【半側空間無視】第57回理学療法士国家試験:午後16ー20【失語】
第57回理学療法士国家試験を5問ずつ解説。
私がどういう手順で問題を解いているかを解説しています。実戦で役立てると思います。
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それでは参りましょう!
午後16【電気刺激療法】
・①と②は筋腹ではない
→1と2は消す
・④と⑤は橈側すぎる。腕橈骨筋?
→4と5は消す
3を選択しましたが、採点対象から除外されています。
午後17【失語症】
・表出が障害されている運動性失語
・細かく修正しても意欲を削ぐだけ
→1はない
・3と4は理解ができるので不要
・5はよくわからない
2を選択して正解でした。
午後18【運動処方、運動指導】
・弁置換をしているので抗凝固療法は継続しなければいけない。
・自己管理、レジスタンストレーニングは行った方が良い。
・ATレベルでの運動はOK
・3METsが上限は低すぎる
3を選択して正解でした。
午後19【半側空間無視】
・右を向いているし、机上検査も右に偏倚している。左半側空間無視とみられる。
・探索課題や振動刺激はOK、車椅子自走は左に寄りやすいので注意。
・ブレーキレバーは左を長くしたほうが良さそう。
・プリズム眼鏡も左の方が良いと思う。
4を選択して不正解。
3が正解でした。
〈反省会〉
・プリズム順応課題は1998年フランスのRossittiらが報告した。
・対象物が右に10°偏倚して見えるメガネをかけ、標的を右示指で素早く指さす。これを50回繰り返し、約2時間効果が持続したとのこと。
・最近はどのような症例に有効か?を検討している。
午後20【リウマチ】
・足底板は使っても良さそう
・変形防止のスプリントはあり
・急性炎症期は運動しない
・小関節の方が壊れやすいので、大関節を使う
・頸椎は危ないので動かさない方が良い
2を選択して正解でした。
前回記事
※第57回理学療法士国家試験、第57回作業療法士国家試験の問題および正答について(厚生労働省)を加工して作成
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html
最後までご覧いただきありがとうございます。未来の理学療法士、理学療法士の未来のため発信を続けて参ります。今後もよろしくお願いします!