サルコイドーシス:VTE(肺塞栓症または深部静脈血栓症、およびそれぞれ個別に)のリスクが高い

サルコイドーシス患者は、一般集団と比較して長期的にVTE(肺塞栓症または深部静脈血栓症、およびそれぞれ個別に)のリスクが高い

Long-term risk of venous thromboembolism in sarcoidosis: a nationwide cohort study
Adelina Yafasova,
CHEST Published:January 28, 2024
DOI:

https://doi.org/10.1016/j.chest.2024.01.042


要約: written with ChatGPT4

- 背景: 慢性炎症が静脈血栓塞栓症(VTE)のリスクファクターとして認識されていますが、全身性エリテマトーデスや関節リウマチなどの他の炎症性疾患と異なり、サルコイドーシス患者におけるVTEリスクに関するデータは少ないです。
- 研究の問い: サルコイドーシス患者は、一般集団と比較して長期的にVTE(肺塞栓症または深部静脈血栓症、およびそれぞれ個別に)のリスクが高いか?
- 研究デザインと方法: デンマークの全国登録簿を使用し、以前にVTEを経験していない18歳以上の新たに診断されたサルコイドーシス患者(1996-2020年、2回以上の入院/外来診療)を、年齢、性別、合併症で一般集団の個人と1:4でマッチングしました。主な結果は静脈血栓塞栓症でした。
- 結果: サルコイドーシス患者14,742人とマッチした個人58,968人(中央値年齢44.7歳、男性57.2%)を含みました。中央値のフォローアップ期間は8.8年でした。
サルコイドーシス患者と一般集団の10年間の絶対リスクは、VTEで2.9%対1.6%(P<0.0001)、肺塞栓症で1.5%対0.7%(P<0.0001)、深部静脈血栓症で1.6%対1.0%(P<0.0001)でした。
多変量コックス回帰分析では、サルコイドーシスは診断後最初の1年間(VTE: HR 4.94 [95% CI, 3.61-6.75])およびその後(VTE: HR 1.65 [95% CI, 1.45-1.87])で一般集団と比較して全ての結果の増加率と関連していました。
これらの関連は、がんの既往歴のある患者を除外し、フォローアップ中にがんを発症した患者をセンサリングしても維持されました。サルコイドーシスの有無にかかわらずVTE患者の3ヶ月死亡率には有意な差はありませんでした(調整HR 0.84 [95% CI, 0.61-1.15])。
- 解釈: この全国コホート研究では、サルコイドーシスは一般集団と比較して長期的にVTEのリスクが高いことが関連していました。

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