中等度から重度の急性低酸素呼吸不全:vv-ECO2R+Lower tidal volume ventilation

中等度から重度の急性低酸素呼吸不全患者への換気法の報告で、質問紙法によるアウトカム効果比較ということでやや微妙
でも確かに確実な効果が示せていない・・・長年検討されてきた換気

Andrew J Boyle, Clíona McDowell, Ashley Agus, Danielle Logan, Jonathan D Stewart, Colette Jackson, Jeanette Mills, James J McNamee, and Daniel F McAuley. “Acute Hypoxaemic Respiratory Failure after Treatment with Lower Tidal Volume Ventilation Facilitated by Extracorporeal Carbon Dioxide Removal: Long-Term Outcomes from the REST Randomised Trial.” Thorax, October 5, 2022, thoraxjnl-2022-218874. https://doi.org/10.1136/thorax-2022-218874 .

はじめに 静脈体外式二酸化炭素除去(vv-ECO2R)によって促進されるLower tidal volume ventilation(低一回換気)は、急性低酸素血症呼吸不全(AHRF)患者の90日死亡率を改善しない。この解析の目的は、この治療戦略が長期転帰に及ぼす影響を評価することである。
この試験は、中等度から重度のAHRF患者の治療において、vv-ECO2Rにより促進される低一回換気(介入)を標準治療と比較した英国全体の多施設ランダム化臨床試験であるREST試験の事前規定解析である。2年後までの死亡率が評価され、1年後の生存者では呼吸機能、心的外傷後ストレス障害、認知機能、健康関連QOLが標準化された質問票を用いて評価された。
結果 REST試験に登録された412例のうち、391例(95%)で2年後の死亡率データが得られた。死亡までの期間には介入と標準治療の間に差はなかった(HR 1.08(0.81, 1.44);log-rank検定 p=0.61)。1年時点で生存していた161例の患者が少なくとも1つの質問票に回答した。呼吸機能、心的外傷後ストレス障害、認知機能障害、健康関連QOLに介入群と標準群との差はみられなかった。
結論vv-ECCO2Rにより促進される低一回換気は、中等度から重度のAHRF患者の1年死亡率に影響を与えない。アンケートに回答した患者のうち、長期的な呼吸機能、心的外傷後ストレス障害、認知機能障害、健康関連QOLに対する治療効果は認められなかった。
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