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五等分の花嫁 ごとぱずストーリーのレビュー

五等分の花嫁の画集を買ったらおまけでゲームが付いて来た
という皮肉を体現したかのような内容。

CSのゲームなのにログボでお出迎え、この時点で嫌な予感が・・・。

本作は800万DLを突破した人気ソーシャルゲーム
ごとぱず 『五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。』
から育成・パズル要素を省いて、
1年目のシナリオをまとめたアドベンチャーゲームである。
ポケマスが5000万ダウンロードだから雑魚だな。
発売日は2023年6月29日だが、2023年5月25日から一度延期されている。
ごとぱずをやっていない身としては楽しみにしていたのだが、
発売延期をしたのにこのクオリティとは・・・。

評価点

・多くのイラストを見ることが出来る
差分も多いが、それでも普通のアドベンチャーゲームでは
考えられない量のイラストを見ることが出来る。
それに個別のボイスが付いているので、
この点だけは手放しで評価することが出来る。

差分はあれど量は豊富。

・ツンツンしていた時の二乃を存分に味わえる
本作は原作初期を背景にしたゲームであり
要するにまだ二乃と仲良くなる前の時系列。
最近の五等分の花嫁の作品は既にフー君呼びになっている物ばかりのため、
懐かしさを感じられるだろう。

思う存分ツンツンして貰えます。

問題点

・一気に読み進めることが出来ない
ゲームを開始してアニメ一期のダイジェスト版を読むことで鍵が手に入り、
それを使ってイベントを読み進めることが出来るようになるのだが、
アニメを全部読んでも鍵が足りないという状態になる。
結果、午前0時に鍵が手に入るログインボーナス待たなければならない。
しかも、全てのイベント・個別ルートを読むのに必要な鍵の数は
7日分のログインボーナスを受け取らなければならない。

最後のイベントで鍵が足りずに足止めを喰らってしまった。

テキスト量の割にテンポが悪い
一つのイベントを18分割されており、
前編から後編へと移る度に鍵の消費や短くはないロード時間が挟まり、
ゲームへ集中することが出来なくなる。
その癖、テキスト量は多くないため、それに見合った体験は得られない。
どうせならパズルで水増しした方が良かったのでは?

一つのシナリオを18分割、そのせいで非常にテンポが悪い。

・コクハクの結末を使いまわしている
イベントと五つ子個別のルートを全て読み終えたら
コクハク(シーズン1~12)を読むことが出来るのだが、
シーズン1~5、シーズン6~10、11~12の結末は同じなのである。
ファンなら原作前半の二乃は長髪で、後半は短髪なのが周知であり、
このゲームでもシーズン4から短髪になっている。
しかし、シーズン1~5の結末が同じということは・・・。

そう、シーズン4と5ではコクハク時に短かった二乃の髪が、
コクハク直後に伸びているという手抜きを味わうことが出来る。

瞬時に髪が伸びる二乃、きっとウィッグかカツラなのだろう。

・3Dグラフィックが20年前のレベル
控えめに言ってクオリティが低い、ソシャゲの流用だから仕方ないね。
しかも、お値段は6980円。ちょっと高い気がする・・・。
まあ、自分は19980円だったが。

ハードはPS2ではなく、PS4とSwitchである。

総合評価

3点(10点満点)
その他、細かい不満点もあるが、ここで書ききるのは面倒。
五等分の花嫁のゲームでなかったら、控えめに言ってクソゲーである。
このゲームを遊ぶくらいなら
「五等分の花嫁∬ ~夏の思い出も五等分~」
「映画「五等分の花嫁」 ~君と過ごした五つの思い出~」
を強くオススメしたい。

まあ、ファンならその二つは既に遊んでいるだろうし、
後日発売される「五等分の花嫁 ~彼女と交わす五つの約束~」
の前座としてお茶を濁してくれれば、
本作はお布施としての役目を果たしたと言えるだろう。
まあ、これだけ酷評してるけど、
2年目のシナリオをまとめたヤツが出たら買うんですけどね。

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