C型慢性肝炎に対するインターフェロン治療へのSVRは、HCC発生リスクを低減


Yoko Yamagiwa et al., “Response to Antiviral Therapy for Chronic Hepatitis C and Risk of Hepatocellular Carcinoma Occurrence in Japan: A Systematic Review and Meta-Analysis of Observational Studies,” Scientific Reports 13, no. 1 (March 1, 2023): 3445, accessed March 5, 2023,

https://www.nature.com/articles/s41598-023-30467-5.

日本では、肝細胞がん(HCC)はがん死亡の主な原因であり、C型肝炎ウイルス感染はHCCの主な原因である。日本におけるHCC発生リスクに対するC型慢性肝炎の抗ウイルス療法に対する患者の反応を評価した公表研究の系統的レビューとメタアナリシスを実施した。論文は、PubMedを通じて事前に決定した用語を用いて検索し、タイトルと抄録でスクリーニングし、インターフェロン(IFN)ベースまたはIFNフリー療法に対するHCC発生、日本人研究、2年以上のフォローアップなど事前に決定した基準に従って全文評価により選択した。HCC再発に関する研究は除外した。選択した研究のデータを用いて、ポアソン回帰モデルを用いた人年法で粗発生率比のプール推定値を算出し、ランダム効果モデルを用いて各研究が報告した潜在的交絡因子を調整したハザード比のプール推定値を算出した。
合計26件の研究が同定されたが、選択プロセスの結果、すべてIFNベースの治療法のみを検討したものであった。
25研究のプール推定値(95%信頼区間[CI])は、100人年あたりのHCC発症率がSVR(Sustained virologic response)で0.37(0.33-0.43)、非SVRで1.70(1.61-1.80)、発症率比(SVRと非SVR)で0.22(0.19-0.26)。8件の研究の潜在的交絡因子で調整したHCC発症率のハザード比(95%CI)のプール推定値は0.25(0.19-0.34)であった。
C型慢性肝炎に対するインターフェロン治療へのSVRは、HCC発生リスクを低減する。

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抗ウイルス療法を受けた患者(SVR対非SVR)において、潜在的な共変量で調整したHCC発症のハザード比のプール推定値のフォレストプロット(8試験で)。HCC肝細胞がん、SVR持続的ウイルス学的反応、HRハザード比、CI信頼区間。

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