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zappak: 2024年2月リリースの作品紹介

皆さま、2024年いかがお過ごしでしょうか。
zappakは約1週間後の2月1日(木)に新しく3作品をリリースいたします。ご興味ありましたらご購入ご検討ください。お店からの取り扱い希望のご連絡もお待ちしております。以下、各作品の情報紹介です。

p.o.p. (psychology of perception) [Alien Stewardess]
(zappak-008)

( 2CD: 2,800円 / DL: 1,200円 )

p.o.p.(psychology of perception/知覚心理学)はベルリン在住のReinhold Friedl(ピアノ)、Elena Kakaliagou(フレンチ・ホルン)、Nora Krahl(チェロ)、Hannes Strobl(エレクトリック・ベース)によるグループ。
彼らの3つ目の作品[Alien Stewardess]は彼らの主題に忠実であり続け、知覚心理学と運動記憶に着目し、これまで作品での研究トピックにもとづいて構成され、さらに深められている。タペストリーや織絨毯(類似性のパターン、リズミカルなひねり、そして多様な音色)のような反復と差異による[Täbriz] (Monotype Records / 2013)、そしてサウンド・アーキテクチャーと日本の華道芸術の探究(常に変化する組み合わせで選択的に収集された素材)による[Ikebana] (FMR / 2016)。
[Alien Stewardess]では以下の問いに着目している。それは、演奏家の身体は何を知っているのか、というもの。4名それぞれの演奏家自身のサウンドや身体記憶は干渉のネットワークを作成し、それによって官能的、三次元的、有機的な音の運動学的視点の掛け算をおこなうというもの。それでは宇宙人のスチュワーデスによるガイドに身をゆだねて、時間と空間の内外を行き交いましょう!素敵な旅をお楽しみください...。
※本作は2枚組の作品となっております。

増渕顕史 & 諸根陽介 [Particles and Waves]
(zappak-009)

( CD: 2,000円 / DL: 1,000円 )

2023年1月、zappakは増渕顕史諸根陽介のデュオによる即興演奏のイベントを企画した。増渕は主にアコースティック・ギターによる即興演奏をおこなっている。対する諸根は複数台のファンクション・ジェネレーターを使用した演奏をおこなっている。本作は彼ら二人による初共演の記録である。
ここでの増渕の演奏は、相手の音に呼応するというよりも、むしろ諸根の出す持続音の上で終始自由に爪弾くようなスタイルをとっている。諸根のサウンドは潔さのある持続音が中心だが、非常に緩やかに形を変え、断続的に音が途切れたり低音を強調したりしながら増幅されていき、その存在感を増してゆく。大きなフローの中でお互いの音は融和する。アコースティックとエレクトロニックという異なる質感のコントラストと対話の手法を是非この演奏から感じていただきたい。

香村かをり & 廣瀬寛 [Diastrophism Dance]
(zappak-010)

( CD: 2,000円 / DL: 1,000円 )

さまざまなグループに所属し韓国の伝統打楽器を使用した演奏に取り組む香村かをりと、主にチューバによる演奏をおこなう廣瀬寛。そんな二人がはじめてデュオでの即興演奏をおこなったのが、今回録音された公演であった。
ここでの香村は、抑揚のバランスを取りながらも終始強い打撃で音や空間と向き合っていた。対する廣瀬は低い位置に傾けたチューバから動きをもったうねりのある音を吹き鳴らし、極めて抽象的かつ動きのある音で呼応した。激しくぶつかり合うようなこの演奏の録音は、当日と同じように大きな音量で聴いていただくことを推奨する。

以上、今回のリリースは3作品でした。2月1日よりレーベルのBandcampページにて販売開始しますので、ご興味ありましたらチェックしてみてください。また、国内いくつかの店舗でも取り扱っていただけるかもしれませんので、そちらのほうが都合がよいようであればそちらもご利用くださいませ!


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