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pru-lifeの詩

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“瞬間のことだからこそグッとくる” 心があたたかくなった瞬間のできごとを詩にしています。日常で感じたごとに更新。日々のつらい現状から逃げ出したくなるときに。やさしい気持ちになって… もっと読む
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消えそうで消えない

傷ついて 頑張って 傷つきながら 頑張って 傷ついても傷ついても 頑張って それでも人は何かに傷つきながら 心の灯火を 大きくしたり 小さくしたりしながら 誰もが身を削って 調整しつつ生きている 灯火が消えそうになるのを 踏ん張っている あなたが諦めずに歩めば 必ず傷を癒す存在が現れてくれる それは一瞬で灯火を 大きくしてくれるもの 消えそうで消えない 消えてしまわぬように 想像以上の驚くほどの あたたかい存在が あなたのすぐ傍に現れる 消えそうで消えな

♪決して忘れない~♪

運転中のラジオから聞こえる歌声 どこか懐かしいような やさしいメロディ。 めずらしく一日穏やかだった日 すんなり歌が入ってくるからね いつも耳に入らないくらい イライラしてるんだ 今日はこどもにガミガミしてないや いっしょに笑ってたよ 小さな幸せみつけた

サインボード

また強い風で あの看板がたおれそう めじるし見えなくなって 迷ってしまいそう 風が吹いた日 あなたに言われた 「おまえ、ひねくれてるよな」 真剣なまなざしで 怖い顔 なに考えてるの? 傷ついた言葉 よく見られたかった 笑っていてほしかった 好きでいてほしかったのに また誰かみたいに あなたもわたしのことを 否定するのね でも大丈夫 でもあなたにも この色は塗れないでしょう もう決して汚れないように 傷つかないように そしてビニールかぶせた わたしのための看板

5月の天

覚えています あれはあなたを あたたかく導くような 包まれるような穏やかな日 この日が来ること 覚悟しながら 見守ること専念して あなたにとって 最善であるように 片隅の明かりに祈りをこめて 悲しまなくていいよ そう感じるなかの ハレバレした空の下 そしてあなたと私を 最後に繋いでくれた天 その日は私の結婚記念日 今日もあの日のような 包まれるような穏やかな日 この5月の空を忘れない

ヒカリ

元気がなかった みらいが不安で いくつもの どうすればいいか 青い空が暗い空 目的地はわかるのに どこを走っているのかわからない とつぜん明かりが見えた 知っている 大切なヒカリ こちらに近づいてくる 私が受け入れられるヒカリ 笑っている かわいい輝き いとおしい輝き 私だけに見える眩しい輝き 私を見ている 照らされている 頼られている 少しの間だったとしても あなたが不安なみらいを 反射してくれたように あなたのこれからのいろんな悩みを 反射してあげ