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免疫項目の二つ目!NK細胞活性とは??

昨日は、免疫項目のうち好中球貪食能について見てきました。今日は、2つ目、NK細胞活性についてです。

NK細胞(ナチュラル・キラー細胞)は、キラーの名のつく通り、殺し屋でございます!画像をご覧になると一目でわかると思いますが、がん細胞やウィルス感染細胞を片っ端から攻撃するリンパ球です。

昨日の好中球もそうですが、自然免疫に重要な役割を担うと考えられています。

面白いのは、敵味方を瞬時に判断するところです。NK細胞には活性化型レセプターと抑制型レセプターがあり、がん細胞やウィルス感染細胞がいると、活性化型レセプターが反応し攻撃を加えます。

反対に、正常な細胞には抑制型レセプターが攻撃しないよう抑制します。これは正常細胞の表面に「MHCクラスI」と呼ばれる目印があります。ウィルス感染や癌化していると、このMHCクラスIが細胞表面から消え、異物とみなし攻撃するように出来ています。

癌は正常な方でも一日にいくつかのがん細胞は出来ていると言われてますよね。免疫力でそのがん細胞を撃退していると、私の中では理解してきましたが、実際にはNK細胞がMHCクラスIの有無を判断し、除去していたんですね!

NK細胞は20歳をピークにその数は低下し、活性も低下していきます。

NK細胞活性が免疫を示す項目の一つであるということですね!

明日は、T細胞増殖について書きたいと思います。