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脱ブラックPTAのための会計監査(学校の有印私文書偽造/来賓の祝金の行方etc/記事後半に手口リスト追記)

今年度、新メンバーに入れ替わり、強制派が全員抜けたので

小さな業務改善、IT化など、トントン拍子ですすんでいます。

論理的思考が出来て、人として「当たり前の感覚」を持った人が集まると、こんなにも話が早いのかと。1年耐えた甲斐がありました。


去年は私は書記だったのですが

会計に携わってなかったころから、明らかに不正会計をしていることは、

わかっていたので、是正することにしました。

新会計さんが「引き継ぎ」と称して渡された会計バッグの中身、データが古いものが混ざってていて削除して良いか困っていたので

中身を預かり、スクラップブックの2年分の全領収書を洗いました。PTA関連団体のおかしなところは、お金の流れを見れば何処から手をつければ良いか解る事があります。

会計データのほうは、Excel会計だったので、どんな帳簿のつけかたか確認し、ひとり会計監査をしました。
金の流れを洗えば、無駄に金かけすぎな活動から切れる、地方財政法違反を見つけられる、不正運用がわかる、まず会計監査から。これが出来る役員が居ないと話しにならない。

領収書から出るわ出るわ、一般社会ではありえない領収書、明細、

これをすりぬける会計監査に意味があるの?


台帳はなく一般会計でいうところの

「科目別台帳」を「明細全部」という名前にして保管していた。

しかも記帳の入金日はでたらめ、もう無茶苦茶。Excel関数が反映されず、手動で入力している箇所もある。

一般会計の知識もない人が会計をしてきたということがよく解る悲惨な状態で、

新会計さんに、会計書類一式、ポンっと渡して終わり。

使わない伝票や台紙の束などゴミもたくさん混ざっていた。

これでは新会計さんが気の毒過ぎる。

会計ソフト移行

これを機に、Twitterで情報収集して、気になっていた

ちまたの会計へデータ移行することにしました。


スクラップブックは、Excel会計の明細書を印刷しハサミで切って科目ページごとに糊でペタペタ貼り付けるという手間のかかる作業をしていた形跡があったので、

ちまたの会計でダウンロードできる科目別台帳を

そのまま綴じられるよう2穴のA4ルーズリーフのものに変えました。


手書きでちまちま作ってたインデックスも

ラベルプリントで印刷して貼れるようにして、科目別のインデックスラベルのデータを保管し、名もなき雑務もスリム化しました。


スクラップブックにも、印刷使いまわしの汚い黒い領収書台紙というものを使いその上に領収書をベタベタ貼り付け

無駄に分厚くなっていました。ルーズリーフにすれば

領収書の多い科目はルーズリーフを足せば良いだけ。

↑立派なものもありますが、普通のルーズリーフでも問題なし。全て百均でも揃う。

お金の管理さえしっかり出来ていれば、やり方は、時代にあったやり方に、やりやすいやり方にしていけば、良いのです。


引き継ぎのメモには

学校が不正できてしまうルールがいくつかあり

そこも是正しないといけない。

交渉は疲れますが、一般社会で有り得ない領収書がまかり通っていて

不正してるの?って、疑われるようなことをしているのだから、是正しましょうということです。

杜撰会計を、次の代のかたに引き継ぎたくないですし…

変えたのではなく、当たり前の状態に「戻す」という作業をしている現状です。

正直、会計が、こんなにたくさん修正や訂正、
是正作業が、出来ていないまま引継されているとは、
思っていませんでした。驚きました。
Excel会計の手順は、一言も説明書きなしでした。

昨年、私が会計のことを質問したときに
「会計の事は知らんでええ」の一言で教えてもらえませんでした。
(1年目会計さんは、紙のファイルを目の前でパラパラして「これ見たら引継できるし」とサイボウズ反対理由にしてました。)
去年教えてもらえていたら、もっと早く改善出来たと思います。

会計のおかしなところまとめ

おかしなところを、まとめます。

ブラックPTA会計をどうにかしたいかたに、少しでも何か参考になれば…と良いですが…。

あと基本的なことですが、総会資料の

決算書の「支出の部」

「分担金」=上部団体へ支払う上納金

「保険料」=上部団体の保険

「懇親会」=本部役員の飲み食いパーティー、どんちゃん騒ぎ。

「研修費」=本部役員の観光旅行つき大会の交通費など。講演会の講師の謝礼。(親学アドバイザーの後援が教育委員会の講演会は教育委員会が謝礼を払っている。)

「学校協力金」「教員振興費」「学校備品費」=会費から公費で賄わなければいけない学校備品を買わせている、地方財政法に抵触。バレないよう「予備費」から払わされてるPTAもある。

「事務消耗品費」から学校のコピー用紙やトナーを買わされていたり、金を渡しているPTAもある。

「通信費」=指名委員があるPTAは、役員推薦の勧誘電話をかけるための電話代

決算書の支出の部をよく見てくださいね。無駄な活動に使われる無駄な支出だらけです。監査で領収書も見たら、特定の業者が変な領収書を出していたりとかよくわかります。

PTA総会に会計保護者は、会計の領収書綴りを持参しますので、会計の保護者へ質問すれば良いと思います。


①会計帳簿類(公文書も)は鉛筆で書かない。

・学年活動の支払いの明細書を鉛筆で書いていた。現金帳簿も鉛筆で書いていた。

(鉛筆で書くといくらでも改竄可能のため、改竄を防ぐため。鉛筆で書いても清書で上からボールペンで書く。)


②発行者と領収者が同一の「領収書」が
見過ごされる「監査」に意味はあるの?

・学校への祝儀の領収書名義がPTAになっている件も、「ありえない領収書」です。
一般社会では、あり得ない事。
会計に詳しくない人でも「えっ?何これ?」
と思うはず。

PTAがお金を出して、受け取りもPTAという領収書。中身のお金を持っていくのは学校。

↓こんな領収証が存在する。

自校PTA様                                                                           10000円                                                        運動会 お祝い金として領収しました                                                   自校PTA 自校PTA印章                                                   自校PTA会長名前


 近隣校PTA様                                                                         10000円                                                        運動会 お祝い金として領収しました                                              自校PTA 自校PTA印章                                                 自校PTA会長名前 

↑もちろん祝金の金を持っていくのは学校管理職です。自校PTAの収入には1円も処理してない。なのに領収証は勝手にPTA名義で学校が用意している。

↑有印私文書偽造です。

祝儀のお金の受取人はPTAで領収証を発行しておいて、中身のお金は学校が持っていく。
学校の決算書にいれず帳簿外で裏金に出来てしまう。
さらに、悪質だなと思うのは、
祝儀受取用のPTAの領収証を、学校側が
すでに「印刷」した状態で用意をしている。
学校側がPTA名義発行の領収証の原本を保管していて
PTA角印も、教頭の引き出しにある。
帳簿外で裏金にする気マンマンに思える。

中には、領収証すら発行せず、持っていく学校もある模様↓

改善案としては、普通に「次から学校名義の領収書ご用意ください」と学校へ言う。

学校が渋れば次の手段へ。



③団体保険の約款は?会計が保管?会長保管?


会計バッグにもどこにも無かった。
保護者が暴走車に轢かれたら、いくらまでなら出るとか、
把握出来るよう保障内容は把握したほうが良い。それくらい把握して運営しないと、
事故が起きたとき、
使用者責任を問われるPTAに民事訴訟のリスクがある。


④どんな寄附採納手続きをとってきたのか?


・卒業式で、児童費から出している学校への寄贈品について。
児童費は学校があつかうお金、
「寄贈品」として
「寄附採納手続き」をしている。
これもおかしい。
児童費をいったんPTAに寄附し
PTAが寄贈品を買ってあげる、だから「寄附採納手続き」を申請する、なら解る。
だけど、お金の出入りの記録がない。

いったい、どんな寄附採納手続きをとってきたのか?

担当の学年委員に何をどう書かせてきたのか。


※寄附採納手続きの例


https://www.city.tamba.lg.jp/reiki/reiki_honbun/r394RG00000397.html

1.これは「教育委員会」が「学校」に「『寄付』
の“申出”が有った時は“こういう風”にしなさい。」
と“指導してる文書

2.「受け取れる寄付」は“寄付者”が純然たる教育の
充実振興の目的(自分の子供を“えこひいき”して
もらうなんて“動機”はダメ)と自由な意思(学校
の“暗黙の強要”もダメですよね。)
じゃないとダメです。

上記の条件に“当てはまる”なら受け取っていいですよ。
但し条件がある。
Ⓐ30万円以上の“物品”の場合は
「教育委員会」の「承認」が必要である。

Ⓑ30万以下の場合は「承認」は必要ないが
「教育長と市長」に「報告」しなければならない。

Ⓒ1万円以下の場合は「報告」さえもしなくてもいい。

*30万以上寄付してくれた人には{感謝状}を
送ってもいい(送らなくてもいい)。

これは「行政」が「学校」に対して「こうしろ」と
言ってるのであって「PTA」には関係ない。


⑤慶弔費のルール

「慶弔費は領収書がないものもある」と書いてある。
嘘の申告してくる人いるのでは?

「教職員の配偶者の同居家族の死亡」まで、なぜか教職員にだけ手厚い慶弔規定。

そして、自校の歴代教頭に偽造領収書をつくり、横領をした教頭が居る。

用務員さん給食のおばちゃん等の身内の慶弔費とか申告されてもPTAは確認とれない

慶弔規定が教職員だけ異様に範囲が広く、

慶弔届もなし、葬儀場の報告もなし、

異動のたび何回も、配偶者の身内が死んだことにする教職員が出ないか、

慶弔ルールが、おかしいPTAは、
慶弔費の会則なくしてもいい


餞別廃止にしたのですが、慶弔も「虚礼廃止」の方針にする

ただ”教職員”も会員だから、
教職員にしないなら保護者にもしない。
としなければならない。
”気持ち”を送る事だから
”慶弔電報”はしてもいい。
後、儀式会場を訊いて「花」をPTAから
送るのも有り。
会社でも「慶弔届」に儀式会場を記入してもらい、
そこへ「花」ないし「電報」を送るように。

こうすれば、「領収書なしで慶弔費がもらえる」と
知った教職員からの、虚偽申告を防げる。

歓送迎会で元を取ることにとどまらず、慶弔で元をとる教職員が悪知恵働かせないように。






学校教育法や地方財政法に照らし合わせても疑義(公務員へお金渡したらダメでしょ)


本部2年目で慶弔規定も廃止にしました。












⑥学校への「PTAの学校設備・学校資材」(印刷費)

↑の使用料5万円は適切なのか?毎年ジャスト
5万円はあり得るの?
前年度のPTAの使用頻度・資材使用量を検証
する必要があり

毎年2つの業者の明細書がジャスト5万。25000円ずつにしているのではなく微妙に25000前後にしてある。

明細書出してるだけマシ?かもしれないが、

明細書からおかしなところだらけ。

PTAでは使用してない高白色用紙を買っているし、長年取引のある業者なら、適当に辻褄が合うよう明細書作らせたのでは?と、疑われておかしくない明細書。毎年購入するトナー本数はバラバラ、なのに2社の明細書の合計は毎年1円の狂いもなく奇跡的にぴったり5万。

これもすりぬける監査の意味とは?監査のときいったい何やってたの?

歴代会計も指摘できず監査をすりぬけてきた事も恐ろしいし、

保護者バカにされている


業者の1つは教材会社で、他の活動でも使わされてたのですが
発行日未記入で何買ったか解らない領収書まで。
無効の領収書を平気で出してくる教材開始

言えば出すと思われてるPTA。学校からすれば、鴨がネギ背負おってきてるようなもん。

随意契約は諸悪の根源です。

⑦PTA角印と会長印が教頭保管


出金伝票の会長の苗字の判子で押印欄に押す判子を
教頭が保管
出金伝票に、教頭が「教頭印」「会長印」2つの判子を押している。
PTA発行名義の領収書に押すPTA角印も教頭保管

判子を返してもらう。

⑧科目別台帳がない。

それらしきものがExcelにあり明細全部

というファイル名。

記帳の入金日もでたらめ。通帳と合ってない書き方。

一般会計の知識もない人でも、PTA会計が簡単に出来るよう、ちまたの会計、もう全校導入すれば良いのでは…。


⑨領収証と明細書(レシート)が対になって保管されていない。


特定の教材会社と、学校の印刷代として
渡してる印刷業者が領収証のみで、明細書がない。
ないことが不自然。
(茶話会で教材会社の商品が何で要るの?
発行日も書いてない。成立しない領収証
これが監査を通ることが有り得ない。)

⑩大人の飲み会代13万6598円。差し入れのアサヒスーパードライは、「子どものため」に使ってるの???


役員の飲み会は「子どものため」の活動なの?

連合PTAなどの懇親会の飲食代、

合計13万6598円。

おかしなところがたくさんある
悪しき前例は改善する必要がある。
領収書関係は、校長か、教頭か、事務員が、
もしかしてポケットマネー入れてるー?
不正でもしてるー?って、疑われてもおかしくないってこと。
疑われるような事を続けて良いの?って事です。

⑪教職員会員の入会名簿なしで会費が手渡し

教職員が42名中27名入会


手渡しでまとめて渡される
後半に手渡しされたときの手書きメモの写真添付あり
悪い管理職がきたら、ネコババ出来てしまう。


他校のPTA会計でも虚偽記載

管理職が虚偽記載を指南していた。



分担金の内訳欄は「上部団体の使途不明金」と記載してやりたい


PTA会費で学校司書給与支給の地方財政法違反を教育委員会が放置

↑市は何が違法なの?と、ひらきなおってるみたい…


領収証も不要で活動費をバラまくPTA


返金処理の会計手続きが面倒だったのでしょうね…

任意加入周知、入会届整備とセットで、一般会計の知識の講習をするべきでは。

領収証不要
活動以外の物に不正流用しても
バレないってことです
お釣り出たら活動担当した人で分けてたのかもしれません…
金のかかる活動辞めていけば
事前に活動費渡すやり方も辞められます


勘定科目の見方、渉外費=飲み食いパーティー費などです。

皆さんPTA総会資料の決算報告書を
よく見てくださいね。


支出の部
「分担金」が上部団体に支払う”上納金”


「渉外費」が、上部団体との懇親会費用(飲み食いパーティー)


「研修費」とは名ばかりの観光旅行つき。ここに大会の交通費がはいっていたりします。


学校の地方財政法違法の勘定科目

支出の部
「学校協力費」

「教育振興費」

「学校備品費」←学校備品て、堂々と違反してますと宣言した科目があるPTAも。

「予備費」等。なぜ、予備費かというと、

校長が、「いや、これは寄附じゃない、PTAさんも一緒に使うから、予備費にしといて」

と、トンデモ論法で、地方財政法違反を免れるわけです。

現金そのまま渡す悪しき慣習まで…(さいたま)


現金そのまま渡したらダメです。


OBの会社に利益誘導し寄附






”抜け道”指南する横須賀市PTA連絡協議会

横須賀市PTA連絡協議会の~PTAは学校の応援団&市P協は単位PTAの応援団~

PTAの学校への寄付・寄贈について(市P協【指針】)
投稿日:2021年3月12日

PTAから学校への寄付・寄贈について、市P協の指針をまとめました。
以下は「やりがちだけどやってはいけないこと」にも掲載されています。

↑このページに書いてある内容は抜け道指南になっています。気を付けてください。


修学旅行などの積立金を返却せず寄附へ横流しする学校






大分市のほうでは、任意の集金で寄附とのことですが、
リサーチしたら、問答無用で払えみたいな集金袋が配られたそうです。地方財政法に抵触すると気付いてる親は払わなかったそうで、校長にも「公費で買うものでは?」と言ったら「仰るとおり…」と返ってきたそうです。

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