質問コーナー(四十肩、五十肩について)
Q:私のクラスでは、肩甲上腕関節の屈曲が苦手な方がいます。五十肩寸前もしくは五十肩の方です。
その場合、僧帽筋やローテーターカフの筋出力の低下、大胸筋拘縮や烏口突起の硬直が原因で宜しいでしょうか?
また、その場合のストレッチ方法もしくはヨガのアーサナを教えて頂きたいのですが、宜しくお願いします。
A:質問ありがとうございます^ ^
矢状面や前額面上のアライメントをみたい所ですが、おっしゃる通りその可能性もありますね!!
あとは肩甲上腕関節の動きは肩甲骨の動きが必要なので、肩甲骨の可動性も確認したいです。
肩甲骨と上腕骨の連動として肩甲上腕リズムというものがあります。肩甲上腕リズムとは肩関節を外転する際に肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節との間に起こる連動です。肩関節の外転運動は肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節の複合運動であり、肩関節3°の外転は肩甲上腕関節2°と肩甲胸郭関節1°によって構成されます。つまり、2:1の割合で肩関節の外転運動は行われます。
上腕肩甲リズムが破綻していたり、そもそも肩甲骨の動きが乏しかったりなどあります。
肩甲骨に付いている筋肉の伸長性も確認して、どの筋肉の短縮や収縮不全があるのか評価します。
結構多いケースが広背筋の短縮があることが多いですね^ ^
テスト方法:両肘を付けて肘の位置がアゴや鼻まで上がるか。注意点として、腰椎の伸展の代償が入らないか確認が必要。
ローテータカフの収縮不全はありますねー!!
烏口突起は骨なので拘縮はしないですが、烏口突起に付いている小胸筋は可能性がありますね!!
小胸筋が短縮すると肩甲骨が外転、挙上するので、僧帽筋上部線維が過剰に働くこともあります。
ヨガのアーサナなら上肢を挙上し、対側に側屈するポーズが良いですね!!
例えばかんぬきのポーズ(パリガーサナ)とか体側を伸ばすポーズ(ウッティタパールシュヴァッコナーサナ)などなどで如何でしょうか!?
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