IPFと線維性過敏性肺炎(fHP)の外科的生検 vs クライオバイオプシー MDD診断

Fortin氏らが、局所MDD後に慢性びまん性ILDと分類不能または低信頼性診断された患者に、1回の手術でTBCBとSLBを行ったカナダの多施設前向き研究(カナダICE[CAN-ICE])の結果を報告した(11)。組織学的評価は3人の病理医が盲検で行い、症例は3人の独立した学際的ILDチームによって、まずTBCBの結果(TBCB-MDD)を考慮し、次にSLBの結果(SLB-MDD)を考慮した上で議論された。結果は、病理組織学的レベルとMDDレベルの両方において、TBCBとSLB間の施設内および施設間の診断の一致を含むものであった。また、IPFと線維性過敏性肺炎(fHP)のSLB-MDD診断を受けた患者におけるTBCB-MDDとSLB-MDDの施設内診断一致度の事後サブグループ分析も実施した。その結果、TBCB-MDD/SLB-MDDの診断一致率は中程度(61.7%、k = 0.46)であり、ほとんどの不一致症例はIPFのTBCB-MDD診断に関連していたがSLB-MDDでfHPと分類された。本研究で初めて評価された施設間一致度は、TBCB-MDDでは非常に低かった(k = 0.29)のに対し、SLB-MDDではかなり高かった(k = 0.71).重要なことは、TBCBとSLBでは、それぞれ13.3%と6.7%の症例で、基礎となるILDが分類不能なままであったことである。この研究から得られた重要なメッセージは、FHPとIPFを確実に区別するTBCBの能力が限られているということです。残念ながら、IPFとfHPの鑑別診断はそれ自体難しいものであり(12)、SLBの結果が得られても自信を持って分類できない症例が3分の1もある(13)。興味深いことに、CHILL研究では、8人の患者でfHPの最終診断が確立され、そのうち5人はSLBの病理検査で通常の間質性肺炎のパターンを有していた(11)。したがって、fHPの診断がすべてのILDsの中で最も観察者間一致度が低いのは当然である(14)。

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Lung Cryobiopsy Versus Surgical Lung Biopsy for Diagnosing Fibrotic Interstitial Lung Disease: Still Looking for the “Perfect” Trial | American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine (atsjournals.org)




Fortin, Marc, Moishe Liberman, Antoine Delage, Geneviève Dion, Simon Martel, Fabien Rolland, Thibaud Soumagne, et al. “Transbronchial Lung Cryobiopsy and Surgical Lung Biopsy: A Prospective Multi-Centre Agreement Clinical Trial (CAN-ICE).” American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine 207, no. 12 (June 15, 2023): 1612–19. https://doi.org/10.1164/rccm.202209-1812oc .

【理由】 間質性肺疾患(ILD)の診断のための経気管支凍結生検(TBCB)は有望な結果を示しているが、一致する外科的肺生検(SLB)との前向き研究では矛盾する結果が得られている。
【目的】 我々は、びまん性ILD患者において、TBCBとSLBの病理組織学的および集学的検討(MDD)レベルでの施設内および施設間の診断の一致を評価することを目的とした。
【方法】  多施設共同前向き研究において、SLBを希望する患者を対象に、TBCBとSLBをマッチングして実施した。3名の肺病理医による盲検レビューの後、全例が3名の独立したILDチームによるMDDでレビューされた。MDDは、まずTBCBで行い、2回目にSLBで行った。施設内および施設間の診断の一致は、パーセンテージと相関係数を用いて評価した。
【測定方法と主な結果】 20名の患者を採用し、TBCBとSLBを同時に実施した。TBCB-MDDとSLB-MDDの施設内診断の一致は、60対の観察結果のうち37対(61.7%)で達成され、Cohenのκ値は0.46(95%信頼区間[CI]、0.29-0.63)であった。
診断の一致は、TBCB-MDDで高信頼度または確定診断の症例(29例中21例[72.4%])で増加したが、有意ではなかった。
また、SLB-MDDで線維性過敏性肺炎よりも特発性肺線維症と診断された症例でより高かった(16例中13例[81.2%] vs 31例中16例[51.6%];P = 0.047 )。
症例の施設間一致率は、SLB-MDD(κ = 0.71 [95% CI, 0.52-0.89] )がTBCB-MDD(κ = 0.29 [95% CI, 0.09-0.49] )より顕著に高かった。
【結論】 本研究では、ILDに対するTBCB-MDDとSLB-MDDの診断一致度は中程度であり、施設間一致度はTBCB-MDDで良好、SLB-MDDで有意であることが示された。
www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。】

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