豊かさとは？

他人を羨むのはあまり良くないと思いながらも、自分に刺激を与えてくれるという点では良いことかもしれない。

タイトルにある“豊かさ”について、皆さん考えたことがありますか？

私は、正直考えたことがなかった。

豊かさ？…裕福みたいな感じ？
その程度。

そんな私が、ある近しい方の生活を目の当たりにした時、頭によぎった言葉が、

「豊かさ、ってなんやろう？」

だった。

別にその方の生活が羨ましいと思ったわけではない。

その方は収入も不安定で、決して便利な場所に住んでるわけでもない。家族構成も私とは違う。

なのに、“豊かさ”について、私に考えることを突きつけるには十分なきっかけを与えてくれた。

頭の硬い私は、インターネットで“豊かさとは”と検索してみた。

すると、なんとその名の通りの本がヒットしたではないか。

豊かさとは何か - 岩波書店

まだ読んでいる途中だけど、なるほど、恐らく今の私は、その文脈でいうところの“豊かさ”は得ていない気がする。

理学療法士という国家資格は金持ちにはなれないかもしれないが、安定した収入は得られる。さらに、運のいいことに、能力を買われて訪問看護の所長になった。
プライベートでは結婚して子どもにも恵まれて、休みの日には子どもを連れて公園で遊ぶ。そして今日は自分時間をもらって、このように文章を書いている。

……結構じゃないか？

これ以上を求めるのは贅沢な気もする。

でも、先ほどの知人の生活を目の当たりにした時、豊かさについて考えずにはいられなかった。
ということは、やはり満たされていない何かがあるのだろう。

自分が豊かさを感じられる生活とは、一体どのようなものだろうか？

今後、自分が出す答えを楽しみにしたいと思います。

おわり。