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【筋線維】第57回理学療法士国家試験:午前61−65【心電図】

第57回理学療法士国家試験を5問ずつ解説。

私がどういう手順で問題を解いているかを解説しています。実戦で役立てると思います。


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それでは参りましょう!


午前61【筋の生理学】

・1、2、4は合っていると思う。→選択肢から削除
・階段現象がわからないので、5はわからない
・神経筋接合部にニコチン受容体は聞いたことがない→3か?

3を選択して不正解でした。
選択肢から消した4が正解でした。


〈反省会〉

・神経筋接合部にニコチン受容体があると学習した。正しくは、ニコチン性アセチルコリン受容体というようです。
・単一の刺激では単収縮。
・刺激が多くなると次第に収縮力が大きくなる(階段現象)。
・強縮は単一の収縮が繰り返されると(5〜50/secの頻度の刺激で)起こる。


午前62【脱分極】

・2、3は神経伝達物質だから、電解質のような動きはない?→2と3は選択肢から消す
・あとはよくわからない・・・。脱分極といえばやはりナトリウムイオンか?

4を選択して不正解でした。
1が正解でした。


〈反省会〉

・脱分極にてナトリウムイオンは細胞内へ流入するが、軸索終末に流入するわけではない。
・脱分極に続いて軸索終末にカルシウムイオンが流入することを学習した。


午前63【筋線維Type】

・TypeⅠの方が、疲労しない、収縮速度遅い、ミオグロビンが多い、ミトコンドリアが多い→1、3、4、5は選択肢から消す
・解糖系酵素活性はTypeⅠで低く、TypeⅡで高い

2を選択して正解でした。完全勝利といっていいと思います。


午前64【心電図、心音】

・Ⅱ音は大動脈弁が閉鎖するとは知っていた→2は違う、1は合っていそう。
・P波は心房の興奮、QRS波は心室の脱分極、T波は再分極。選択肢はこれらが一致しない→3〜5は違う

1を選択して正解でした。


午前65【血球、抗体】

・赤血球、血小板は免疫系ではないので、1と5は選択肢から消す。
・好中球や好酸球はそれ自体に食作用があるので抗体は産生しない→2と3は選択肢から消す。
・抗体はヘルパーTリンパ球(T細胞)など

4を選択して正解でした。これまた完全勝利です。


第58回理学療法士国家試験を解いてみました。


前回記事


※第57回理学療法士国家試験、第57回作業療法士国家試験の問題および正答について(厚生労働省)を加工して作成

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html


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