兵学研究の道標② 『前原透』

前原透(1925~2014)

1 略 歴

1925 鹿児島にて生誕
    陸軍航空士官学校卒業(58期)
1945  終戦、東欧においてソ連の捕虜としての生活を送る
1947?   帰国
1951 警察予備隊入隊
    第4普通科連隊
    幹部候補生学校
    幹部学校(#5CGS)
    第8普通科連隊
    中部方面隊(第3部)
    陸上幕僚監部(第4部)
    西部方面隊(第4部)
    幹部学校教官
    防衛研究所戦史室戦史編纂官⇒戦史部所員
1978 退官(陸将補)、防衛庁教官(戦史部)
1985 戦史部調査員
1993 退職
1993~1994 「「兵学」における基本用語の史的来歴」連載
1994 『日本陸軍用兵思想史』出版
1998 「クラウゼヴィッツ「戦争論」の読み方」連載開始
2003 『戦略思想家事典』出版
2004 「クラウゼヴィッツ「戦争論」の読み方」連載終了
2014 逝去

2 著 作

1981.6 ピーター・ヤング著『第二次世界大戦通史 : 全作戦図と戦況』原書房 一部執筆
1982 前原透著『マニラ防衛戦』(防衛研究所)
1982.10 桑田悦、前原透著『日本の戦争 : 図解とデータ』原書房 共同執筆
1992 前原透著『日本の用兵思想』(陸上自衛隊幹部学校)
1994.8 前原透著『日本陸軍用兵思想史』
(1994.10 原剛による書評(軍事史学))
2003 前原透監修、片岡徹也編『戦略思想家事典』

3 論文等

1981.6 「兵語「会戦」の解の変遷―旧軍用兵思想の一側面」軍事史学
1982.2 「戦史こぼれ話(106)-兵語の変遷(2-1) 」陸戦研究
1982.3 「戦史こぼれ話(107)-兵語の変遷(2・完)」陸戦研究
1982.12 「戦史こぼれ話(115)兵語の変遷(2-1)統率・防御・統帥など」陸戦研究
1983.1 「戦史こぼれ話(116)兵語の変遷(2・完)統率・統御・統帥など」陸戦研究

1983.6 「日本陸軍へのクラウゼウィッツの影響上―兵語「殲滅」「殲滅戦」などから」軍事史学
1983.9 「日本陸軍へのクラウゼウィッツの影響下―兵語「殲滅」「殲滅戦」などから」軍事史学

1985.5 「栄光の象徴ブランデンブルグ門は燃えているか」丸
1985.10 「日本陸軍における「攻防」の理論と教義」新防衛論集
1988.1 「「統帥権独立」理論の軍内での発展経過」軍事史学
1989.3 「日本陸軍の「戦略戦術」についての特有の理解」軍事史学

1989.9 「ルソン島の戦い―圧倒的な米大軍に持久戦を挑む飢餓軍団」歴史と旅
1990.6 「昭和期陸軍の軍事思想―我が国独特の用兵思想の形成経緯」軍事史学
1990.9 「日清・日露の戦役 野津道貫--元帥大将--日清・日露で陣頭指揮した戦将」歴史と旅
1991.9 「特攻玉砕 サイパン玉砕--絶対国防圏の要衝で軍民合わせての玉砕戦」、「特攻玉砕 ルソン島の戦い--圧倒的な米大軍に持久戦を挑む飢餓軍団 」歴史と旅
1992.9 「敢闘玉砕戦 ルソン持久・振武集団 歩兵第十七連隊(第八師団・秋田)」、「敢闘玉砕戦 ルソン持久・尚武集団 歩兵第十連隊(第十師団・岡山)」歴史と旅
1993.9 「戦術基礎シリーズ(1)「兵学」における基本用語の史的来歴(6-1)」陸戦研究
1993.10 「戦術基礎シリーズ(2)「兵学」における基本用語の史的来歴(6-2)」陸戦研究
1993.11 「戦術基礎シリーズ(3)「兵学」における基本用語の史的来歴(6-3)」陸戦研究
1993.12 「戦術基礎シリーズ(4)「兵学」における基本用語の史的来歴(6-4)」陸戦研究
1994.1 「戦術基礎シリーズ(5)――「兵学」における基本用語の史的来歴(6-5)」陸戦研究
1994.2 「戦術基礎シリーズ(6)――「兵学」における基本用語の史的来歴(6・完)」陸戦研究
1995.3 「兵学用語としての『統帥』(の来歴を見て思うこと)」陸戦研究

1995.12 「第二十九回(平成七年度)軍事史学会大会報告」軍事史学
1997.7 「加登川先生を偲んで」陸戦研究
1998.1~2004.9 「クラウゼヴィッツ「戦争論」の読み方(1~67)」陸戦研究
1999.6 「反論―「クラウゼヴィッツの戦争は終わった」に対し」陸戦研究
1999.11 「クラウゼヴィッツの視点から「軍事力の本質」を考えるー新刊『軍事学入門』に関連して」防衛学研究

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