。
それでも今回も書かせていただきました。
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