見出し画像

仕事道具17

ひさびさの私の仕事道具紹介ですが、今回は腰袋です。

腰袋とは主にクサビとそのクサビを打つ為のハンマーを入れておくモノです。

以前「仕事道具⑤」の記事で書いていた様に、私は石頭ハンマーと和斧を使い分けているので、それに合わせて腰袋も変えています。

画像2

上の写真の腰袋には、材出し伐倒用に和斧のみを主に入れています。クサビは別にホルダーに3枚、大中小を入れて、まだ必要だと思う現場には腰袋の方に中か大を予備に2枚程度入れる事もあります。

ホルダーを使うメリットは、とにかくクサビを取り出しやすい事です。

とにかく追い口を切り出したら、チェンソーのバーを詰められない様に直ぐにクサビを噛ませたいですよね。ホルダーに収まっていると触っただけで目的のクサビだけを直ぐに取り出す事が出来て、タイムロスが少なくなるのです。

私はこの腰袋とホルダーを真田紐で腰に着けています。

もう一つの腰袋は、切捨て間伐用に石頭ハンマーを入れています。

画像2

これには一緒にクサビを二枚程度入れています。

クサビは中小の2枚、小のクサビは外側のポケットに入れ、中のクサビはハンマーと一緒に内側の大きいポケットに入れています。

状況によってクサビが足らない場合には、周りにある雑木等を加工してクサビを作り使用します。

切捨て間伐でホルダーを使用しないのは、山中を移動している際にクサビを無くしやすいからです。

勿論この腰袋に入れてても落としてしまう事もあるんですが、ホルダーに比べると、圧倒的にその確率は低いと思います。

要するに切捨て間伐はクサビを使用する頻度が少ない為、クサビの取り出しに気を使う事も少ない。一方で材出し伐倒は切捨て間伐に比べて移動範囲が少なく自分の移動した跡をトレースする事ができ、クサビの使用頻度が高いので、無くした場合は前にクサビを使用した抜根との間にあるので探しやすいという点からこのホルダー併用のスタイルになりました。

余談ですが、昨年下の写真のクサビホルダーを購入しました。

画像3

まだ現場デビューしてませんが、ありそうで無かったこのシンプルさ、好きです。

クサビ2枚と石頭ハンマーをコンパクトに装備でき、腰周りがスッキリして動きやすそうです。

ただクサビ、ハンマー共に落しやすそうな気もするし、クサビが2枚しか持てない点も気になる。

機会があれば、使ってみた感想をまた書くかもしれない。

最後に刈り払い作業に使用する腰袋は、切捨て間伐用の腰袋に似た蓋(フリップ)があるタイプを使用してます。

画像4


中には2Lペットボトルに入れた燃料と500㎖のペットボトル飲料水そして丸ヤスリを入れています。これで丁度半日仕事ができる装備です。
蓋の無いタイプだと、この時刈った切屑が飲料水の上部露出箇所に付着してしまいます。冷えたペットボトルには表面に水滴が出る為、常温の燃料の入ったペットボトルより切屑が付着しやすく、飲む際に毎回拭き取る作業が必要となるのです。

というわけで、ちょっとしたこだわりですがこれが道具に愛着を与えて、快適な環境を与えてくれるのです。

以上あくまでも個人的見解で、使い方選び方は人それぞれ。多分明日は安全帯を腰に巻く事になりそうだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?