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香港人の海外脱出ブーム。言論の自由が奪われてかわいそう😢

香港から脱出する人が増えている。
ここ1年で7.5万人が香港以外の国に行ったらしい。(8月のニュース)
香港に住む友人も、「海外に行く人めっちゃ多い」と言っていたのでシリアスな問題なのだろう。

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ここ数十年の歴史を振り返れば、香港人はかなりかわいそうだ。
イギリス統治時代、香港は「外貨を呼び込む地域」で、香港人からすれば「お金を稼いでなんぼ」だった。
お金を稼ぐことができれば、より自由になれた。

この頃の香港人は、(日本人と同じように)政治に無関心なスタイルが一般的だったと聞いている。
言論も思想も自由だったので、政治への関心を強める必要がなかったのかな?

ここ数年の香港...

1997年7月1日、イギリス - 中国間の契約が満了し、香港は中国に返還された。
これが悪夢のはじまりだったのかもしれない。

中国は香港への締め付けを強化。2019年、それに反発する形で市民による抗議デモが過激化。
2020年「香港国家安全維持法」が施行。反政府的な動きをすれば違法であり、香港人から言論の自由が奪われた。

香港人が海外に「脱出」するのもうなずける。
しかし、話はそう簡単には進まない。

香港に残された両親はどうなる?
仕事は?ビザは?
考えるだけで胸が痛い。

言論の自由が奪われるのは、かなり辛い。
世界は今、混沌としているが、香港で起こっていることは1つの印なのかもしれない。