PJ【起B】→ちあきさん【承】→PJ【転】『海の中の彼女(仮)』
PJ【起B】
ちあきさん【承】
PJ【転】
沖を見つめる彼女の後方から、その肩を掴んだ。それは、びっくりするくらい細かった。僕が触れても、彼女はピクリとも動かなかった。
「おい! 大丈夫か?!」
僕のその声に、彼女は全く反応しなかった。
不気味な夜の海の中、その様子に僕は『もしかしたら彼女は人間では無いのかもしれない』と思った。
彼女が振り返る。暗がりの中にぼんやりと見えた顔には感情が無いように見えた。僕は少し恐怖を感じた。
彼女の顔は真っ白で頬がこけるほど痩