2023GOLDレポート

2023GOLDレポート
https://goldcopd.org/2023-gold-report-2/

変更点

https://goldcopd.org/wp-content/uploads/2022/12/KEY-CHANGES-GOLD-2023-2.pdf


GOLDガイダンスの解説
https://www.medscape.com/viewarticle/985970
1)category E:増悪のE 、ICS使用の指標としての好酸球数が重要
2)治療決定はFEV1/FVCや気道閉塞の程度により行われるのではなく、treatable traitによりなされる。symptom burdenや増悪病歴が治療のdriveである。重症急性増悪はEDや入院必要性を定義。中等度増悪は全身性ステロイドand/or抗生剤使用であり、EDや入院まで必要でないもの
3)2023年ガイダンスでは、旧のA -B -C-Dアルゴリズムは数年間の病歴聴き取りでなされたが、今回治療naiveな患者へのグループA、B、Eへ置換された。A群、B群は増悪が非常に少ない患者、つまり中等度増悪が1回以下、COPD関連の入院がない患者を示す。E群は著しい増悪をした患者、つまり全身性ステロイドや抗生物質を必要とする中等度増悪が2回以上、またはCOPD増悪による入院やED受診がある患者を表す。A群は比較的症状が軽く、気管支拡張剤の投与が推奨される。B群は症状負担が大きく、気管支拡張薬の2剤併用療法を開始することが推奨される。
4)ATSは初期治療として、リスク増加はないということでdual-bronchodilatorを初期治療として推奨。single bronchodilator開始し症状残存するならdual-bronchodilatorにbump upする。
5)E群では、将来の増悪リスクが高いため、ガイドラインでは気管支拡張剤2剤併用療法を開始することを推奨しています。血中好酸球数が300個/μL以上の場合は、LABA、LAMA、ICSの3剤併用療法を開始することを検討する。 次に、フォローアップ療法を推奨する。気管支拡張薬1剤投与で息切れの症状が続くようであれば、気管支拡張薬2剤投与に切り替える。
もし患者が気管支拡張剤単剤治療で増悪し、好酸球数が300cells/μL未満であれば、気管支拡張剤単剤治療に変更する。好酸球数が300個/μLを超える場合、または患者がすでに二重療法を受けていて好酸球数が100個/μLを超える場合は、LABA/LAMA/ICS吸入器による三重療法にエスカレートさせる。
ロフルミラストとアジスロマイシンは、重症COPDで好酸球数が100cells/μL未満で2剤併用療法を行っている患者や、3剤併用療法を行っても増悪する一部の患者への治療法として言及されている。
また、外来での増悪が2回以上、あるいは病院での増悪が1回でもあれば、3剤併用療法にエスカレートすることを躊躇してはいけない。
その他の推奨事項としては、禁煙の重要性、50歳以上の患者さんに対するCOVID、インフルエンザ、肺炎球菌、百日咳(dTaP/dTPa)および帯状疱疹のワクチン接種、重度の安静時慢性低酸素血症の患者さんに対する運動、活動、肺リハ、酸素療法の重要性の強調が挙げられている。
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