精神保健福祉士の試験勉強。

2月1日(専門科目)と2日(共通科目)に行われた、精神保健福祉士の国家試験、終わりました!発表は3月中旬なんですが、自己採点の結果は7割を超えていたのでたぶん大丈夫(例年合格ラインは5割から6割の間)。マークミスとかなければの話ですがね…自分を信用しきれないよ…。

今回の国家試験に向けた勉強方法について書いてみたいと思います。私は通信制の専門学校(2年コース)に所属していたので、1年目は専門科目のレポートと課題が中心でした。レポートを書くときには参考文献を2冊以上読むようにしていました。2年目は共通科目の課題と実習が2本。実習はホントに大変でしたが今回はおいとく。主に試験3ヶ月前からの対策と使った教材などを中心に。

1,全体をざっくり把握
公式テキストの目次を眺めて全体を把握。時間があれば全体をざっと読むことも。出題ガイドラインの頻出論点を調べ(いろんな参考書の各教科最初のページに載ってます)、出題回数が多い分野をチェックしておいて重点的に取り組む。出題が少ない分野は深追いしないようにする。「国試ナビ」の該当範囲も眺める。一問一答の答えだけをとにかく読む。この段階では全体の枠組みと記憶のフックを作る。

2,課題とやり直し
毎月一つの科目から10問の5択問題が課題だったので、正しい選択肢と間違った選択肢の理由がわかるように公式テキストと「国試ナビ」で調べました。調べた単語は索引の項目に印をつけました。何度も繰り返し調べる内容については、どの教科のどのページにあったかをなんとなく覚えるくらいまで繰り返します。この段階ではまだインプット内容の完璧さは求めず、なるべく多くの「単語」と「教科」を結びつけて覚えます。このへんまではだいたい最初の1年半でやってありました。内容のうち半分くらいはわかったかな?と思ったら次へ。

3,一問一答
最初から五択はハードルが高いので、一問一答を繰り返します。問題文を覚えてしまって読まなくても答えがわかるものは飛ばし、何度も間違うものだけを日をおいて2,3回繰り返しました。ここでは単語と「論点」を結びつけます。具体的には、この単語はこの内容のときにこんな単語群と一緒に出題されるようだ、というあたりをつけます。まだよく覚えていない内容は都度「国試ナビ」でチェック。このへんでもうアンダーラインがすごいことになってました。動画授業も適宜受講しました。3分の2くらいはわかるかな、って感じで次へ。

4,過去問と重要事項のまとめ
過去問に取り組み始め、繰り返し問われるがあやふやな論点と内容について、ノートにまとめました。「国試ナビ」を見ても覚えられないものを、1ページ1項目で。国試ナビに載っていない内容は「受験ワークブック」を参照。これも常に右側の過去問出題歴をチェックして、頻出の論点には時間をかけ、そうでないものはさらっと、使う時間にメリハリをつける。
過去問の2回目は間違った問題の論点とやり直しをまとめてA5のルーズリーフ1枚1問で作りました。これを数年分まとめて問題番号順に揃えてぱらぱらと眺める。これでだいたい完成。

5,外出時と直前対策
大きな本やノートを使うときは座って勉強しましたが、外出時の空き時間や寝る前やテスト直前にはコンパクトなもので別の角度から知識を確認していました。
専門は「精神保健福祉士国家試験専門科目キーワード」(へるす出版)、
共通は「社会福祉士国家試験 らくらく暗記マスター2020」
を使いましたがいろいろ出てるのでお好みで。

6,模試とやり直し
模試では本番での教科別の時間配分や、2つ選択問題への対処法、マークシートの練習を意識しました。解答冊子を読み込んで、国試ナビに無かった知識をインプットしました(特に最新の改定内容など)。

7,反省
過去問をさらう時間が足りなかったです。出題形式に結構特徴があるので、そこを秒で判別するくらいまでいきたかったのですが(本来その必要はない;ただの趣味)、そこで立ち止まった問題は試験本番で思ったより間違ってて、そこが反省点かな。あと、生理学や心理学ももう少し時間をかけてやっとけばよかったなーと思っていますが、まぁ深追いしなくても大丈夫な教科ではあります。あと最新の改定や時事っぽい内容も気になりますが所属機関などのプロに選択を任せましょう。

こんな感じですすめました。久々の受験勉強プロデュースは楽しかった。勉強内容自体も役に立ちそうなのでまぁまぁ。現在は就職であっぷあっぷしておりますが、実力勝負の世界はまことに潔くて好きだ。

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