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【ネタバレあり】公認心理師・臨床心理士が「オトナプリキュア」を見て心が死んだ話

未視聴勢は回れ右

最低限文化的な前振りからこの記事を始めたい。
「オトナプリキュア」1話を見ずにこの記事を読んではいけない。

開始〇秒で涙腺が死ぬ

未視聴勢はいないことを前提に話をしよう。
OPは〇〇ものがたりだ。新宿駅の地下で親の声ほど聞いたやつ。
まずここで涙腺は死ぬ。万が一死なない人は5およびgogo本編を見てからオトナプリキュアを見よう。確実に心がやられる。最高だ。

のぞみ先生とリアリティショック

専門職ぽいことをひとつだけ言えるとすればこれ。
のぞみ先生もりんさんも、そしてほかの4人も直面している理想と現実のギャップ=リアリティショックである。想像がつくと思うがストレスのかかり具合がぱねえし、何なら退職のトリガーになる。
教科書と現実の違いと言っても差しさわりない。劇中の言葉を借りると「出来ないくせに偉そうなこと言うな、ほっといてくれ」「頑張ったんだけど何も変えられなかったよ」あたりが該当する…かな?とにかく心が死にそうなやつだ。

救世主:アイキャッチ

当時の音でやるのは本当に最高だし、死んでいた心が少しよみがえりました。

集う仲間たちと意味深な言葉

ここまで来て伏せる必要はないと思うが、ひょんなことからかつての仲間たちが再集結。飲み会!けってーい!!で終了。「卒業以来ほとんど会ってなかったよね」って言葉は陰キャの王の筆者にはなじみがありすぎるんじゃが、まさかそんなことになっているとは…とは言え、現実的にはあるあるですよね。

なんでもできる!なんでもなれる!フレフレわたし!

ほか作品の言葉を借りるのはマジで筋違いと思いつつも、本作はこの言葉に対するアンチテーゼなのかもしれない。現役プリキュア(という言葉が適切なのかどうかという議論は1週間くらい時間が必要)のときはそう思っていても現実はそうではない。。。ということは往々にしてあり得るのでは?という気持ちとそこをどう乗り越えていくのかというところが気になる次第。そしてみんなはメタモルフォーゼするのか、しないのか…このあたりも気になるところですね。


理想と現実のあいだ(類義語:冷静と情熱のあいだ)

もうこの言葉に尽きると思うのです。プリキュア本編では基本的には「理想」の世界を描いていると思います。そしてそれが適切であり、最高。
一方でプリキュアをこどもの頃に見て育った勢は今まさに社会に出て、現実とのギャップに悩んでいる層ともいえるのかもです(個人的見解)。理想だけでは立ち行かない世界でどう生きていくのか…プリキュアが20年かけて伝えてくれたことをオトナになった我々がどう受け止めるのか。そんな作品なのではないかと想像しています。
※ただし予防線を貼りますとヒープリ~ひろプリと5、5gogo以外は未履修なので解釈を間違っている可能性が割と高い。

というまじめな話はおいておいてココのぞ、ナツこま、シロうら、のぞりん、かれくるという関係性についてどのようになるのかマジ気になってます。早くも違った意味で心が痛いから一思いにやって?という気分です。

まとめ

というわけで(?)プリキュア好きのみなさまはもちろん、心理職のみんなは必修科目だと思う次第だ。できれば5、およびgogo!本編を見ておくとストマックにいいやつが何発も入るけど未視聴であっても楽しめるクオリティすぎる。途中からEDがガンバランスdeダンスになったら無双of無双だ。ということも含めて今後も視聴する次第だ。


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