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DTMはじめました 〜機材を調達する〜


最近Desktop Music 通称DTMに興味を持った人は年代に関わらず多いのではなかろうか。かくいう私も、capsuleの中田ヤスタカ大先生に高校時代から憧れていたものの、打ち込み音楽を作るには「ミュージシャン」という肩書きが必須だと考えていたクチである。しかし、今や国営放送で「ワンルームから音楽を始めよう!」と呼びかけてくれる時代になったのだ。


そんなわけで、デスクワークで凝り固まった重い腰を上げ、機材の調達を始めることにした。社会人になって約10年。固定資産にはならない欲しいものを買うお金にだけでは困っておらず、大して下調べもせず、楽器店に足を運ぶことにした。

一応その前に、7年程前から1人暮らしワンルームの貴重なスペースの一部を占めている電子ピアノが何かしらで接続出来ないかをチェックした。するとMIDIに対応しているらしい。購入当時はこの鍵盤を、MIDIキーボードとして活用させる気は微塵もなかった。しかしこれで点と点が一本の線で繋がった。この時のために、私は何年もこのピアノを手放さなかったに違いない。自分で自分をほめてあげたい。


さて、新宿にある楽器店で対応してくださったのは、空気階段の水川かたまり氏に似た店員さん。かたまり君が話すDTMの情報は妙に信用出来る。
かたまり君にMIDIキーボードとして使える電子ピアノがあることを伝えると、数あるオーディオインターフェースとDAWソフトの中でオススメを教えてくれた。

しかし何故こういう時に、うろ覚えの知識を駆使して「ど素人なのにちょっと知っている風の客」を演じてしまうのだろう。弱いところに漬け込まれてぼったくりに合わないようにするためだろうか。関西人の性かもしれない。


そんな客にも丁寧に説明くれたかたまり君の薦めに従い、オーディオインターフェースはMOTU 2を、DAWソフトと音源についてはCubase 11 Proを、そしてヘッドフォンやMIDIケーブル等をその場で購入。大した知識もなくふらっと来たくせに、10万円の買い物をその場で決断とするする恰好の鴨と化していた。いや、今後太客になる可能性のある良客であったに違いない。
しかし、かたまり君およびその楽器店は追加でしつこく附属品を薦めてくるわけでもなく、あっさり解放され安心した。かたまり君、ありがとう。


次はパソコンである。私は典型的な(?)「形から入りたい男子」であるので、今の低価格低スペックとは別に、意識の高い別パソコンで取り組みたい。これは、ジョギングを始める前にスポーツウェアを買うシチュエーションと全く同じ心持ちである。
楽器屋を後にして家電量販店にそのまま向かう。最早この衝動を止められる者は誰もいない。今日パソコンも買わないといけない気がした。

そして1時間後には、楽器屋の大きな袋を左手に、15万円のノートパソコンを右手に帰路についていた。
おかしい。今日25万円も消費する覚悟で家を出ただろうか……? 
「海外旅行に行けていない分だから大丈夫」「12月のボーナスで何も買っていなかったから大丈夫」「先月プロジェクトが無事終了したから大丈夫」と幸いにも正当化する理由をいくらでも見つけられることが出来るのがこの私である。後悔など時間の無駄だ。25万円分遊び尽くせば良いだけの話というだけだ。


そんなわけで早速我が家でセッティングをし、Youtubeで勉強し始めた。
noteのようにのんびり焦ることなく遊んでいこう。
これからたまにDTMの進捗も記録として残していくことにする。

ポイント①ドラえもんとトキが可愛い




クラシックと現代ポップスが上手く組み合わせたような曲を作りたいなぁ。一世を風靡した平原綾香さんの「Jupiter」に対抗して、奇想天外ポップス「Uranus」で一山当てて副業化を目指してやろうか。

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