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なぜ私が「症例・事例フォーラム2022」に参加するのか?

2023年、初noteです。
今年はまずここからスタートします!

日本地域理学療法学会 研究サポート事業
「症例・事例フォーラム2022」

久しぶりに「出したい!」と思い、すぐ抄録作成、応募に踏み切った発表です。

今回の記事では、なぜこのフォーラムに私は胸を熱くさせたのか、お話したいと思います。


詳細は上のリンクからご覧いただくのが1番だと思いますが、私個人はキャッチフレーズである「n=1が教えてくれること、n=1だから気づくこと」に、大きな魅力を感じました。

私は理学療法士のやりがいは、対象者と関わっていく中で生まれるものと思っています。

それは「可動域やADLを良くする」ためだけに関わるのではなく、そのひとのストーリーを大事にして、その文脈に沿って自分たちの役割を考えて介入することを言います。

当たり前のことですが、これが本当に難しくて、10年以上この仕事をしていても、対象者のストーリーを共有して関わっていけた例は多くありません。

ただ、この関わりがハマった時の達成感というのはクセになります。
まさに「この仕事をしてて良かった」と、心から思える瞬間です。
この瞬間、対象者も専門職もwell-beingを得られるとでも言いましょうか。

これはとても大事な感覚だと思うので、アウトプットしたいと考えた私は、このnoteで「理学療法士×well-being×物語」を書くことにしたのです。

実はnoteを知る前は、学会での症例報告でアウトプットすることを考えていました。
しかし、ストーリーの流れを重視した発表などどのようにしていいのかわからず、学会形式の発表は断念したのです。

noteを始めて1年半経った頃、この“症例・事例フォーラム”の開催を知りました。

「n=1が教えてくれること…」

このフレーズは、まさに私が思っていた、「そのひとのストーリーを大事にする」こととリンクしていました。

自分の長年抱えてきた考えをオフィシャルに認めてもらえた気がしました。
それはテンション上がりますよね(笑)

また、私は現在、在宅分野を主戦場としているので、日々接している利用者さんの疾患や生活環境の統一性はありません。

地域や在宅分野では、nを集めるのに苦労します。

ですが、目の前に対象者がいて、その方だからこそ得られる経験や学びがあります。

そして人の数だけのストーリーがあります。
多くのストーリーが集まることで、何か特徴的な課題や、解決策が見出せるかもしれません。

それもとても素敵なことで、この業界の発展には欠かせません。


なんてことを考えた結果、食い気味に参加を決めました!

発表は動画データであらかじめ見て、当日はディスカッションに時間を割くという斬新な取り組みの本フォーラム。

対話型の会にするべく工夫を凝らした取り組みをしていただいた運営スタッフの方々には感謝しかありません!

参加される方々、当日はどうぞよろしくお願いします!

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