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学校に行けない理由

学校では楽しそうにしているのに。
家では元気にしているのに。
子どもが学校に行けなくなったとき、大人は不思議に思います。
そして、これは怠けているだけなんだ。これを許したら大変なことになる。
そう感じ強い言葉を投げかけます。

心の中は誰にも見えません。あなたの心の中も他の人からは見えません。
子どもが学校に行けなくなるとき、子どもの心の中にはモヤモヤが渦巻いています。
モヤモヤの理由は大きくわけて2つあります。
それは不安と負担です。

そしてそれは子ども自身も自覚していないこともあります。
言葉に出来ないこともあります。

すると「なんとなく嫌」というあいまいな言葉になります。
でもそれでは大人は納得しないので、問い詰められると原因を一生懸命考えます。嫌なことをたくさん思い出し、大人に訴えます。
するとますます学校にイメージが悪くなって、行きにくくなります。

そして怠けていると感じている大人は強い言葉をかけます。
ときには脅しにさえなるでしょう。
その結果
子どもの不安はますます大きくなり、学校に行きにくくなります。

不安や負担は人それぞれです。
なんでそれくらいと大人の目に見えることもあるかもしれません。
しかし、それまでに我慢してきた積み重ねがきっとあったことでしょう。

今まで頑張ったもんね。少し休んでみようか。
大人自身が「ずっと行かなくなるのでは」という不安を乗り越えて、そう口にすれば、子どもの不安は和らぐのです。

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