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第18回ショパン国際ピアノコンクール特集(ピティナ)

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ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)広報部が、2021年にワルシャワで行われた第18回ショパン国際ピアノコンクールをレポートした特集記事のアーカイブです。
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2021年9月の記事一覧

演奏順抽選、頭文字「M」から1次予選スタート決定~2021ショパンコンクール

さきほど、9/30(木)日本時間20時から現地ワルシャワで記者会見と演奏順抽選会が行われ、厳正なる抽選の結果、アルファベット「M」が引かれました。 よって、中国のXuanyi Maoさんから、10/3(日)日本時間17時より始まる1次予選の第1セッションがスタートします。 ◆出場者一覧(アルファベット順)※STAGE 1を押して絞り込み もろもろの確認をしたのち、正式なスケジュールが公式ウェブサイトに発表されることと思いますので、続報いたします。 日本の出場者の皆さん

演奏順の抽選は9/30(木)夜。1次予選のスケジュール概要 ~2021ショパンコンクール

1次予選開幕を5日後に控えたショパンコンクール。YouTubeでは、コンクール事務局制作による今回のイメージビデオ(CM)が公開されました。メッセージは「Talent is just the beginning」。エチュード Op.10-1を基調に、印象的な映像に仕上がっています。 ロングバージョン ショートバージョン 9月30日(木)20時(現地時間13時)から、カタジーナ・ポポヴァ=ズィドロン審査委員長やアルトゥール・シュクレネル国立ショパン研究所所長らが出席して現

ショパンコンクールを彩る世界の名教師たち

10/3の1次予選初日を「開幕日」とすると、ショパンコンクール開幕まであと6日となりました。出場者たちは9月29日までに出場受付を済ませ、順次ピアノ選び・試弾などに入ります。9月30日には、演奏順抽選が行われ、いよいよ第1次予選の全貌が姿を現します。 すでに出場者の詳しいプロフィールが公式サイトで改めて公開されています。(このあと受付を済ませた者が、最終的な出場者となります) ◆出場者(STAGE Iを押すと、1次予選出場予定者が絞り込まれます) ここにある出場者のプロ

審査員の交代~アルゲリッチとフレイレのキャンセル

開幕まであと9日にせまった第18回ショパン国際ピアノコンクール。審査員や日程など、改めて詳しくご紹介しようと思っていた矢先の9月23日、審査員交代の大きなニュースが飛び込んできました。 公式サイトのニュースはこちら 要約すると、「ネルソン・フレイレが病気により審査をキャンセル、長年の友人であるマルタ・アルゲリッチもこの困難な時期に彼と一緒にいることを決めた」ため、とのことです。 このお二人に代わり、直前ではありますが、マルタ・アルゲリッチが優勝した1965年大会で第2位

ショパンコンクール本大会進出者インタビュー(12)~牛田智大さん

第10回浜松国際ピアノコンクール入賞者として予備予選を免除され、10月の本大会に進出している牛田智大さん。すでに多くの演奏会やCD録音などで高く評価され、大活躍のピアニストです。この度、一問一答の形で特別にインタビューにお応えいただきました。牛田さんの音楽がワルシャワに響くのが今から楽しみです。 取材協力:ジャパン・アーツ 写真:©Ariga Terasawa(全て) Q.まもなくに迫ったショパンコンクール本大会へのご参加を予定されていますが、意気込みをお聞かせください。

ショパンコンクール本大会進出者インタビュー(11)~原沙綾さん

いよいよ開幕まで2週間を切った第18回ショパン国際ピアノコンクール。10月2日のオープニング・ガラコンサートを経て、10月3日より1次予選が開幕します。コンテスタントの皆さんは、そろそろ準備のコンサートなどの時期を終え、25日頃から順次ワルシャワへと旅立たれるようです。 大詰めの本大会参加者インタビュー、本日は、東京藝術大学大学院に在学中の原沙綾さん。「聴いてもらえるだけでありがたかった」と謙虚な人柄と、作品の世界を精いっぱいに生きていく真摯さが伝わるインタビューとなりまし

ショパンコンクール本大会進出者インタビュー(10)~岩井亜咲さん

7月の予備予選直後に特級二次予選にも参加してくれた岩井亜咲さん。現在、東京藝術大学に学んでいます。 まもなくに迫った本大会に向けて、精力的に演奏会への出演などをこなしながら、ショパンの音楽との距離を縮めています。7月の予備予選直後にもお話を伺いましたが、本大会まであと半月となった今、改めてインタビューしました。 インタビュー動画 予備予選での演奏動画 予備予選から帰国直後のインタビュー(7月) 写真:(c)Wojciech Grzedzinski/ Darek Go

ショパンコンクール本大会進出者インタビュー(9)~竹田理琴乃さん

本大会進出者インタビューも折り返し地点を過ぎています。 前回大会(2015年)でも予備予選を通過して本大会に参加した竹田理琴乃さんのインタビューをお届けします。肩に何か載っているぞ!?!? ショパンコンクールが行われるワルシャワ・フィルハーモニーの近隣にある名門ショパン音楽大学にも留学していたことがある竹田さん。日本に帰国して大学院も修了し、新たな環境で迎えた自身2回目のコンクールをどのように捉えていらっしゃるのでしょうか。たっぷりお話を伺いました。 インタビュー動画

ショパンコンクール本大会進出者インタビュー(8)~今井理子さん

東京藝術大学に在学中の今井理子さんのインタビューをお届けします。予備予選直前に20歳になったばかりの今井さんですが、非常に理知的に、客観的に状況や音楽を理解しており、とても知的で興味深いインタビューの時間となりました。 特級ファイナルの前の指揮者打合せには、進藤実優さんの伴奏者として駆けつけてくださるなど、大らかで自然体な魅力のあるお人柄で、本大会がとても楽しみなピアニストです。 たっぷりとお楽しみください。 インタビュー動画 予備予選の演奏を視る 写真:(c)Wo

ショパンコンクール本大会進出者インタビュー(7)~進藤実優さん

7月のショパン国際ピアノコンクール予備予選の直後にスタートした第45回ピティナ・ピアノコンペティション特級にも出場し、見事に銀賞・聴衆賞を受賞した進藤実優さん。一心に音楽に入り込んでいく情熱的でひたむきな姿が多くの人の心を打ちました。 特級ファイナル後も、精力的にコンサート出演を続ける忙しい進藤さんに、あらためて特級入賞の感想と、7月・8月の多くのステージを経て今見えてきた景色、そして10月の本大会に向けてたっぷりとお話を伺いました。 インタビュー動画 予備予選の演奏を