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読むSOZO KOTOTOI RADIO #7:小説の1行目研究会「小説の1行目」から、想像トーク!

毎週木曜AM7:00に更新中の音声コンテンツ「SOZO KOTOTOI RADIO」。このラジオの公式note担当、本間海鳴と申します。こちらのnoteでは、更新されるラジオの要約と、ラジオを聴きながら私が考えたことや想像したことなどを文章の形でお送り致します!

このラジオでは、毎週本の一節を紹介し、そこから着想を得て想像・妄想した、 未来の社会や人の価値観の変化などを超主観トークでお届けしています。

ラジオパーソナリティはオリジナルミュージカルを制作・興行する株式会社Protopia代表の水島さんとアシスタントのわかなまちゃんです。

それでは、第7回の内容も振り返っていきましょう!


今回の一節📗

第7回で取り上げられたのは、小説の1行目研究会「小説の1行目」からこの一節。

「片桐正俊がはじめて私の前に現れたのは、一九五一年四月二十一日の夕方であった」
小説の1行目研究会「小説の1行目」

昭和10年から平成18年上半期までの、芥川賞・直木賞受賞作品300冊から『一行目』だけを抜き出しているこちらの本。作家の名前も、本のタイトルも書かれていないたくさんの『一行目』の中から、今回選んだのはこの一文です。さて、この一文からどんな妄想が広がっていくのでしょうか?

第7回目のトーク内容💭

今回の主なトークテーマは、『周りの人と関わる愛おしさ』。
今回紹介された一文は、日常をドラマチックに変えてくれる一文です。一説に書かれた名前と出会の日を、自分の身近な人に置き換えてみます。すると、自分とその人との出会いから現在までが、ぶわーっと蘇ってきませんか? 今まで自分に関わってくれた人たちのことを見つめ直し、素敵な出会いだったことを思い出せる構文なのではないか、という話から妄想はスタートしていきます。

過去出会った人を振り返ると、当時どうしても苦手で、今では連絡を取らなくなってしまったという人もいますよね。でも、今もう一度その人と会えば、関係性は変化するかもしれません。その人と会っていない間、自分もその人も色んな経験をし、成長をしてきたからです。人との出会いで大切なのは、タイミングと縁。今回のラジオでは、自分の人生で出会ったすべての人が愛おしい存在であることを伝えるためのストーリーアイデアが生まれていきます。

舞台は同窓会。大人になったクラスメイト達は、会っていなかった間にどんな経験をし、どんなふうに考え方が変化したのか。1人1人の個性豊かな人生を、オムニバス短編小説のような形式で描きます。
もしかすると作中のキャラクターと似たクラスメイトがあなたにもいるかも。当時は苦手だったけど、あの人はこういう理由であんな振る舞いをしたのかもしれないな……と考え直せたら、周りにいる全ての人を愛おしく感じるきっかけになるのではないかと思います。
さらに、クラスメイト全員分の短編ストーリーを作っておいて、演者の数に合わせてストーリーを選ぶなんていうミュージカル作品があっても良いかもしれません。そこで、同じタイトルでも中身が何パターンも存在する面白い形式のミュージカルができるのではないか、という妄想も。観る度に新鮮なミュージカルが生まれそうです。数十人分のストーリーを作ることが大変ですが……汗

世界中にはたくさんの人がいますが、多くは自分の人生に全く関わらない人です。今、自分に関わってくれた人たちはみんなかけがえのない存在ですが、苦手だったり衝突したりしてそう思えなくなることもしばしば。ですが、立ち止まってこれまでのことを振り返り、思い出の中だけでも全ての人を「大好き」だと思っていたいですよね。

本間の感想🤔

出会った人のことを愛おしく思う、って本当に難しいんですよね。でも、繋がりがある人ってやっぱりかけがえのない存在なんだよな、と再確認できる回でした。ラジオ内で水島さんがおっしゃっていたのと同じで、正直私もあまり性格が良い方ではないので、「みんな大好き!」という気持ちにはなかなかなれずにいますが……今回紹介されてた一文を、色んな人に当てはめてみることから始めよう。

ラジオ内でも言われていた、『マンションの窓を見て、住んでる人のことを考える』というの、私もやったことがあります。人の人生のことを聞いたり考えたりするのって楽しいんですよね。『事実は小説よりも奇なり』っていう言葉がありますがまさにその通りで、聞いてみたら「何それ!?」っていう経験をしてる人がいっぱいいる。そういうのを聞く度に、人生というものの奥深さを知れて、結果想像力が豊かになって、見知らぬ人にさえ感情移入できたりしてしまう気がします。

人を愛おしく思うきっかけになる創作、創作者なら絶対に作っておきたい題材だなと思います。個人的に、自分から見て「そんなわけないやろ!」っていう設定の人物、つまり少数派の苦悩とか悩みをリアルに描けたら、読者の視野を広げる助けになるんじゃないか……とずっと考えています。例えば、「めちゃくちゃ明るくてコミュ力高くてみんなに慕われていて悩みが無さそうに見える人」とか。「昆虫に恋をした人」とか。「まだ何も見つけられておらず誰にも犯行を気付かれていない殺人犯」とか。そういう、自分から見た『極の少数派』を知れば、みんなおのずと周りの人への理解もしやすくならないかな。
自分の創作をきっかけに、「誰かを愛おしく思えるようになりました」って言われたら、これ以上ないくらいの褒め言葉ですよね。だってその人の人生を変えたことになるんですから。

皆さんもぜひ、今まで関わった人たちのことをじっくり思い出してみてくださいね!


↓↓第7回目の本編はこちらからお聞きになれます↓↓

タイトルにもなっている「KOTOTOI(言問)」には、「共に語ること」という意味があります。このラジオを通して、パーソナリティであるお二人の想像・妄想を広く知ってもらうこと、そして、リスナーの想像・妄想も広げ、色々な意見や考えを互いに知ることを目的としています。誰かの妄想から着想を得て、自分の想像力をどんどん豊かにしていくのが「KOTOTOIラジオ」の目指すところらしいです。

聴いた人の想像力も刺激し、新たな考え方を取り込むことができる「SOZO KOTOTOI RADIO」。本編ラジオも、noteも、どうぞよろしくお願いいたします。ぜひ皆さんの想像・妄想もお聞かせください!

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