ジャズベに浮気したらプレべへの愛が爆発した話

2022年くらいに、なにきっかけか忘れたけど、
なーんかやけになった時期があって笑
そのときに、中古の楽器屋で、売り場でふと目に止まった緑のベースがあったんです。AREA Pre2なんとかっていう名前のベースです。
(買ったんだからちゃんと覚えなさい)
結局元が約4万だったのを2万で買いました。
でも、気の迷いで買ったも同然なので、ちょっと弾いたら
すぐに「プレベがいいなぁ」となって、そのベースはしばらく弾かずに放置していました。

それで、フェンダーのプレシジョンベース(略称プレべ)を使っていたんですが、元々、4年前のちょうど今頃、7万円ちょっとで買った、というのもあって、あらゆるところにガタが来てしまっていて、弦もうっかり切ってしまったので、放置していたんです。
(ぼーっとしていて、ペグを回す向きを間違えたら切れた)

それで、ここ数日は冒頭に話した緑のベースを弾いていたけど、、

浮気してる側を疑似体験してるみたいですごい心苦しかった…(大袈裟)
人間に例えていうなら「見た目派手な都合いい女」と付き合ってる感覚で、
もちろん手馴染みはいいし、弾きやすいんだけど、
なんだかなぁ…な感じだった。

高スペックな人と付き合ったとて

なんでもできちゃう、だからつまらない。
そんな印象を受けた。
要は、こちらの思い通りになりすぎる。
つまみをちょっと回すだけで、あからさまに音が素朴になったり、
きらびやかになったりする。
マルチエフェクターとつなげたら最後、
だいたい出したい音は全部出てしまう。

「おもしろくないな」
そう思ってしまった。

やはり私はプレベがいいな。 プレベって人間で例えるとまっすぐ自分を持ってる人みたいで。 どこまでいっても「ぷれべの音」しか出ないし、音変えるのもむずかしいけど、なんか、その不器用さ、自我の強さがかえって魅力というか

「なかなか攻略できないからどうやって納得のいく形で鳴らせるか」みたいな話になってきて、それはそれでやり甲斐のある話だなと思いました。

「もっと実力に合った楽器使いなよ」

この前のライブ(2023年12月)に来てくれたベース弾き(ベースをはじめるきっかけになった人)の知り合いに「実力に楽器が合ってない。もったいない。もっといいの使いな」と言われた。笑
それはうれしい言葉だったけど、なーんか引っかかった。

そういえば、以前、バンドの楽器隊メンバー(ギター、ドラム)に「ぶっちゃけ機材にどれだけ使ってます?」と訊いたことがある。
ドラム担当は、「訊かないで、数えたくない」と現実逃避。
ギター担当のレスペ(レッドスペシャル)はおそらく100万はする。

それに引き換え私は2020年当時7万円の、
初心者時代に背伸びして買ったベース。
逆に考えるとよくそれで音的に張り合えてるな、という話である。
(そもそも張り合えてるのか?)
「買い換えるかぁ…」そのときはそう思った。

買い替えたらこの子はどうなるの?

ということで、どちらにせよ今のメイン機にガタが来ていることは変わりないので、バンドもしばらく休むし(理由はリンク先をみてください)、
この際だからメンテナンスをしようと思った。

もちろん新しいのを買うことも考えたけど、
そもそも休職待った無しでお金がないから気が進まないのと、
正体不明の罪悪感が拭切れないことから、
これはひとまず直感に従ったほうがいい、と思ったので

メイン機自体をグレードアップさせる作戦

を決行することにした(作戦、というほどのものでもない)
内容は以下の通り

ボディ:
・配線チェック
・ピックアップ交換
・その他、全体的なメンテナンス

ネック:あまりにも状態が悪いのでいいものに交換

ちなみに今は、色々あって、以下のようなベースを使っています。

FENDER JAPAN TOMOMI モデルとフェンダーメキシコ(ボディ:アルダー、ネック:メープル指板)を合わせた物。

どういうことかというと、ジャコ・パストリアスみたいに、別々のベースの自分にとって都合のいいところを抜き取って、一本のベースにしています。
こんな感じです。↓

写真を入れる
ネック:フェンダーともみモデル、ボディ:フェンダーメキシコ

なぜこうなったのかは、また別の機会にお話します。

今回のメンテナンス、人間でいうなら、 庶民の子(それも平均よりちょい下)が 中流階級の淑女に変わるようなものと考えている。
いい音で鳴って欲しいので、生まれ変わりを期待している。

(次回に続く)

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