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自己肯定感を知る意味


自己肯定感って?

定義は決まったものがない。
文献上でも様々な定義が並べられている。
参考例を以下に示してみる。

  • 現在の自分を自分と認める感覚

  • 自分が自分で大丈夫という感覚

  • 自分のありかたを肯定する気持ちであり、自分のことを好きである気持ち

  • 自己に対して肯定的で、好ましく思うような態度や感情

などなど、様々である

自己肯定感には大きく2種類に
分けられている

1つ目は、他者からの評価を通じて生まれ、努力を経た達成感、成功体験から得られるもの。<社会的自己肯定感

2つ目は、自分自身の中だけであり、長所や短所を含めた自分を尊重し、肯定することで得られるもの。<基本的自己肯定感

そして、
自己肯定感は増減を繰り返す、変化するもの

似たような言葉

最近はネット上でも似たような言葉が同じ
ような意味として使用されている。

自尊感情・・・自己に対して肯定的、
       あるいは否定的な態度
(今は肯定的な意味のみを指している事が多い)
自己受容・・・自己のありようを、
       そのまま受け容れること
自己有用感・・他者や集団との関係の中で、
       自己の存在を価値あるもの
       として、受け止める感覚

ちなみに、心理学の文献で、一番使用された言葉はどれだと思いますか?
①自己肯定感
②自尊感情
③自己受容
④自己有用感

答えは・・・


②の自尊感情 でした。

自分の感覚では、ネット上にはあまり出ていない言葉かと。
学術的には、自尊感情が古くから使われているのかも。

ちなみに自己肯定感を構成している要素に
上記の②③④が入っている

自己肯定感が低いと?

自己肯定感が低くなると
・不安感が増える
・失敗する予測ばかりが先行する
・人の目が気になりすぎる
・小さな事に心配が強くなる

その逆、つまり自己肯定感が高いということは
「大丈夫」
「きっとできる」
「自分には何ができるかな」
というような思考になる

自己肯定感を上げる方法

・自分の成果や強みを振り返る
・小さな目標設定と達成で成功体験を
 繰り返す
・他者からのフィードバックを受け、
 ポジティブを生み出す
・新しいスキルを身につける
・自分にポジティブな言葉をかける
・セルフハグ
・睡眠時間の確保

まとめ

自己肯定感を知ることで、
現状の自己肯定感がどの程度なのか、
自分はどのような思考や反応を
しやすいのかを知ることができる。
これだけでも、十分価値がある。

以前に自己受容について書かせて
もらいましたが、やはり自己受容が
自己肯定感の基盤となっている と感じた。
そして、社会や他者との適応や
自己成長のために自己肯定感も過剰にならないバランスは必要。

名言から学ぶ

初めの一歩は自分への尊敬から
自分はたいしたことがない人間だなんて思ってはならない。
それは、自分の行動や考え方をかんじがらめに縛ってしまうようなことだからだ。
そうではなく、最初に自分を尊敬することから始めよう。
まだ何もしていない自分を、まだ実績のない
自分を、人間として尊敬するんだ。
自分を尊敬すれば、悪いことなんてできなくなる。人間として軽蔑されるような行為をしなくなるんだ。
そういうふうに生き方が変わって、理想に近い自分、他の人も見習いたくなるような人間になっていくことができる。
それは自分の可能性を大きく開拓し、それをなしとげるにふさわしい力を与えることになる。自分の人生をまっとうさせるために、まずは、自分を尊敬しよう。

曙光

ここまで読んで頂き、
ありがとうございます!

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