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厄年だから神社巡る

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というタイトルだが、困った時のみ神社やお寺に行くようなことはしない。大厄という忌むべき年に厄災が降りかかりすぎたことで心が折れた末に、縋り付くしかなかった男の物語。
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2023年12月の記事一覧

厄年を乗り越えろ 京都厄払いの旅 豊かな水と清らかな気が流れる貴船神社

京都の観光ポスターや観光誌でもお馴染みの、灯籠が立ち並ぶ石階段。 貴船神社といえばこちらの景色を思い浮かべる方も多いのではないだろうか。 前回に引き続き京都厄払いの旅を綴って行く。 鞍馬山を下山した私達は、鞍馬山西門から出て貴船神社を目指す。 清らかな水が流れる川を右手に、北へ数分歩くと鳥居が見てくる。 鳥居をくぐると、あの景色が目の前に広がる。 貴布禰総本宮 貴船神社。 濁りの無い清らかな水を表すとのことで、きぶねじんじゃではなく、きふねじんじゃと読むとのこと。

厄年を乗り越えろ 京都厄払いの旅 尊天信仰の霊山 鞍馬山 鞍馬寺 天狗の姿を見た?

京都屈指のパワースポットとも言われる霊山。 風光明媚な景色も魅力の鞍馬山。 その山自体が信仰される尊天の御身体と考えられている。 そもそも尊天とは。 あまりにも壮大なお話で解釈が追いつきません。 鞍馬山、鞍馬寺の本尊は宇宙の自然法則、宇宙の真理そのものである尊天。 鞍馬山で信仰される尊天とは、千手観世音菩薩、毘沙門天王、護法魔王尊の三身一体の本尊である・・・という認識で良いのだろうか。 千手観世音菩薩は知名度もさることながら、一番想像される菩薩像ではないだろうか。 千の

厄年を乗り越えろ 浜松の神社巡り 後編 秋葉山本宮 秋葉神社 出世の神社 元城町東照宮等家康ゆかりの神社参拝

前編を書いた次の日から五日間、京都の神社を巡ってきたのだが、やはり素晴らしく、そして不思議な体験もさせていただいた。 皆さんにお伝えしたいことばかりが溜まってくるのだが、まずは浜松の素晴らしい神社について書いていこうと思う。 前編も是非ご覧いただけましたら幸いです。👇 今回参拝にあがらせて頂いた神社秋葉山本宮 秋葉神社 御祭神 火之迦具土大神 御名の「火」の文字が示す通り火の神様であり、伊邪那岐、伊邪那美の御子神。 火之迦具土誕生の神話では火を纏う火之迦具土を出産の際、伊

厄年を乗り越えろ 浜松の神社巡り 前編 遠江国一宮 小國神社 縁結びの神 大國主命

今回の神社巡りの舞台は静岡県浜松市。 静岡県は頻繁に遊びに来ているのだが、浜松は初めて訪れる。 7時に遠江国一宮 小國神社に到着。 朝方まで雨が降っていたようで、霧が残っており神秘的な雰囲気が漂う。 私は境内社も全て参拝にあがらせていただく。 鳥居をくぐって左側、飯王子社。 御祭神は保食神。 食物の神であり、口から様々な食べ物を生み出すとされている。 保食神はこの口から食べ物を生み出すという力のせいで、非業の死を遂げている。 保食神の元を訪れた月夜見尊をもてなした際、