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まるごと足部❣️国試対策にも使える!

この記事は100円と書いておりますが、最後まで無料でお読み頂けます。

おはようございます。
ここ最近スタバに行く機会が多いのですが、周りのひとの姿勢が気になってしょうがない嘉本です。(笑)

よく、容姿を改善したいなら
面積の多い部分を優先的にかえること
(姿勢・ファッション・髪・体型)

なんて聞きますが、姿勢は即効性があるなと感じております。スタバでも街中でも周りを見渡して、姿勢がピンとしていると勝手にキチッとした印象を受けます。

0.1秒でできるので、
みなさんで、今日いちにち姿勢を正して過ごしましょう。

はい!(だれ)


では本題へ行きますね!!今日のテーマは・・

足関節をまるごと理解ー国試対策ー


今日に限っては、国家試験対策も兼ねたいので、
1つを深く掘り下げるというよりは、スタンスを広めにとってお送りします。

ですので、気を張りすぎず、読んでいただけると嬉しいです・・ ( ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾


では今日もよろしくお願いします!!



足部と足関節の違い


足関節とは


足関節とは、2つの関節の総称です!!

何と何の総称でしょうか・・??


・・・


距腿関節と距骨下関節の総称です。


・距腿関節「脛骨・腓骨・距骨」から構成
・距骨下関節「距骨と踵骨」から構成


「距骨」を挟んで上下の関節
になります。


距腿関節、距骨下関節・・
漢字にするとなんだか難しそうな印象を受けますが、図でみるとすっごく単純です。距骨の上下の関節と理解すればバッチグーです!!


足部とは

指先〜足首上までの全体を指しています。


・足部は26個の骨(種子骨含めると28個)
→ここから後足部・中足部・前足部の3パート

後足部:踵骨と距骨から構成
中足部:内・中・外楔状骨・立方骨・舟状骨
前足部:中足骨・基節骨・中節骨・末節骨

から構成されています。


こんなこと書いてなんなのですが・・

わたしちょっと前、

「足部は足部なのに、なんで3つのパートに分けるのかな?」って疑問があったのですが・・

あるとき謎が解けました。


これはきっと、前足部と中足部のあいだ・中足部と後足部のあいだには、
関節」があるからだと思います。

前足部と中足部のあいだ  →  リスフラン関節
中足部と後足部のあいだ  →  ショパール関節


関節ということは、動くということ。

前・中・後足部とは名称だけによる分類だけでなく、
各境目には「関節」があり動きを伴うということになります。


これを考えた上で学ぶと、
前・中・後足部に含まれるものと位置関節の名称と位置が一度に理解できますね。

おもしろい!!国家試験のポイントでもありますよ!!


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キーストンである立方骨の役割


以前の薬師寺さんの記事でも立方骨の重要性が書かれていますね。

立方骨は、足部の中で時に重要な骨のひとつです。


立方骨のポイント

・立方骨は可動性が少ない。
・外側縦アーチの頂点



・前方では第4・5中足骨接し、
・内側では舟状骨と外側楔状骨と接し、
・後方では踵骨と接している。


そして、

・前方ではリスフラン関節
・後方ではショパール関節を構成しており、

両方の関節へ影響を与えます。


ここでポイント❣️

縦アーチには、内側と外側がありますが、

内側縦アーチは、
地面と接していない。そのため、外側縦アーチや横アーチの影響を受けて変化します。


立方骨に付着する筋肉

・小趾対立筋
・母子内転筋斜頭
・後脛骨筋
・長腓骨筋
(・短趾屈筋)

などのアーチに関与する筋肉が付着しますが。


外側縦アーチが低下すると、

立方骨は回内・外転・下制
距骨下関節では踵骨は回内し舟状骨も下制。→内側縦アーチも低下する。


反対に外側縦アーチが挙上すると、

立方骨は回外・内転・挙上
距骨下関節では踵骨は回外し舟状骨は挙上→内側縦アーチも挙上する。


立方骨が重要なキーであることがわかりますね!!


立方骨には重要な役割があるため、
足部機能の向上や、歩行やパフォーマンス改善のために評価が大切になっていきます!!


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【 ラストは脂肪体の役割 】

脂肪体とは


まず関節には、
必ずあるべき要素(滑液・滑膜など)と、ときにある要素(脂肪体・関節唇)に分かれますが、脂肪体は必ずある要素ではありません。足部にはあります。


脂肪体の役割


「脂肪」と聞くと、お腹や足をイメージする人が多いと思いますが・・
実は足部にもあって、とても重要な役割を担っています。

この脂肪のことを脂肪体と言います。

脂肪体とは、名の通りで「脂肪組織」

関節の周りに存在して、関節の動きに合わせて「つぶれる・変形する」により、関節の動きをスムーズにしています。


脂肪体のポイント


固有受容器自由神経終末が多く存在。

・固有受容器 : 関節の位置や動きを感知する場所。
(関節包・筋紡錘・腱紡錘などの筋肉や腱の中にも存在)

・自由神経終末 : ここでは痛みの情報を感知し、脳へ情報が送られます。



足部の3つの脂肪体


①ケーラー脂肪体(kager's fat pad)


足関節後方にあるケーラー脂肪体(kager's fat pad)
→ アキレス腱と踵骨上縁と長母指屈筋で構成。
ポイントは、足関節背屈すると平べったくなり、底屈によりたわみます。

ケーラー脂肪体に影響が出る疾患としては、アキレス腱断裂や足関節骨折。


②距骨前脂肪体


足関節が背屈すると、前方の関節包とともに引っ張られたわみ、底屈により平べったく押されます。

距骨前脂肪体は、足関節骨折の炎症や出血の影響を受けます。
また足首の固定によって、不動によって脂肪体が硬化する可能性があります。


③踵骨下脂肪体


踵の触って柔らかい部分のこと。衝撃吸収の機能があります。
歩行での踵接地では、全体重がかかるところです。

アキレス腱や足底腱膜が硬くなると、
距骨下脂肪体の動きやたわみが減ることで疼痛が出現することがある箇所。




ある研究では、

TKA術後症例では脂肪体が硬化し、
その硬化による変化として「柔軟性が低下」が関与しているという報告もある。


癒着が関与するので、主にリリースをかけて可動性を出現させる。
効果はかなり実感しています、個人的なのですが2ヶ月ほどのケーラー脂肪体のリリースで右足関節背角5度の改善しました。




足部の国試対策の記事をかくと事前に言ったものの、

国家試験対策のように浅く広く足部の記事を書くべきか・・
足部のある一点に特化させた内容にするべきか考えました。

今後の参考にさせていただきたいので、意見いただければ嬉しいです!!

最後までありがとうございました!!



ライタープロフィール ♡

( 嘉本 梨花 ーyoshimoto rika ー )

・理学療法士
・PT国家試験対策予備校講師
・PHIピラティスインストラクター


・運営ブログ:片手スマホでPT国家試験対策
・Instagram:Physio365


👉質問があればこちらのLINE@からどうぞ!(もちろん無料!)


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