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【#曲からストーリー】④『爪爪爪/マキシマムザホルモン』

皆さま、早朝にこんばんは。
さて、大変好評いただいております、曲スト。
note_PR公式様にも取り上げていただきました。

早速ご参加していだだいた方の中には、始めましての方、短編小説に初チャレンジの方、なんと小説初チャレンジの方もいらっしゃいます!
そして、たくさんの方が『お代わり投稿』してくれています!
『お代わり投稿』私もその気持ちよくわかります……これ書き出したら止まりませんね! 特に短い話縛りなのがいい。いろんな自分に出会いたくなります。
では、私も1曲お代わり。
今回はマキシマムザホルモンを取り上げさせていただきます。
上品なnoterの方にはあまり耳なじみのないグループ名かもしれませんが、日本を代表するロックバンドです。
彼らはロックという枠に収まることのないバンド。メタル、ハードコア、パンク、ラップ、ポップスと、あらゆる要素を盛り込んだ音楽をオーディエンスに提供する、異色のアーティスト集団です。

デスボイス、メタルシャウトのパワフルすぎるボーカル:ダイスケはん
バンドカラーを作るギターとイケメンボイス過ぎるボーカル:亮君
レッチリ・フリーを思わせる、きれっきれのベース:上ちゃん
激しいドラムとキュートボイスを操る、ドラム&ボーカル:ナヲさん
この最強の4人が織りなす音楽は、奇抜で独創的。
暴力的なメタルの部分と、キャッチ―でメロディアスなサビが交互にやってくるこの麻薬的な音楽には、ファンならずともその世界観にとらわれること間違いなし!
ただ……若干歌詞が、ぶっ飛んでいると言いますか、ちょっとワイルドかつお下劣な表現があることは、視聴前にお断りいたします。。。。

で、選んだ曲は『爪爪爪』!
めっちゃかっこいいです!
まさにマキシマムザホルモンらしさが凝縮されている曲であります!
ダイスケはんのデスボイスから始まって、一気にトップパワーでメタルシャウト。
曲調が変わったかと思うと、亮君のラップ。それに合いの手を入れるようなダイスケはんのメタルボイス。
再び曲調を変えて、ダイスケはんのシャウトからのデスボイス。
頂点に達したところで、曲のトーンを下げ、亮君のイケメン過ぎるサビ、からの……。
駄目ですね。しゃべりだしたら止まりそうにないです。

YouTubeを探したところ純粋なMVはなかったので、インタビュー付きの動画を貼ります。
爪爪爪は4:33~8:54まで。お下品な表現も多いので、苦手な方はサビの5:52~6:11までをどうぞ。
二曲目の『ぶっ生き返す』も名曲です。ナヲさんの激しいドラムをたたきながらのキュートボーカルは必聴・必見です!

爪爪爪 / マキシマムザホルモン

爪爪爪
腕に女 KISS

曲名:『爪爪爪』から一部引用

作詞・作曲:マキシマムザ亮君

その腕にKISS / 著PJ 440文字


 カーテンの隙間から朝日が入ってきて、私は目を覚ました。
 フローリングの床に直敷きしてある布団から私ははみ出していた。タイマーで冷房が止まったせいか、掛け布団はあなたの向こう側にあり、私たちは裸のまま朝日に照らされていた。
 その光に照らされたあなたの広く筋肉質な背中に、小さなひっかき傷があるのが見えた。そこはあなたの手が絶対に届かない位置だった。私の付けた傷跡なのか、それとも別の女がつけたものなのか、私にはわからなかった。
 私はあなたの向こうに転がった布団をあなたにかけ、部屋の冷房をつけると、もう一度布団にもぐり込んだ。
 あなたの温もりがそこに在って、私はそれだけでいいような気がした。
 今日はどこに連れてってもらおうかな? 久しぶりにマクドナルドでドライブスルーして、海を見ながらハンバーガーを食べるのもいいかもしれない。なんと言っても今日は晴れの土曜日だ。今日も明日も一日中あなたと一緒にいられる。
 私はあなたの太くて引き締まった腕にキスをし、もう一度夢の中に落ちていった。

《終》


さて次回お代わりは、ローリー寺西先輩の『ロビタ』でSFでも書こうかな😊


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