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プレイヤーの時に気をつけている事

見出しの写真は2019年の12月。SWAN DIVEの処女作「輪転の劇場」が作っている自分も気づくのに2週間位かかったんですが、なぜか「円転の劇場」になっていた記念写真(本編には一切関係ない)

マーダーミステリーゲームが興味深いところは、ほんとうに様々な界隈の人が流入していることです。

ゲーム自体の特性によるところが大きいのですが、ものすごい適当に赤ちゃんの積み木遊びくらいおおざっぱに仕分けると

・ボードゲーム方面
・人狼ゲーム方面
・カードゲーム(MTGなど)方面
・TRPG(テーブルトークゲーム)方面
・ゲームあんまやったことない方面
・エンターテイメント界隈
・新しい遊び大好き勢

などなど。言い出すとキリがない。

当たり前のことですが、マーダーミステリーゲームという枠組みの中にはプレイヤーがゲームを楽しむためのルールと共にマナーのようなものがあります。ゲームマスターは様々な出自のプレイヤーが全員楽しむことのできる環境を調整するために事前にルール説明などを通じて、そのシナリオのなかで守ってほしい決めごとを提示します。とはいえ、全部説明していると延々と話さなきゃいけないので、どこまで話すかはゲームマスターの裁量となるわけです(シナリオによってはマスタリングガイドに示されているものもあります、)

一方で、プレイヤーがマーダーミステリーゲームに「求めているもの」はそれぞれです。『推理ゲーム』として挑みたいひともいれば、ハンドアウト(キャラクターシート)に書かれている人物になりきってロールプレイを楽しみたい人。とりあえずマーダーミステリーゲームとは何なのかと知りたい人、これらはその人の性格や考え方もさることながら、どの方面からマーダーミステリーゲームへアプローチしたかによってもある程度の方向性が見えてくるような気がします(あくまでも方向性で、決めつけているわけではないですが)

例えば、マジック・ザ・ギャザリングに代表されるようなカードゲーム系のプレイヤーは「rule is rule」な人が多いという話を聞いたことがあります。ゲームマスターがインストラクションした内容は絶対ですし、例えば調査などで登場したカードに書かれている言葉はそれが全てです。ちょっと不明瞭なことがあったとしても、それはカードに書かれていることが全てという判断をして汲み取る人が多いとか。この話を聞いた時は「へー」と思ったものです。俺だったら聞いちゃうもん。でもこれは良し悪しという話ではなく、そういうものというだけ。

それぞれがゲームに対して求めているものが違えば、ゲームの性質上やむをえないのですが、そこに軋轢や干渉が発生するものです。これらをどうフォローしていくのか、自分にとっても毎回が試行錯誤です。

ゲームマスターとして考えているということは、当然のことなら自分がプレイヤーの時に、このプレイヤーごとの方向性の違いをなるべく互いが尊重しあってゲームを満喫できるようにするにはどうしたらいいかと思いながらプレイしています。今回は、プレイヤーとして自分がどんな事をケアしながらプレイしているかをご紹介します。

そもそもpsykaはどっち派?

マーダーミステリーゲームのスタンスを大きく大別すると「推理・ゲーム処理派」と「ロールプレイ派」に分けられると思います。

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