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第57回理学療法士国家試験午前31ー大腿骨頭すべり症ー

第57回理学療法士国家試験を1問ずつ解説。

私がどういう手順で問題を解いているかを解説しています。実戦で役立てると思います。


音声を聴きながらがおすすめです。

〈Spotify〉


それでは参りましょう!


敗因

大腿骨頭すべり症に対する知識の欠如やドレーマン徴候を知らなかったので、ややギャンブルな回答になりました。


結果として間違いはしましたが、反対側に出ることはないだろうと仮説を立て1番2番の選択肢は消した上で回答したため、正答率は少し上げて回答することができました。


さらに仮説を立て、大腿骨頭すべり症だから関節が緩くなるのでは?と考え5番を選びましたが力及ばずでした。


反省会

大腿骨頭すべり症は男児に好発し、肥満が危険因子とされています。
大腿や膝に痛みが生じやすく、股関節に症状が出るのは進行してからのようです。


ドレーマン徴候は大腿骨頭すべり症で特異的にみられる所見で、患側の股関節を屈曲すると外転・外旋します。
つまり自然と開排してしまうと陽性となります。

ドレーマン徴候陽性になるのは、ある程度進行してからになりそうです。


前回記事


※第57回理学療法士国家試験、第57回作業療法士国家試験の問題および正答について(厚生労働省)を加工して作成

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html


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