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0263 - エアコンを使わない生活

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すっかり夏になっている。昨年の春に東京から地元静岡へ生活拠点を移したので、Uターンしてから2度目の夏だ。

東京にいた頃と比較すると、夏の過ごし方として大きく変化した点が1つある。それは「エアコンを使わない」ということ。

海が近い平野で周りには田んぼも多い土地柄。住宅の密度も低く、基本的に2階建て以上に高くそびえ立つ建物も無い。地面はアスファルト面よりも土や水のほうが多く、とにかく風がよく通るので窓を開けて必要に応じて扇風機を回せば充分という環境。

エアコンに頼らない生活になって良かったのは、外出する際に真夏の暑さへ飛び込んでもしんどさを感じなくなったこと。

東京暮らしの時は、夏の日中に建物から外へ出た瞬間「ふへぇ〜」となって明らかに体と心が重くなる感覚があったが、今は全く無い。エアコンの効いた建物から外に出るのは異空間への移動で、エアコン無しの家から外に出るのは地続きな移動だから負担にならないようなイメージだろうか。

もう1つ、エアコンに頼らない生活になって良かったと感じることがある。それは「風の気持ち良さが存分に味わえる」という点。

仕事部屋&寝室は2階ということもあり、より風通しが良い。デスクのすぐ横がベランダに通じる扉だったり、寝室もベッドのすぐ横が窓だったりで、時折やんわりと吹き込んでくる風がものすごーく気持ちいいのだ。特に、軽く昼寝しようと日中にベッドで寝転がっている時に吹き込む風の心地良さたるや。サウナ→水風呂→外気浴で感じるのに勝るとも劣らぬ本気の極楽感でたまらない。

↓ベッドで寝転がっている時の視線

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もちろん、エアコンを使わない分「暑いな」と感じることも多々ある。エアコンを使えば「不快」は確実に避けられるだろうが、代わりに「ふとしたご褒美としての極楽」も味わえない。

どのみち我慢できるレベルの暑さだし、それなら「確実に不快を避ける」よりも「ちょっとばかしの暑さは気にせず、たまの極楽を味わえる暮らし」を今後も選んでいきたい。


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